エンプレス杯分析「長い距離は長い脚⁉︎」
こんばんは、ヒデです。いよいよ明日から3月がスタートします。今年の1/6が終わってしまったんですね。3月はG1も本格的にスタートするシーズン、それと同時に出会いと別れのシーズンでもあります。今回は毎年引退レースとなることの多い牝馬交流重賞、エンプレス杯の分析を行っていきたいと思います。川崎2100m重賞、はたしてどのような馬が有利な傾向になっているのでしょうか?早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。
1.やはり今年も前残り⁉︎
カーブが急な川崎競馬場、2100mはそれを3回もクリアしていく難コースになっています。直線は短くはないものの、300mでは差しきれません。そのため、動いてくる馬は3回目カーブ名前、コーナー通過順では5回目あたりには少なくとも動いている必要があります。理想は二周目の向正面から動く競馬ではないでしょうか。過去5年を見ても最終コーナーで5番手程度に入っている馬が馬券になる権利を有している傾向になっていますから、早めに動いて最終コーナー先団につけられる馬を狙っていくべきです。
人気を見ると波乱はあまり起こらない競走。過去10年に拡げて見ても、1人気が馬券外に沈んだケースはありません。最後に1人気が馬券外となったのは2008年(ラビットオレンジ・6着)と干支が軽く一周しています。理想は1人気と2人気、1人気と3人気で決まることも多く、三連複を買う時には紐に人気薄を入れる程度に留めておいたほうが良さそうですね。人気には逆らってはいけません。
2.JRA勢VS大井勢、冬の牝馬交流重賞の集大成に!?
12月のクイーン賞から続く南関東の牝馬交流重賞3連戦の実質最終戦(4月にマリーンCがありますが、新年度なので)のこの競走、これらの重賞を出ていた馬が好走するケースが多くなっています。好走した馬はほとんど先月施行されたTCK女王盃または12月の船橋で施行されるクイーン賞からのローテで出走してきています。特に勝ち馬に限定するとこの傾向が特に強くなっています。過去5年は上記2競走から出走してきた馬以外は勝利していません。勝ち馬を探すならばクイーン賞やTCK女王盃から出走してくるから検討するのが良いでしょう。
地方所属馬は好走するローテは割と柔軟。川崎記念から中3週程度好走する馬など様々ですが、二つほど条件があります。一つは大井所属馬であること、そしてもう一つは1800m以上から出走してきていること。なぜか地元勢よりも大井所属馬、特に小林分厩舎に所属している馬が好走しやすい条件です。小林所属馬を見分けるためには面倒ですがTCKのサイトから確認してみることをお勧めします。1800m以上の競走からのローテに関しては、10着以下に敗れても巻き返してくるのが不思議なところ。ただ、1800m以上の実績があればという条件付きです。この辺りを意識すれば大丈夫でしょう。
3.系統不問で走るサンデー系、今年も中心に?
過去5年、20年1着のアンデスクイーン(父タートルボウル)を除いてサンデー系が勝利しているほどサンデー系が有利な競走です。ここ2年はオルフェーヴル産駒が連勝しているように、芝でもダートでも長距離と言われる距離で圧倒的な安定感を誇っていますね。中心はサンデー系と考えて良いでしょう。ゴールドアリュールやオルフェーヴルなどのダートで走るサンデー系は特に重視したいところです。
それ以外の系統であれば長い脚を繰り出せるタイプであるキングカメハメハ系や米国中距離血統が走りやすいタイプです。1でも書きましたが、2周目の向正面から長い脚を使って伸びてくるレース傾向だけに、長い脚を使える系統がそのまま着を拾うようなレースになっていることが想定されますので、相手として狙うならば米国中距離系かキングカメハメハ系を狙っていくのがセオリーになるでしょう。ルーラーシップ産駒などが特に良さそうです。
4.該当馬
それではエンプレス杯の該当馬を見ていきましょう。
1.ヴァレーデラルナ
先行○ 人気○ 前走TCK女王盃○ 血統○
今年の勝ち馬候補はこの馬でしょう。前走のTCK女王盃2着は2年前の覇者マルシュロレーヌと同じローテでもあります。同じく長い脚を使えるタイプですから、ドゥラメンテ産駒でも頭に期待です。
6.テリオスベル
先行○ 人気○ 前走川崎記念△ 血統◎
前走川崎記念というのは少し心配ではありますが、クイーン賞1着、TCK女王盃4着の実績がありますからこなすことは可能でしょう。キズナ産駒というのは魅力的ですから、馬券としては高評価しておきたい馬と言えますので期待です。
そのほか米国系の2.グランリッジにも注目です。
地方ならこの馬!
7.サルサディオーネ
すみません、今回は人気でもこの馬にさせてください。昨年のさきたま杯の覇者で、日テレ杯でも活躍しているその実力は衰えていないはず。今回は引退レースということと、ゴールドリュール産駒のですので無視することはできないでしょう。下の買い目欄にはもう一頭地方好走候補を載せて起きますのでそちらもご確認ください。
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