映画を観た記録160 2023年11月18日  アイダ・ルピノ『ザ・ヒッチハイカー』

Amazon Prime Videoでアイダ・ルピノ『ザ・ヒッチハイカー』を観る。

冒頭に、長々とテロップが流れるが、この映画はその70分である、と締めくくられる。要約すれば、事実に基づく、というアメリカ映画定番の字幕がおかれる。

しかし、日本映画の場合、概ね、逆がほとんどで、フィクションというのが冒頭に置かれる。フィクションは当たり前ではないか。日本映画のこういう字幕を観るたびにしらける。

それはともかく、ヒッチハイカーに見せかけた強盗犯が、二人の男友達が乗った車をカー・ジャックする。その緊迫に満ちたドラマをメキシコを舞台に展開する。二人組はエドモンド・オブライエンとフランク・ラブジョイである。と書いても、私は知らない俳優。Wikipedeiaでフランク・ラブジョイを検索すると、英語で書かれているので、日本では全く知られていないのだろう。強盗役のウイリアム・タルマンもWikipediaは英語。日本では知名度が低いのだろう。

監督はアイダ・ルピノ。アイダ・ルピノは俳優としても活躍しており、ニコラス・レイの『危険な場所で』やサム・ペキンパーの『ジュニア・ボナー』にも出演している。

本作品は小品ながらも、サスペンスあふれる傑作である。

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