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Rom撮について語るの巻

はじめに

・・本当は『Rom撮影について学ぼう!』とかにしようかなと思ったのですが、誰かに何かをご教授出来る程、専門知識がある訳ではないので、この記事は

『撮影の専門知識・独創的なセンスが一切なく、市販のHow to 本に目を通すと30秒で眠くなる程、勉強嫌いな僕』

でも、何とか撮影依頼を頂く事が出来ている

『Rom撮影』

について、僕の持ち得る経験と知識を全てこちらのnoteに公開させて頂く事に致しました

なぜ今回記事を公開しようと思ったかとゆうと、僕自身が他の人のRom作品を見るのが好きなのですが、近年Twitter4枚の写真は、

・コスプレの作品撮り
・イベント・撮影会写真
・ポートレート作品


などなど、年々クオリティがどんどん上がってるのに、Rom作品になると
「これは見てて面白い作品だ!!」とゆう物に出会えるのは一度の即売会で2〜3本で、まだまだ伸び代のある媒体だなと思っているので、やりたい事はあるけど技術、知識がない方へのお手伝いになれれば良いなと思って執筆させて頂きました☺️

Lightroomの現像も僕がいつも使っているスタンダードなプリセットを初めて掲載させて頂きました!・・とはいえ特に変わった事はしていないので、何かの参考になれば程度でw

皆んな気になる(?)、僕の過去のコミケ、コスホリで頒布させて頂いた同人作品の即売会当日と通販分、ダウンロード販売分の売上も思い切って一部公開しています!(有料読者限定での公開なので、他言無用でお願いします🤫)


Romってどれくらい売れる物なんだろう?と気になる方はご参考までに…

あとは需要があるか分からないのですが、僕が昔作ったRomと最近作ったRomを1本ずつ期間限定で無料頒布させて頂きます。何かしらの参考にして頂ければと、、!

・・今作は冬コミ用の頒布物にしようかとも思ったんですが、紙媒体にするとお渡し出来る数(見て頂ける人数)に限りが出てしまうのが残念だな…と思ったのと、noteの方がプリセットを載せたり、Rom作品のプレゼントが出来て良いなと思ったので、今回はnoteとゆう形で、少し早い僕の冬コミ頒布作品として目を通して頂ければと思っております🙏🏻


僕は、「写真は学ぶものではなく盗む物」だと思っています😎

僕自身も他のカメラマン様の講習会に一回だけ行った事はありますが、基本は周りの人のライティングや撮影風景を見て、良い所を少しずつ取り入れてきて今の自分があります!

このnoteは、あくまで僕のやり方を公開している物なので、役に立ちそうな物を是非是非盗んでいって下さい👍🏻

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Rom撮影が出来るようになるまで


これは正直、人それぞれの経歴があると思うので一概には言えませんが、僕の経験をお話しさせて頂ければと思います

僕の大きく分けたカメラマン年表順にお話しさせて頂きます!

『男装レイヤーさんの併せ撮影時期 in 2013』

男装作品と呼ばれる、女性が男性のキャラクターに扮する作品(僕の当時はうたプリや乙女ゲーム、Freeなど)の人気作品は女性の人気・需要が沢山あり、案件も豊富ですが、特に4人以上の併せとなるとカメラマン需要は引く手数多なので、この1年間はずっとライティングと現像の勉強をしていました!
(今はヒプマイや刀剣乱舞、鬼滅の刃になるかな?と思います😌)

○この時期に学ぶべき事

・基本的なライティングの仕方。影を入れるライティング、影を消すライティング、硬いライティング、柔らかいライティングを使い分け出来るようになる
・「コスプレイヤーさん」とゆう普段接して来なかった子達とのコミュニケーションの仕方を学ぶ
・レイヤーさんに喜んで貰える写真の傾向を学ぶ
○この時期のメリット

男装作品で1年間ライティングの練習をしていくと、レイヤーさんとのコミュニケーションの仕方や、ライティングの基礎、あと一番大きいのはモデル様からの信頼が得られるようになります!

男装作品はそもそもストロボで撮影するだけで喜んで下さる方が沢山いらっしゃるので、データを送るたびにレイヤーさんが喜んで下さるので、向上心が高まります!

