僕にとって特別な珈琲のこと
1日に3杯か、4杯。それが僕の珈琲との付き合い。
朝、妻が淹れてくれる珈琲、移動中にドライブスルーで買うスタバの珈琲、会社のインスタント、現場で職人さんと飲む缶コーヒー。
気がつけば、お茶でも、コーラでもなく珈琲を手にしている。
そんな僕にとって特別な珈琲がある。
早起きした朝、薪ストーブに火を入れ、自分で入れる珈琲だ。
好きな本や音楽とともに、ダイニングの東側の大きな窓から外を眺め、朝日が出てくるのを感じながら飲む珈琲はいつもと違う気がする。
気がするだけかもしれないが、空間やシチュエーションによって、珈琲の味が違うのってとても興味深い。
僕は、珈琲を美味しく感じられるシチュエーションを作ることができる。
それが建築家としての仕事。
誰かの時間を豊かにできることが、何より嬉しい。
美味しいコーヒーを淹れて、良い空間で味わう時間を大切にしたいと思う。
(フリーペーパーCRASIM掲載文 リメイク)
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