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木田さん

コンビを解散しそうになって、何人かの先輩に相談の連絡をした
その時に木田さんにも連絡したら、すぐにご飯連れて行ってくれてお酒と一緒にいっぱい話を聞いてくれた
そのままキモシェアハウスに行って土岐さんと古川さんにもちょっと話して、2人が寝るってなったからリビングで木田さんと2人きりになった

そこで木田さんは「最近買ったゲームめっちゃハマってんねん」と言ってエルデンリングをやり始めた
それを自分は横から「いや、そいつはまだキツイです。」とか「馬に乗りましょう。」とか言ってた
4時間が経った
木田さんはゲームをやめてそのまま自分の部屋に帰って行った(リビングに布団の準備してくれてた!)
その時「あ、こんぐらいラフな感じで考えればいいんだ!!!!」って頭に電流が走った

これはすごく失礼な考えかもしれないけど、解散しそうになってる後輩が相談に来て4時間横でゲームをやるって中々想像できなかったというか
もちろんその前にご飯もお酒もご馳走してもらってるから!!!
泣きそうになるくらい話も聞いてもらったし!!!
本当に十分なんだけど!!!!!本当に!!!
なんか家ではもうちょい踏み込んだお笑いの話とかあるかもって思ったんだ
4時間エルデンリングだったから
あと結構進行もたついてたから
ルーン落としまくるし

けど解散するしないだけで考えてた自分が、1人加えてトリオとか面白そうじゃないか!?って思えたのはここがきっかけだったと思う、思考の柔軟性
まぁその案は一蹴されることになるのだが

あと芸人辞めた後に、イヌマニを始めるか制作会社の就活するかどうか迷ってた時に木田さんの映画の手伝いがあった
就活は第二新卒の枠でギリギリ行けたから、本当にどっちにするか迷ってた時期
ここでも自分は木田さんから勝手に影響を受けた

真昼にキモシェアの一室で撮影があったんだけど
自分の役目は「(足の踏み場のないゴミだらけ)ベランダから黒い布を窓に被せて撮影部屋に日の光を入れないようにする」だった
本当にしんどかった
中から笑い声が聞こえる中、すごく変な体制で黒い布を持つ仕事
真夏
木田さんからはギャラを普段の時給の倍になるくらいもらえた!!!!
カットかかる度に心配してもらったし!!
だけど自分は制作会社への就活をここでキッパリ断ち切った!

木田さんの映画が手伝えるから、黒い布の仕事もできたけど
木田さんより面白くない人(木田さんより面白い人はあまりこの世界にいないということからくる断定)が作るあまり知らない番組だったら、すぐ嫌になってしまうんではないかと思ったから

昨日木田さんのクラファン映画の上映会があって、手伝いに呼ばれたから行ってきた
受付と照明を担当
木田さんが舞台に上がり、映画に関わった芸人も続々と舞台に上がる
映画を4本上映してその間に3回の幕間があるのだが、最後の幕間前に袖で木田さんから「ダブルも次出ておいでや」と言われた

何か振られるの?!と、わくわくドキドキが重なり舞台照明を明るくしたあと舞台に上がった
何もなかった
ただただ立って、笑って、照明消さなくちゃいけないから変なタイミングではけた
端の方にいればあんまバレないのにめっちゃセンターにいたせいで距離が恥ずかしかった
はけた後に「俺出んでよかったじゃん…」っていっぱい言った
でも本当に嬉しかった

解散が突然すぎて、これが最後だって思いながら舞台からお客さんを見ることができなかったので
やっぱり舞台の上は格別で、約1年ぶりにあの感覚を味わえた
なんかもっと大きくなったらライブ企画したいなっていうのも思えた
自分が出たいからじゃなくてね!!!
あの最高な空間を作ってみたいなと
いっぱいギャラ払いたいからいっぱい稼がなくちゃ!
お笑いで稼げたらもっといいね!

上映中、芸人はみんな客席の方に降りて観てたけど、木田さんは袖にはけるシステムだったから木田さんと映画編集者の方と自分の3人で映画を観てた
1本目のバチバチキスシーンで木田さんと爆笑しながらガッツポーズいっぱいした
2本目3本目もお客さんの笑いを感じながら目合わせてめちゃくちゃ笑った
4本目はちょっと難しかった

あとマセキにいた時モチベーションとしてフランツさんの隣に行く!っていうのがあったから、今回真横で並べて嬉しかった
おそらく舞台上の真横は一生なさそう
フランツさんからしたら「なんで3回目だけ出しゃばってきてん」ってなっちゃう可能性は大いにあったし、多分そうなってる

とにかく感謝の感情を文章に残したかった!!
さよなら!!

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