社会的ひきこもりとは?

「社会的ひきこもり」という言葉がある。

私はとてもその言葉が好きだ。

「社会的」とは、社会の在り方によって「ひきこもり」かどうか定義されるからだ。

かつて、自動車や鉄道、バスなどの移動手段がなかった時、主な移動手段は「徒歩」つまり、体力が物をいう時代だった。

その後、技術革新により、自動車、バス、鉄道が発明された。

現在おおよそ6000万人の方がサラリーマンとして組織で働いてる。

家から、最寄り駅まで歩き、満員電車に乗車し、職場にたどり着く。

そこで、組織の一員として仕事を8時間程度こなす。

こうした一連の事が出来る人は社会に適応できる人(ひきこもりとは言わない)と言われる。

コロナ禍により、「テレワーク」が進んだ。

出社するのではなく、PCを使用してオンラインで仕事をするようになった。

結果、PCが使用できない人が社会参加出来にくい状況になった。

このように、「社会的ひきこもり」とはその時代にあった行動が出来ない人を指す。

つまり、時代によって「社会的ひきこもり」の状態は変化する。

今は、多くの場合、満員電車に乗車して、組織で働けない人をひきこもりという。

今後、オンライン化が加速すれば、インターネットを使用できない人が社会から取り残される。

社会的ひきこもりとは、社会が求めてる言動が著しく苦手な人を指す。

今後オンライン化が進めば、外出せずとも仕事が出来る環境になれば社会的ひきこもりの状態像は変化していくであろう。

注・起業、フリーランスなど、多様な働き方が存在するが、現在の就労支援がほぼ、組織で働くことを目標としてる点から、働くことは組織で働くことにした。もちろん多様な働き方を促進してゆきたい。

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