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What is.. 【SATORU SASAKI】

2020ss collectionから始動したレディースブランド

【SATORU SASAKI】

ご縁もあり僕の我儘で特別な方法で仕入れさせて頂きました。

前の【経歴】でも説明した通り、noteは本当に好きな事を展開していく場もあり、このブランドさんはここに書こうと思ます。

SATORUさんについてや、僕が好きな理由など読んで頂けたら解ると思いますので。。

出会い

SATORUさんとの出会いはたしか2年前くらいの冬だったかな⁇
僕より歳が二つ下の男の子で、アントワープに行ってた経歴を持つ仲良い子が『今日は知り合い連れてきました!!』と勢い満々で。

何をやっている人かどうかは全く聞かず、真剣に服を見て楽しんでくれてるので、いつも通りの超熱心に楽しく服について話していると、『めっちゃ服好きですね〜』
服が間を取り持ってくれて一瞬でフィーリングが合いました。

色々話していくと、ヨーロッパから日本に帰ってきたばかりらしく、ヤバイ才能を持ったこれから来る色んな服作りの人の事など沢山教えていただいて、たった1時間がとても内容の濃い時間になったのを覚えています。

お帰りになられる時に、脳裏をよぎった

"この人は何者なんだろう"


反射的に質問すると、ヨーロッパでファッションブランドのデザインアシスタントをしていて、この間までCELINEにいましたが、日本に帰国したばかりで今は特に何もしていませんとの返答が。

その瞬間衝撃が走ったのを未だに忘れないですね。笑笑
内心『え、まじ⁇』って笑笑

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時間があれば師匠とCELINE表参道の直営店によく行ってたのも今では懐かしいな。

それがSATORUさんとの出会いだった。

SATORUさんHistory

SATORUさんは話していくうちに打ち解けていって、現在に至るまでの流れみたいものをお話して下さり、すごい人生だなぁと思ったし、特に行動力やタイミングや踏み出しが功を制してマイロードを掴んでる人だなぁって。。
尊敬するところばかり。。


【大学時代】
元々服が好きで4大在学中に大阪の専門学校に通い週に1度だけ服作りを学んでいたというSATORUさん。

【アシスタント時代】
その後、TARO HORIUCHI のデザインアシスタントを1年半経験し渡欧。

JEANPAULKNOTTでデザインアシスタントをワンシーズン経験。
JEANPAULKNOTTで働かないかとビザを出してもらえたのですが、高みを目指すために渡欧したのもあり、好きなブランドでもある"RAF SIMONS""CELINE"にポートフォリオを提出して挑戦したそうです。
JEANPAULKNOTTからはそれは難しいよと言われたらしいですが、それを跳ね除ける結果になる。

【CELINE時代】
2つのビッグブランドを志願し受け入れてくれたのは、なんとCELINE
インターンとして入ったSATORUさん曰く、周りはCSM出身の人が多かったらしいです。
SATORUさんが在籍したシーズンが
18pre-spring〜18ss collectionの期間。
その当時一緒に働いていた人が今世界的に頭角を現している所謂Phoebe Childrenと呼ばれる方々。


・Head Designer - Yuni Ahn 

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MASION KITSUNEのクリエイティブディレクターを18年まで務めた。



・Senior Designer - Daniel Lee 

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現在世の中を虜にしているBOTTEGA VENETTAのクリエイティブディレクターとして19aw collectionから32歳という若さで就任した英国人。



・Desin Assistant - Abzal Issabekov

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Virgil Abloh 率いるLOUIS VUITTONでMensのReady to wear Designerを担当していて、CELINE時代は、Danielの右腕的な存在だったそうだ。



・Pre-collection Senior Designer - Kerhao

現在BURBERRYのWomens Ready to wearのディレクター。


CELINEの服作りのアトリエはロンドンで、そのロンドンチームのメンバーの一員としてInternで加わったSATORUさん。
チームでは日本人はいなく、SATORUさんただ1人だけだったそうだ。



PhoebeがCELINEのテーマとして掲げる
・リアルウーマンの為の服作り。
・Weird = 奇妙 

というモノに忠実に、Collection発表が近くなると総動員にして服作りが行われるらしいです。
中でもDanielはミシン操作が早く、アトリエ内ではずっとガタガタと音が響いていたそうだ笑笑

