ヘイトスピーチとは

ヘイトスピーチとは、誤解されているが、単なる暴言ではない。バカやアホ、ファック・ユー、サノバビッチ、キチガイ、死ね、などなどの暴言がヘイトスピーチではない。それらは、単なる暴言である。
ヘイトスピーチとは、受付女性が見た目が悪いからメガネをかけてはいけない、というその言葉がヘイトスピーチである。だから、パンプス強要はヘイトスピーチどころか、もはや、ヘイトバイオレンスである。
ヘイトスピーチは、実は丁寧な顔しながら、いかにも礼儀正しそうな官僚体質の連中が日常的に使われるその言葉こそ、ヘイトスピーチの核心がある。
何やら、奇矯な団体である在特会さえ、批判していれば、ヘイトスピーチが片付くと考えるのは、問題から遠ざかっているだけだ。
例えば、官僚が政治家の政策に従い、朝鮮学校無償を除外したことが、ヘイトスピーチの本質である。それは、制度によるヘイトスピーチとも言える。
そんなものは、うじゃうじゃある。
正社員が、コラ派遣、と名前も呼ばずに呼びつけるのは、ヘイトスピーチである。
私たちは、日常に存在するヘイトスピーチに鈍感だが、見た目に分かりやすい団体にしか目がいかない、いささか無神経な人間であることは、間違いはない。