本来はグラビア撮影の勉強で始めたのですが、人気作品は繰り返し撮影していく内に、始めは興味なくても、だんだん作品を好きになります!(僕も全く興味なかったうたプリのキャラソンを大体歌えるようになるほど好きになってました笑)

作品が好きになると撮影もどんどん楽しくなり、モデルさんのお友達も増えます!普通にご飯に誘って貰えたり、カラオケに行ったり、モデル様とディズニーランドに行かれてるおじさんカメラマンさんも沢山いらっしゃいます!
○この時期の注意点
男装をメインでされてるレイヤーさんは男性に対して嫌悪感を持たれてる方も沢山いらっしゃいますので、距離感や言動には注意が必要です

普段人と関わらない生活をされてる方も多くいらっしゃいますので、たまに三脚のように扱われる事もあります…当日はとても残念な気持ちになりますが、2〜3年経つと面白いネタ話になるので、割り切って行きましょう!活動を続けていく内にだんだん周りのモデル様は自分の居心地の良いモデル様だらけになります!


『女装レイヤーさんの併せ撮影時期 in 2014』
男装レイヤー様から信頼を得られると、女性キャラクターの作品依頼も普通に貰えるようになります!僕のこの時期はラブライブやアイマスなどの案件が多かったです!(今だったらfgoやアズレン案件かな?)

○この時期に学ぶべき事
女性が可愛く見えるアングル、構図、ライティングを学ぶ
女性のスタイルがよく見えるアングルを学ぶ
モデル様から自分の写真についての意見を集める!!(最重要)
○この時期のメリット
女の子のキャラクター作品を自分のSNSなどにあげていくと、自分の写真のイメージが定着します。例えばラブライブの写真ばかりあげていると、どんどんアイドル案件が入ってきますし、ロケ撮影の写真をあげているとロケ案件が入りやすくなります!ようするに自分の好きな作品を撮影出来る様になります!

ここまでくれば、この記事のゴールである『Rom撮影案件を貰えるカメラマンになる』までは目と鼻の先です!頑張って女の子を魅力的に撮影出来る様になりましょう!
○この時期のデメリット
男装時代に培ったお友達の一部から嫌われます…苦笑 あぁ〜あの人はもう女子しか撮ってくれないんだ…チッ!とゆう扱いを少なからず受けます…心を強く持ちましょう…苦笑

男装時代ほど簡単には褒められなくなります…苦笑 ここは褒められる事よりも、まず好きな作品を撮影出来る喜びを噛みしめレイヤーさんと一緒に撮影を楽しむ気持ちを大切にしましょう!

★この時期の一番大切な事
レイヤーさん達とアフターに行けるくらいコミュニケーションを取れるようになりましょう!孤独な闘いをしているカメラおじさんと好きな作品、モデル様を撮影出来ているカメラマンの違いは

『モデル様の気持ちを分かっているかどうか』

に尽きます!!
これは絶対に勝手に分かった気になってはいけません!ちゃんとモデル様の喜ぶ写真や言われて嫌な言葉、喜ぶ言葉、撮影の仕方、態度などを周りのモデル様8割からそれぞれ意見を聞くようにしましょう!(人それぞれ意見は違いますが、多数派の意見を把握しておく事がとても大切です!)

自分のダメ出しは直接してくれないかもしれませんが、この間あった別のカメラマン様の愚痴などはとても参考になります!どんどん反面教師を作って、信頼を貰えるカメラマンになりましょう!

『Rom撮影が出来るカメラマン時期 in 2015』

ストロボとカメラを触った事がなかった僕ですら2年のお勉強期間を経て、3年目には撮影の8割がRom撮影の依頼になっていたので、実はそんな難しい事じゃありません!上記2年間のプロセスが本当に大切です!

運が良く2年目に出会ったモデル様からRom撮影の依頼があれば儲け物ですが、一番は自分がRomの撮影をしたいと思うモデル様をどんどんフォローし、リプライを返し、作品を褒めたり、コミュニケーションを撮りながら、タイミングを見て撮影させて頂きたい旨、アピールしていく事が大切です!