自称叩き上げで登りつめたと仰るSATORUさんは、当時みんなより服作りのスピードが遅かった為、誰もよりも早く出社し作業をしていたそうで、朝8半時から夜12時までを週6日働くというかなりのストイックさを発揮していた。
それでもSATORUさんよりも早く来て作業しているスタッフもいてかなりストイックな職場らしい。

アトリエスタッフが作ったサンプルをPhoebeがピックしてPhoebeエキスが入り完成するCELINE。
18Pre-springで発売されたトレンチを解体して作られたスカートはSATORUさんと当時Pre-collection Senior DesigerだったKerhaoが作った服で、日本に一度帰国した際に直営店を除くも即完売していたらしく、店舗で発売されている姿を拝むことは無かったそうです。

最初はWeirdという事に対して、理解が出来なかったそうですが、毎日スーパーストイックに服作りと向き合ってたお陰もあり、Weirdの本質を理解していったそうで、そんな中18ss collection作り始めくらいで、ビザが切れてしまう事に。

CELINE側から発行してあげるとの提案をもらったのですが、間は半年空くという条件付き。

30歳までには自分のブランドをやりたいと思っていたSATORUさんは、その半年が勿体無いと思い日本に帰国する事に。

そして僕はSATORUさんと出会いました。

スペシャルセレクト

昨年から僕自身が新しい取り組みをしようと色々試行錯誤していました。

そんな中ふと、SATORUさん今何してるんだろうと。
ほんとに原宿ぷらぷら散歩しながら思いたって、紹介してくれた友達に連絡すると、20ssからブランドデビューするらしいよとの情報。

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興味がありすぎてご本人に即連絡すると、20awの展示会をやるので是非とお誘い頂き展示会にお邪魔させていただきました。

展示会に行く前にレディースブランドとお伺いしていましたが、僕自身好きで着ている服がPHOEBE ENGLISH , RONI ILAN , SIRLOINというレディースがベースだけどメンズも着れる境界線が無いような服ばかりなので、むしろワクワク感が。

久々にお会いしたSATORUさん。
地元兵庫県を拠点に
CELINEで培ったリアルな女性の為の服作りWeird shape = 奇妙な形 を ブランドスタンスとしていると。

全ての服が日常的に着れる感じなのに、どこか不思議な面がチラチラ伺えるのが印象的だった。

サイジングはやはりレディースブランド。
肩幅38cmなどで女性が着たら素晴らしく美しくカッコいいものばかり。
メンズが着れるモノは少なく、運良く僕が撫で肩で肩幅狭かったので試着ができました。

袖を通すと、メンズの僕でさえ、服一点一点の美しさに惹かれて、着用した時のフォルムの美や削ぎと足しのバランス感が絶妙でハートブレイクされましたね。

PhoebeのCELINEは、女性服だけど男性の方も買われていた方が多くて、、と
実際に直営店のスタッフさんからも聞いていたのもあり、SATORUさん本人からも男性で着ている方もいますよと。

それも踏まえて

『男性も憧れる女性服を作る』

がコンセプトにあるんですよとSATORUさん。


まさにその通り。
僕自身虜になってしまいました。

僕は『メンズの別注企画とかどうでしょうか??』
これはヤバすぎると思い口から出た言葉。


『ヒデさんとだったら取り組みたいです!』
会った時に楽しそうに服について話していたからと。


感謝に感謝を重ねまくるしかないのですが、


【SATORU SASAKI】
- Mens Exclusive -


特別にやっていただきました。
SATORUさんと意見を交わし完成した思い入れのある服達。

メディアでは"PhoebeのCELINE出身で"みたいなキャッチャーさの見出しとLOOKだけ上げられていたりする記事をよく見ますが、

僕は、どちらかというと、CELINEの中で経験を培った経験はスゴい事なのは承知であって、なんかそれ以上にSATORUさんの感覚や世の中に発信したい事にスゴい興味や共感があって、ましてや服1着1着がとても素敵で。
だから一緒に何やっていただければというのが根底にあったからっていうのが本心ですね。



お楽しみに。

Hideboy.

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