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複利について~長期投資と複利効果~

今日のテーマは「複利」についてです(^-^)/



日本の経済状況から今後は「投資」を行って、個人で資産形成を行っていく必要性がありますが、その中で最も重要なものは「複利効果」です。



かの有名なアインシュタインは、かつて「人類最大の発見は、複利の考え方である」と言わしめたほど、“複利の力”は偉大であり強大です。


そもそも「複利」とは、利息の一種であり、簡単に説明すると利息に利息が付くことを意味します。そして利息には、「単利」と「複利」の2種類の利息があります。


〈複利と単利の違い〉
○単利

投資額の原資に対してのみ利息が付くもの。

○複利
原資についた利息を含めた金額に利息が付くもの



まとまると「複利」は、投資額についた利息(単利)を新たな原資(元本)とし、再運用する方法です。そのため利息が元本に組み込まれ、原本増えていくので、その様子を例え、よく「雪だるま式に増える」などと表現されています。


具体的に説明すると複利と単利では、資産形成の速度が違う点と長期で運用することで圧倒的な差が生まれます。


<単利の増え方> 
※投資信託で元本100万円を年利7%で運用
◉単利の場合

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◉福利の場合

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単利と複利を比較すると3年目では、複利の方が約1.5万円も得をすることになります。
この差が積み重なることで差が生まれます。


また複利は「時間=長期運用」を掛けることで、投資による利益に元本を加えて、さらに価値を増加させていきます。またこの合計金額が、再度投資に回されて更なる利益を生んでいくことができます。

〈長期運用の場合〉
○100万円を7%で40年間運用した場合
    単利と複利の受取額の比較

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引用:おかねの小槌https://okanenokozuchi.com/single-interest-and-compound-interest


単利の場合、7万円の利息x40年=280万円で元利合計(元本+利息=合計)は380万円に過ぎません。(約3.8倍)


一方で複利の場合、10年を過ぎてから差がつき始め、利息部分が13,974,458円、元利合計で14,974,458円に増えています。(約14.9倍)



以上のことから複利の方が圧倒的に有効であることが分かると思います。

複利をまとめると以下の特徴があります。



〈複利の特徴〉
•同じ金額であれば、単利よりもずっと効果的に増やすことができる。また少額であっても効果は変わらない。


•効果を得るために必要なものは時間であり、追加でコストやリスクが発生することはない。


時間を掛ければそのメリットを得られるため、複利の活用は、投資を始めた年齢が若いほど恩恵を受けやすいです。
このように時間をかけることで複利の効果を最大限に活用することができます。


投資信託などの投資に関しては、一部で例外はありますが、基本的にはどの金融商品を複利運用がされています。


但し複利の効果を活用して利益を上げるのには、最低でも10年近くは運用する必要があります。また金利が低い金融商品(定額貯金、積立貯金など)は複利効果が得られにくため、金利を得るためには、預貯金で積み立てるのではなく、資産運用することがが必要です。
※現在の定期預金0.01%では、100万円を預けても4,000円程度しか増えません。


長期投資全般において「複利=時間」を活用することは、途轍もなく大きな力を発揮します。そのため、長期投資(投資信託、確定拠出年金)は始める場合は、早ければ早いほど優位性(利益・成功率)が高いです。


巷では良く、若い人は若さが武器と言われますが、僕は時間があることが若い人にとって大きな武器だと思います。特に若年者のうちに複利を活用し、老後や今後の生活に為に資産形成することが望ましいです。

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