★この時期の大切な事
・まず肌色写真はモデル様が撮影相手をめちゃくちゃ選びます!自分のギャラリーが肌色写真で埋まる位になるまでは、基本、自分からお声掛けしないと依頼は来ない物だと思って下さい!

・基本的に2〜3人位のカメラマンにお願いしたいモデル様が多いので、貴方が撮りたいモデル様の中の3人の内の1人に選ばれるよう、上記期間に身につけたコミュニケーション能力をフルに活かしましょう!

・Rom撮影もセオリーは色々あるので、まずは撮影したいモデル様のイメージや要望をしっかり聞いて、表現出来るようになりましょう!

・この時期にRomのレタッチも勉強すると良いと思います!特定のモデル様を見つけたら、レタッチまで手伝うよとゆうと、より信頼を得やすいと思います!僕はこの時期にモデル様からレタッチを教えて頂きました🙏🏻

・Romレタッチを勉強すると、撮影中に『撮って出しで頑張る物』と『レタッチに任せる物』の取捨選択が撮影中に出来るようになるので、大切です!モデル様への指示の仕方も代わり、「このカメラマンさん分かってくれてる!!」とモデル様から喜んでもらえます!

・肌色写真用のアカウントをもう一つ作りましょう!肌色撮影はギャラリーが肌色で埋まれば埋まるほど、依頼もわんさかくるようになります!…が、間違いなく今まで繋がっていたモデル様達の9割の方からミュートかブロ解されるようになるので、個人的にはこのタイミングで2つに分けるのがオススメです

・今まで繋がったフォロワー数が…と思われる方もいらっしゃるかもですが、ご安心下さい。フォロワーの数だけだったら、肌色専用アカウントを作れば高速で数が増えます…(僕はこの時期、1000人位のフォロワーでしたが、肌色アカウントにした途端に10,000人を超えました……肌色垢は質はともかく、数は本当にすぐ伸びます…苦笑)

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僕のRom撮影の流れ(現像時のプリセット公開!)※有料記事

Rom撮影の流れは大きく分けて

①撮影内容を決める
②撮影場所を決める
③撮影する
④写真の選別と現像とレタッチをする
⑤ジャケットを作り、印刷する
⑥パッケージする
⑦即売会で頒布する
⑧残った分を通販する&ダウンロード作品を頒布する

かなと思います。次は各項目についてダラダラ書き出すと読む方も疲れてしまうと思いますので、それぞれワンポイントアドバイスを!!

①撮影内容を決める
まずはモデル様に撮影したい作品、衣装、収録枚数、写真のイメージを確認しましょう!漠然としか決めていないモデル様も多いので、その場合は自分から提案するのも良いと思います!どこまでエッチな感じにしたいかは、テーマを決めておくと、当日進めやすいかな?と思います!テーマに沿っていれば、エッチな構図を提案する時も、モデル様が受け入れてくれやすいです!

②撮影場所を決める
僕は撮影のイメージに合う背景に使える壁、ロケーションが最低三箇所はある場所を選ぶようにしています。Romの作品となると、どうしても枚数が必要になるので、出来れば衣装1着につき3バリエーション。1つのRomに衣装2パターン(1パターンを脱がせていく場合も有り)を入れるようにしています。
ちなみに僕の最近お気に入りのスタジオは
◯studio pixie 下馬 http://pixiestu.com/shimouma/
◯studio pixie 下北沢 http://pixiestu.com/shimokitazawa/
大好きです!時間は4時間とタイトですが、自然光がとても入りやすいので、撮れ高と撮影効率がとても良いなと思ってます。あとは自然光が入るラブホやスペースマーケットさん( https://www.spacemarket.com )を使うことが多いです。

③撮影する

『レンズの選び方』
Rom撮影はとにかく枚数のバリエーションが必要です!僕は3〜4時間の撮影で1000枚以上はシャッターを切り、使える写真が200枚は超えるように撮影します。(当然個人差はありますが、、)その上で僕が使っているレンズを紹介させて頂ければと思います。


