たとえば、パパオムライスのひと手間
休日、妻や子供達のリクエストでつくるパパオムライス(パパがつくるから)。
なんてことはない、オムライスですが、実はソースに秘密が。丸ごと1個トマトをすりおろして加える特製ソース。
このちょっとしたひと手間があるだけで、味わいは大きく変わってきます。
家づくりも同じで、「ちょっとしたひと手間」が大事。
便利で機能性に優れた製品はどんどん出てきますが、それを組み合わせただけのお家って、なんだか味気ないというか、レトルトのご飯にレトルトのカレーをかけたような・・・。
オムライスをのせるうつわも同じで、機械で大量生産されたものより、一つずつ、心を込めた陶芸家さんのうつわはやっぱり違うと思います。
手前をかけつくられたものなので、ずっと大事に使いたいと思えるし、食洗機で洗ったりしたくないですものね。
手間をかけてつくったお家で、お気に入りの作家さんのうつわで「ちょっとしたひと手間」を惜しまない料理を振る舞う。
そんな暮らしは最高だと思います。
手間をかけるって魂を入れるっていうか、心を込めるってことだと思います。
料理も、うつわも、家づくりも。
ひと手間かけている瞬間って、それを食べたり、使ったり、暮らしている人が喜んでいる姿を想像している瞬間だと思うし、そんな瞬間を大切にしたいと思います。
(フリーペーパーCRASIM掲載文 リメイク)
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