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体だけでなく、耳もトレーニングすることにした!

地球のおばちゃんは、耳のトレーニングをすることにしました。耳が鍛えられるなんて知らなかったのですが、たまたまその情報に触れることができたのです。

決心の流れ=聞こえることについて無頓着だった➡体の使い方ばかりに重きを置き、耳の使い方はまったく知らなかった➡このままだと耳が遠くなった周囲の老人たちと同じ道を歩いてしまう➡今からでも遅くない、耳のトレーニングをやろう!

〇耳の情報にたどり着いた経緯
最近、テレビの音が聞こえやすい時と聞こえにくい時がある、と気づいてました。テレビのボリュームの数字が日によって変わのです。(10ぐらいの時もあれば18ぐらいの時もある)
ネットで調べてみると、パナソニックの「聞こえチェック」というのがあって、さっそくやってみました。1000ヘルツから19000ヘルツまで段階的に高い音になり、クリックしたら音が聞こえるように並んでます。10000ヘルツで60代の目安。12000ヘルツで50代。15000ヘルツで40代。17000ヘルツで30代。19000ヘルツで20代と続きます。やってみると、音が高くなれば明らかに小さくなりました。10000ヘルツからは顕著です。
「そういえば、聴覚のこと無頓着やったなあ」と反省。まっ先に浮かんだのがダンスです。音が聞き取りにくくなると、リズムが取れない。つまり音に合わせて踊れなくなります。「ぜったい嫌や! 聴覚はキープしとかなあかん!」
そこからまた検索、検索。そして、ヤマハの「耳トレ」に辿りつきました。HPでもトレーニングできますが、本も出版されてました。「この本読みたい!」ジュンク堂で検索すると堂島アバンザに在庫在り。ママチャリで50分、『1分で「聞こえ」変わる耳トレ!』と『毎日耳トレ!』2冊(CD付)を無事購入しました。

人は年をとるにつれて、高音の音が聞き取りづらくなります。50代以降で発症することが多く、これを「耳の老化(老人性難聴)」といいます。騒音などに長時間さらされることが最大の原因です。
耳は目のように閉じられません。「有毛細胞」という音を感じる細胞が疲労してしまうと、難聴を招くのです。
そして、もうひとつ。聞きたくない音を無意識にシャットアウトして、耳をあまり使わない場合も、耳の老化を加速させます。脳への刺激が減り、音の一部しか知覚されないので、バランスが崩れ、「耳のゆがみ」が生まれてしまうのです。耳のゆがみは、身体全体の老化にもつながります。
耳のゆがみを防ぐ一番簡単な方法は、心地よい音を積極的に聞くことです。リラックスして好きな音楽を聴くと、耳のまわりの筋肉がほどよくほぐれて、適度な聴覚刺激が脳に伝わります。
トレーニングを行うと音への意識が高まり、これまでよりも多くの聴覚情報が脳で処理されるので、老化が防止できるのです。

『1分で「聞こえ」が変わる耳トレ!』 YAMAHA

「耳のゆがみ?」始めて聞く言葉。よく聞くのは「姿勢のゆがみ」ですが、原因は似ています。同じ姿勢を長時間続けると疲労します。そして同じような動作ばかりするようになると、使いすぎの筋肉、使わなさすぎの筋肉の差が開きバランスが崩れます。体は心地よいストレッチやリラックスをしてあげると回復してきます。耳も同じなんですね。

気づき①➡耳は寝ている時も働いている。だから積極的にケアをしてあげないと長持ちしてくれない。

「そういえば、アーユルヴェーダの講座でも習ったわ」と思い出し、テキストを取り出してページをめくりました。「3種の病気の原因」の小見出しに次のことが書いてありました。
『人間が持つ、聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚の5つの感覚器官とそれぞれが感覚する対象(音、触、色、味、香り)が相応しくない場合』
テキストの余白には自筆でメモが。「五感を使いすぎ、使わなすぎ。今はスマホの普及で視覚使いすぎ、イヤホン、使い方の誤り、急にまぶしい光、急に大きな音」

気づき②:ほとんど視覚ばかり使ってる。ワイヤレスイヤホンの使用時間も多い。確実に使いすぎ。あきまへん・・

アーユルヴェーダの本も調べました。

聴覚
アーユルヴェーダでは、五感の中で最も早く確立されたのは聴覚だと伝えられています(サーンキャ哲学における宇宙創成論)。ちなみに聖書にも「はじめに言葉あり、言葉は神とともにあった」と書かれています。
(中略)
言葉はその人の思考から生まれますから、日頃の思考に気を付けて良い言葉を使うことが、音療法になります。ちなみに、現代日本では短縮語などを使うことが日常的になりました。このように、あわただしく短縮語を使う生活の中では、ヴァータが増えがちだと考えることができるでしょう。
また、張りのある澄んだ声はサットヴァの質、張りがなくブツブツとつぶやくような声はタマスの質、人を罵倒するときなどのざわざわと耳障りな音はラジャスの質を持つと考えられます。

『新版インドの生命科学アーユルヴェーダ』 農文協

気づき③:自分の言葉は自分も聞くから影響大。自分がどんな言葉を選び、どんな言葉遣い、どんな声を出してるのか観察する習慣を身につける。何よりそれらを生み出す思考はもっと気をつけよう。

『耳トレ』の本には、【ベーシックトレーニング6つ】と【応用トレーニング4つ】があります。ひとつのトレーニングには3つのステップがあり、1~2分で終わります。
ベーシックのトレーニング6つを自分流にまとめてみます。
①音の分離=同時に存在するふたつ以上の音を、ひとつずつ分けて聞く。
②音色=音の性質の違いを意識する。同じ大きさ・高さの音でも楽器が違えば受ける印象が変わる。
③音の大きさ=「物理(客観)的なもの」と「心理(主観)的なもの」がある。脳が自動的に調整しているので2つは一致しない。特にふだん聞き逃しがちな「小さな音」を意識してみる。
④音の高さ=周波数の高い音は脳に最良の刺激を与え、疲れた耳をいきいきよみがえさせる。周波数の低い音は人の声に近く、気持ちを落ち着かせる。
⑤音の広がり=現代人は近くにある音ばかり聞いている。目でいえば「近視」の状態。音源と聞く人の位置で音の方向や広がりの感覚が変わる。聴覚と視覚が結びつけられ身体感覚の向上にもなる。
⑥音の時間=音の「長さ・速さ・間合い」のこと。演奏では少しのズレがダメージを与える。会話においても、話す間合いを意識するだけで、相手の感情が読み取りやすくなり、話がスムーズに展開する。

〇最後に
音については、無意識に耳に入れている状態でした。(出された食べ物をただただ食べ続けているようなもの。ただし胃袋は限度があるが、聞こえは限度なし)
この記事を書いてからは、音を気にするスイッチが速攻入りました。(音気にしてる自分がいる)耳のこと知ることができて良かったです。嬉しい年の締めくくりとなりました!


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