ファンタジーS分析「パフォーマンスとパワー!?」
おはようございます、ヒデです。今週はJBCから始まり分析だらけということで、このような形になり申し訳ありません。
さて、ファンタジーSといえば勝ち馬に豪華メンバーが集結しています。短距離戦線を盛り上げてBCに参戦するメイケイエールは20年の覇者、阪神JFを当時のレコードで制した快速馬レシステンシアは19年の覇者、同じく阪神JFを制したダノンファンタジーも18年の覇者でした。
歴代の活躍馬に追いつけ追い越せの思いを背負ったメンバーはフルゲート18頭。果たしてどの馬に有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします!
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1.基本は先行有利!
ファンタジーSは3年間の阪神出張興行を終えて京都に凱旋。京都で同競走が行われるのは19年以来4年ぶりのことです。
1番の違いは直線に坂があるかどうか。京都の方が直線の負荷が少なく前へ行った馬に関しては好走しやすい傾向にあります。そのため追込みなどを決めるには非常に厳しい戦いを強いられることに。一つの指標として過去5回の京都開催と過去3回の阪神開催における平均人気を出してみました。
このように、阪神では人気薄の激走が目立っていますが、京都では人気馬でなければ好走できない傾向となっています。
穴として狙っていけるのも先行馬で、粘り込みでは19年にレシステンシア(2-2)が6人気1着、16年にはショーウェイ(1-1)が12人気2着と激走しており、先週のスワンSに引き続き「穴の使者は前にいる!」ということになりそうですね。
なお、枠にはバイアスが発生さていません。これは今の京都競馬場も同様ですから、レースバイアスとしての枠はあまり気にしなくとも良いでしょう。
2.前走のパフォーマンスを見るべき!
まあ、競馬の教科書なるものがあれば一章で語られそうな内容ですね。新聞や近五走のパフォーマンスを見ろというのは。もう少し深掘りしていきましょう。
まずは差し馬から。なにを確認すれば良いのか、それは「直線の短いコースで高パフォーマンスであるか」と「上がりは出せているか」の二つです。
直線の短いコースとは札幌や小倉などのローカルコースがメイン。非根幹距離×3角下り坂に加えて直線の短い内回りコースという京都の芝1400mではこの加速力とその持続力が重要になってきます。
差してくる馬に関してはこちらの条件または中京での差し切り勝ちが絶対条件。人気なのは前走ハイパフォーマンスで勝っているからなんですね。逆に言えば目立ったパフォーマンスを発揮できていない差し馬に関しては、残念ながらノーチャンスという事になります。
一方先行馬はパフォーマンスを出しきれていない馬を狙うべきです。例えば前述した16年12人気2着のショーウェイ。初勝利は小倉1200mを逃げ切りで勝利も阪神のオープンききょうSでは逃げられずに8着。人気が落ちたものの逃げられなかった馬が再び逃げる好走パターンに合致しており狙い目だったことがわかります。レシステンシアも素質で逃げ切ったような馬でした。
やはりこちらもどのようなレースだったかを確認するのが良いでしょう。各馬のレースぶりで判断しなければ難解になる。それが2歳重賞全体に言えることですね。
3.欧州系の…ヤー!パワー!!!
はい。申し訳ございません。ただ、これは血統を見る上で非常に重要なポイント。非根幹距離というのは瞬発力よりも後半の持続力を求められる舞台です。そのため、非根幹距離で強いキズナ産駒が好走(18年3着ジュランビル)していたり、欧州系の台頭が目立ちます。
特に気にしておきたいのがDanzigの血を引く馬。父系で言えばハービンジャー産駒などが代表的。そのほかで言えばWar Frontの血を引いている馬もDanzig系となります。レシステンシアも母父にDanzig系が入っていましたね。
ここまでで何が言いたいかと言えば、ダートもこなせる持続力に富んだ血統が入った馬を狙っていくべきということ。米国系の入って瞬発力タイプは危険な人気馬である可能性があります。
実際に2018年にはディープインパクト×母父は欧州で活躍馬を輩出したカロ系だったダノンファンタジーが勝利した一方で、同産駒でも母父米国系のGone West系だったレッドベレーザは3人気5着と人気を裏切る形に。どれだけダートもこなせるような欧州血統が重要かを示している例といえます。今年もこの辺りを意識して探してみましょう。
4.該当馬
4.ヒヒーン
内枠○ 前走○ パフォーマンス○ 血統○
まずは絶好2枠に入ったジャスタウェイ産駒をみすみす見逃すわけにはいきません。狙い所です。新馬戦は阪神で快勝も前走最後に止まったのは直線が長すぎる問題が原因。新馬戦は2番手追走ながら33.9秒の脚を出しており、平坦コースは歓迎。うまくスピードに乗れば波乱を巻き起こしそうです。
7.セントメモリーズ
中枠○ 差し○? パフォーマンス○ 血統○
差し切るならばこの馬かと思います。前走は坂にも怯むことなく上がり3F1位の末脚を繰り出し2着。延長というプラスがあっても十分及第点。エピファネイア産駒でダートもこなせそうなパワーも含んでいますから、そこも問題なし。引き続きの同距離ではありますがここは差し切りに期待。
13.キャプテンネキ
外枠○ 先行○ パフォーマンス○ 血統○
ダイワメジャー産駒で外枠に入ったのは歓迎です。さらに前走のパフォーマンスが圧巻。2番手で追走すると直線は差し馬を退けての勝利。このパフォーマンスならば今回のメンバーに入っても遜色ありません。十分に期待できる一頭だと思います。
業務連絡と独り言…
今週はG1一休みとは言いますが、全然休まりません。むしろG1があったらパンクしています。ありがとうとも。ということで勝負レースはお休みですが、重賞の印と買い目は下記で公開しています。該当馬としては紹介できなかったものの、買いたい穴馬などもピックアップ。ぜひご覧下さい!
ファンタジーS印・買い目
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