○身体が盛れるバリエーションを増やしたい→標準ズームレンズで振り回す
⇨ズームレンズは僕は下記レンズを使っていますが、ご自身が使いやすいレンズで良いと思います!決め絵はやはり単焦点レンズが良いですが、短時間でバリエーションを稼ぐのはやはりズームレンズだと思います。
僕があえて拘っているのは、ズームを使う焦点距離を
①絵を広く見せたい時は24mm
②スマホのような距離感で撮りたい時は28mm
③足を長く見せたい時は35mm
④顔やバストアップを撮りたい時は70mm

後の焦点距離は他のレンズで補うようにしております!
⇨ FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM
⇨ https://kakaku.com/item/K0000857120/
○顔が盛れるバリエーションを増やしたい→55mm単焦点で歩き回る
55mmは本当に最強のレンズです!何よりモデル様にグッと寄る事が出来るので、Romに重要な『パーツ撮り』にめちゃくちゃ特化してます!このレンズと出会うまでは85mmを使っていたのですが、もう少し寄りたい!!でもマクロレンズだと毛穴まで写ってしまう、、と思っていたので、このレンズに出会ってからは、パーツは必ずこの55mmで撮影しております。
⇨ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
https://kakaku.com/item/K0000586362/
○広角レンズと相性の良いモデル様は広角ズームで振り回す
上記2本のレンズでバリエーションが稼げない時や、ロケーションが素敵な時は僕は下記広角レンズを使います。でも広角レンズに対して僕は全然拘りがないので、強いてあげるとしたら必ずモデル様のお顔を絵の中心に収めて撮影し、後から写真をトリミングして絵を仕上げるようにしています。
⇨ 14-24mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
⇨ https://kakaku.com/item/K0001173990/

『カメラの設定』
基本的な事は他の書籍で擦り尽くされているので、僕の拘りポイントだけ、、w

僕は撮影時の写真の設定において一番大切なのは露出と色味だと思うので、露出はモデル様の鼻先がうっすら白飛びする位のバランスで。ホワイトバランスは
○自然光のみの時はAWBで
○ストロボ光の時は5000k統一で
○Mix光の時は現地で色調整
をするようにしています!

『撮影時のお話』
ここもあくまで僕が気をつけている事の羅列です!

○頭はウィッグ乱れ、生え際に気をつける
○顔はつけま、メイクの乱れに気をつける
○胸元はニップレス、ヌーブラの見え方に気をつける(現地でモデル様に見えたら必ず隠すかレタッチで消すかの確認をする)
○お腹はポージングで段々にならないよう気をつける(お腹のレタッチはとても大変なので、必ず現地でモデル様確認)
○お尻周りはパンツが小さい際に、前貼りの見えに気をつける
○全体的な衣装の確認、パーツの位置、付け忘れ、乱れの確認をする
○全ての撮影の過程において、後処理を減らす努力をする(モデル様がレタッチされる際に喜ばれます)
○疲れてきた時の体臭と口臭に気をつける(ガムを噛む、制汗スプレーをちょいちょい撒く)
ひざのパットを用意する(硬い床などに膝をつく時にさりげなく出すと喜ばれます!)

『ライティングのお話』
○肌をレタッチ後のようなツルツルにしたければ、毛穴の影をなくすライティングにする(広い面光源をモデル様にギリギリ寄せる・光源を増やす・自然光・光の回りやすい部屋などで撮影)
○毛穴、肌の質感を残すのであれば1灯ライティングでやや影を作る事で質感が浮き出てくる。胸やお尻の立体感を出す時も効果的です!

④写真の選別と現像とレタッチをする
僕はとにかく撮る枚数が多い方なので、
◯自分のカメラ内でテストショットやモデル様の盛れてない顔はどんどん消す(1000枚⇨800枚)
◯自宅に戻ってからLightRoomでレーティング選別で絞り込む(800枚⇨600枚)
◯残った写真を現像し、現像し終わったものからピントが怪しい物を弾いていく(600枚⇨500枚)
◯500枚を2~3日以内に送る
とゆう作業をしています。ここに場合によってレタッチ作業が加わります

⭐️下記に僕が現像時に使っている通常のプリセットを置いておきますので、Light Roomをお持ちの方がお好みで使ってみてください!そんな変わったことはしていませんが笑

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