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JBC4競走展望&印買い目!「砂を攻略せよ!?」

 おはようございますヒデです。いよいよ本日はJBCデー。今年は大井と門別で施行されます。ともに今年から豪州産の珪砂(けいしゃ)に変更。その影響はどのようなところに出ているのか、門別と大井それぞれ考え、傾向を探っていきましょう。
 本記事では砂の分析→各競走の展望→見解・買い目の順になっています。ぜひ最後までご覧ください!

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1.共に白砂に変えた二場、どう変化した?

 2020年に園田競馬場が導入した白砂。事故防止の観点から導入されましたが、シルト化(砂が雨で泥のようになる現象)などが起きにくく、水はけが良いと大好評。昨年冬には船橋競馬場で導入、さらに今年の頭から門別競馬場で、そして10月29日の開催から大井競馬場でも使用が開始されました。では土曜に変化したのか、共通の変化と各場ごとの変化を見ていきましょう。

○共通の変化

 まずは競馬の傾向とは関係ありませんが、白くなったということ。園田競馬場は「眩しい!」と思うほどですが、大井・門別はそこまででもありません。比較のために2枚用意しました。

園田競馬場
大井競馬場

伝わりにくいですが、園田競馬場の方が白いですよね。眩しく感じるんです。
 砂を入れ替えたことで水はけが急激に良くなった印象もあります。とにかく不良馬場にはなりにくく、昔ならばとっくに不良だよという雨でも「重」となっていたりします。
 血統的にはディープインパクトの孫産駒やサンデーサイレンスの孫や曾孫産駒が好走しやすいコースになっています。これも面白いところですね。
 そして時計がかかるようになったというのもポイントになるでしょう。ただ、これは各場ごとの変化としてお伝えしていきます。

○門別競馬場の変化

 門別競馬場は砂を入れ替えるタイミングで11cmに砂厚を薄くしました。これは年末に導入した船橋競馬場の時計がものすごくかかっていたことを受けて敢えて薄くしたとのことです。
 砂を入れ替えたことによって馬場が滑りやすくなった、グリップ力が落ちたようで、良馬場だとカーブをうまく曲がれる馬が好走する傾向になりました。直線も長いためかなり力を要するコースに変貌したようです。
 時計はかかっており、エーデルワイス賞で比較すると21年(重)1:12.2→23年(重)1:13.1と2秒近く落ちています。ここからもタフなコースなのが伺えるでしょう。欧州系の手助けも必要な形になっています。

○大井競馬場

※大井競馬場は今週から施行が始まった段階であるため、サンプルが少ないことはご了承ください。

 大井競馬場の場合は砂の入替に加えて砂厚を8→10cmに変更。よりタフなコースに仕上がりました。開催前から時計は2秒近くかかると言われていましたが、大型の予想通り1〜2秒落ちています。結果、開幕2日間は前残りの傾向でしたが、3日目あたりからは派手な差し切りも決まるようになってきています。
 ただ、これは瞬発力が効く場合のみで長い末脚を使うタイプはかなり苦戦。結局直線で前の馬と同じ脚色になってしまうのです。大体は前と後ろの上がり3Fが似たような数値になっていたりします。地力を試される「実力至上主義」的なコースと言えるでしょう。


JBC4競走の展望

 ここからはJBC4競走の展望、傾向を見ていきたいと思います。今回は簡易的なものになりますがよろしくお願いします。

○JBCクラシック

 JBCクラシックは大井2000mで施行されます。同コースは4コーナーの出口、直線の入口からスタートして外回りコースを一周するコース。最後の直線は386mです。
 最初のコーナーまで十分距離があるため、枠の有利不利はありません。ただ、やや外枠有利といったところでしょうか。
 やはり大井で行われるJBCではこの距離で行われる交流重賞である「帝王賞」「東京大賞典」「ジャパンダートダービー」で活躍していたり、前哨戦で南関東の競馬場で実績を残している馬が実際に過去3回、馬券になった馬の実績を見ていきましょう。

