映画を観た記録167 2023年12月2日 ラオール・ウォルシュ『遠い太鼓』
Amazon Prime Videoでラオール・ウォルシュ『遠い太鼓』を観る。
勇壮な映画。
1951年公開の映画で、水中撮影をできていたのか、と驚き。
夜は「アメリカの夜」を使っている。
物語はアメリカ合衆国に抵抗するセミノール族とアメリカ合衆国の戦い。合衆国の大尉はゲイリー・クーパー。ゲイリー・クーパーはこのとき50歳。その50歳が川に入り、セミノール族の首領と一騎打ちで闘う。ゲイリー・クーパー、すごいとしかいいようがない。
ウイルヘルムの叫び、という音響をこの映画で初めて使われたということだ。矢やナイフで殺されたときに叫ぶ声、この音響素材は『スター・ウォーズ』にも使われているということだ。
この映画ではセミノール族は悪く描かれているが、アメリカに負けていない誇りあるインディアンというのが現実のセミノール族である。セミノール族は現在は、フロリダ州の自分たちの土地での主権を確立し、観光、カジノなどで暮らしているということだ。
ラオール・ウォルシュは1915年から監督をはじめている。
生涯で100本作ったということである。それもすごいとしかいいようがない。
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