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クロスカブ(JA45)#02 スプロケ14T→16Tに交換するとバイパス走行も超快適!

今回の記事は、クロスカブのフロントスプロケット ノーマル14Tから、16Tに交換して、ハイギアード化する方法をまとめてみました。
ノーマル14Tで乗っていて、60km/hくらいで走行することにストレスを感じている方は必見です!!
作業自体は簡単なので、是非ともチャレンジしてみてください。
作業を動画でご覧になりたい方は、記事の最後のリンクからどうぞ!

【今回の内容】

  • 必要なもの

  • フロントスプロケット14Tの外し方

  • フロントスプロケット16Tのつけ方

【必要なもの】

キタコのドライブスプロケット(16T/428サイズ) 530-1-4-4-4-0-1-6。
Amazonで1,380円でした。

費用対効果は素晴らしいものです!

フロントスプロケットを大きくする関係で、ワイドチェーンガイドが必要となります。
キタコのワイドチェーンガイドプレート。683-1-1-5-3-4-0-0。
の二つを買いそろえてください。

【フロントスプロケット14Tの外し方】

スプロケ交換をすると、チェーンの張り具合やリアブレーキの利き具合が変わることがあるので、交換前の状態を確認するため、センタースタンドを立てて、アイドリング状態でギアを1速から4速まで変えて、タイヤがどれくらいの速さで回るのか、目視確認しておきます。

通常アイドリング状態でも4速でタイヤが回ります。

作業の仕上げ直前にチェーンの張り具合を確認しますので、チェーンカバー点検窓の上に、マスキングテープを貼って、点検場所がわかるようにしておきます。

14mmと12mmのソケットレンチを用意します。

この金属のカバーを外します。

8mmソケットレンチを用意します。

プラスチックのスプロケカバーを外します。

10mmソケットレンチを用意します。

チェーンカバー上下を外します。

リアのスプロケがずいぶん錆びてて、びっくりしました( ゚Д゚)

チェーンカバーを外したついでに、クリーナーでチェーンをきれいに洗っておきます。(錆びたスプロケは面倒なので今回は放置しました💦)

本当は洗うためのブラシがあれば、もっとキレイになるんでしょうけど、今回は汚れを吹き飛ばして終わりにしました。

12mmと10mmのスパナを用意します。

10mmのボルトをゆるめてから、12mmのボルトをゆるめます。

左右のチェーンアジャスターを一番後ろまで移動させます。
これにより、チェーンがゆるんでスプロケを外せる状態になります。

リアブレーキの調整ネジを、反時計回りに回して、一番後ろまで緩めます。

前方のバネが縮むように押し込みながらネジを回せば簡単に手で回すことができます。
17mmのソケットレンチと19mmのスパナを用意します。

右がわは純正マフラーがあるため、ソケットレンチが使えません。
左右同時に力を加えて、ボルトをゆるめます。

ボルトをゆるめたら、タイヤを前方に押すとチェーンがゆるまります。

この写真くらいゆるんでいれば楽々スプロケ外せます。

スプロケットのネジをゆるめるときに、スプロケットが回らないようにするため、ギアを1速に入れておきます。

10mmのソケットレンチを使って、スプロケットをとめている2つのネジを外します。

ネジを外しただけだと、シルバーの小さい部品を外すことができません。
少しずつ回して、溝から外せる場所を探して外します。

チェーンとスプロケットを手前に引くだけで、スプロケットを外すことができます。

左が純正の14Tスプロケットとチェーンガイドプレート。
右がこれからつける16Tのスプロケットとチェーンガイドプレートです。

重ねてみると大きさが違うことがよくわかります。

【フロントスプロケット16Tのつけ方】

スプロケットのネジをしめるときに、スプロケットが回らないようにするため、リアブレーキがかかった状態になるように、調整ネジを時計回りにいっぱいまで回して、一番前までしめます。

一番いいのは手伝ってくれる人がいたら、リアブレーキをかけてもらうのがいいと思います。

新しい16Tのスプロケットを取り付けます。
つけるための向きが決まっているので、間違えないようにご注意ください。溝が切ってある面がエンジン側になるようにして、歯車に合わせて奥まで押し込んで取り付けます。

この向きは逆なのでご注意を!
チェーンをハメた状態で、この向きでつけます。

この小さい部品をはめ込んで、ネジ穴ふたつが見える位置まで回して、もともとついていた、2本のネジを10mmのソケットレンチで取り付けます。

このとき、スプロケットが奥まで押し込んであっても、ネジをしめることで手前側へ移動され、既定の位置で固定できる仕組みになっていますので、奥行きの位置に関して気にする必要はありません。

左右の12mmアジャストナットを時計回りに回して、チェーンを張ります。

チェーンを手で持ち上げて、張り具合を確認します。

チェーンのたるみは、スイングアームに書いてあるように、マスキングテープの真下の位置で40mm以内になるよう調整します。

ちなみに、チェーンが張りすぎているとタイヤが回りにくくなり、下手をするとチェーンが切れてしまいますのでご注意ください。

また、ゆるすぎるとチェーンカバーに干渉して、走行中に異音が聞こえてきます。

既定の範囲で調整しましょう。

チェーンの張り具合が丁度よくなったら、チェーンアジャスターの10mmネジを締めて固定します。
今回ちょうどいい状態になったときは、前方から2.5本程度の位置になりました。左右同じ位置になるよう調整します。

アクスルシャフトを締めるとき、スプロケの下にドライバーなどを噛ませるとチェーンの張り具合が変わらず、締めやすくなります。

アクスルシャフトのナットを、トルクレンチを使って59N·mで締めます。

トルクレンチを使う機会は少ないですが、一本あると整備に安心感を持てます。

スプロケットカバーに、新しいチェーンガイドプレートを取り付けますが、必要な方は、こちらの取り付け説明書をご覧ください。

チェーンガイドプレートには裏表の向きがあります。
突起にガイドプレートをハメるとわかります。

チェーンガイドプレートと付属のワッシャーを入れて、スプロケカバーを8mmネジで締めます。

こちらの金具もネジを締めて固定します。

チェーン全体に、チェーンルブを吹きかけます。

チェーンカバーを上下両方取り付けます。

リアブレーキの調整ネジを、反時計回りに回します。

リアブレーキを踏んで、適当なあそびがある状態に調整します。

全ての作業が終わったらセンタースタンドをかけた状態でエンジンをかけて、作業前に確認したときと同じ速さでタイヤが回るか、目視確認します。
うまくまわらないときは、チェーンの張りすぎやリアブレーキの調整が合っていないことが考えられます。

以上で作業は完了です。

一連の作業は以下のリンク先から動画でご覧いただけます。
チャンネル登録していただけたらとっても嬉しいです(*'▽')
https://youtu.be/GwgnYNuHV1w


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