映画を観た記録67 2023年6月17日   フォン・シャオガン『戦場のレクイエム』

Amazon Prime Videoでフォン・シャオガン『戦場のレクイエム』を観る。
1人の男・グー・ズーティの翻弄を描く。
そして、近代戦のリアルを克明に描く。つまりは、銃弾が当たれば、血しぶきがとんだり、大砲の弾に当たれば、からだが吹っ飛び、半身、ちぎれたりする。そんな悲惨さを描写する。
その近代戦のさなか、グー・ズーティが所属する中共軍の連隊は、装備が充実している国民党軍に全滅させれてしまう。グー・ズーティだけが生き残り、朝鮮戦争を体験し、戦争が終わったのち、グー・ズーティは所属していた連隊の遺骨を探し続ける。
とにかく、戦場の悲惨さをこれでもか、これでもか、としつこく、リアルに描いています。
本作品を観て、素直に戦争は嫌だという感想を抱くしかなかった。戦争に英雄なんていないということも理解できてしまうが、作者の意図は違うのだろう。

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