15年
1着コパノリッキー→前年東京大賞典2着
2着サウンドトゥルー→前走日本テレビ盃1着
3着ホッコータルマエ→同コースDG4勝
17年
1着サウンドトゥルー→同コースDG2勝
2着ケイティブレイヴ→帝王賞1着
3着ミツバ→強いて川崎記念4着
20年
1着クリソベリル→同コースDG2勝
2着オメガパフューム→東京大賞典4連覇
3着チュウワウィザード→帝王賞2着

 このように、コース適性がそのまま結果に直結する形となっています。そうなると今年は2頭のマッチレースとなるでしょうか?

 血統的にはサンデー系の血が勝負を分けそう。特にダートで存在感を示しているゴールドアリュールの血を引いていたり、中距離をこなせるサンデー系が母父に入っていたりすれば好走確実です。

該当馬
3.テーオーケインズ
→帝王賞覇者
7.メイショウハリオ
→帝王賞史上初連覇

○JBCスプリント

 スプリントは大井競馬場の1200mを使用。1200mは大井では最もポピュラーのコースの一つで、2コーナー出口からスタート、そのまま向正面で加速しきり外回りコースをカーブ。最後の直線は386mです。
 ハイペースになりがちなコースで、前半3Fが33秒台と芝並みのタイムになることも。結果として逃げよりも一列後ろの上がりを出せる先行馬が有利なコースとなります。逃げたい馬が多い今年も先行馬と追い込んできた差し馬の一騎打ちになるでしょう。

 血統的にはこちらもサンデー系が入っていた方が良さそう。昨日行われた1200m戦ではダートサンデー系や短距離に強いサンデー系が好走していましたから、狙い目になるでしょう。特にハマりそうなのはダートor短距離サンデー系×フレンチデピュティ系でしょうか。

該当馬
3.ケイアイドリー
→枠順絶好
5.リュウノユキナ
→1200m巧者

○JBCレディスクラシック

 レディスクラシックは大井1800mを使用。ダート三冠の1戦目羽田盃やレディスプレリュードが施行されるコース。残り200m地点からスタートし、外回りコースを1周するコースになっています。
 初角までに隊列が決まりにくく、ハイペースで流れやすいコース。その影響で外枠が有利に。これは前哨戦のレディスプレリュードを見ても分かる通りです。今回もあのような差し切りが決まる可能性を含んでいるため、難解なレースになりそうです。
 中距離の非根幹距離ということでパワーが余計に問われるコース。結果、馬力で勝る米国系が強い傾向に。前回20年3着がのちに米国を制するマルシュロレーヌだったことからもサンデー系よりも米国系が優勢なことが窺えます。米国系から狙っていきたい条件です。

該当馬
2.グランブリッジ
→冬に同コース勝利、米国系
10.テリオスベル
→白砂対応○、パワー系

○JBC2歳優駿

 今年が4度目の開催となる同競走は唯一Jpn3。これは前身の北海道2歳優駿から流れを引き継いでいるから。なお、石川倭騎手が3回のうち2勝を挙げている。
 1800mは内回りと外回りの合流地点からスタートし、外回りコースを1周する。最後の直線は318m。
 最初のコーナーまで距離がある影響か、枠順に有利不利はありません。ただ、3年間馬券になっているのは5枠と、やや極端な枠は不利な傾向に。中枠を重視しても良さそうです。
 それよりも差しが有利なところがポイントで、先行して残れたのは今年道営三冠馬となったベルピットのみ。それ以外は中団から差してくる競馬で馬券になっていましたから、差し馬にアドバンテージがあると言えるでしょう。
 血統的には仕上がり重視。米国系が中心と考えて大丈夫そうです。米国系とサンデー系に重きを置けば的中にもグゥと近づくでしょう。

該当馬
3.フォーエバーヤング
→仕上がり良好!
10.パッションクライ
→米国系○、実力上位!


JBC4競走予想、買い目

 最後に予想をして終了にしたいと思います。下記も是非ご覧ください!

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