2つの生命


2016年7月

僕が身体障害者1級に認定されて1年
生活が大きく変わり身の回りも大きく変わり
身体にも大きな傷が残った。

生きて行くためには傷の1つくらい
いや2つ3つは仕方がないことだと思った。

7月14日の朝
パパは小さな生命と目を合わした。
それが大和だと言うが僕は見てないから
分からない

その日は定期検診のため
僕もバタバタしていたが小さな生命に 
また縁があったら会いたいなと思い外来へ
行き帰宅するとルーティがいる笑

2人で遅めのご飯を食べていたら
外から猫の鳴き声がして僕は飛び出すように
外に出た。

外には小さな生命が2匹して寄り添っていて
僕はゆっくりと手を伸ばすと1匹は逃げて
しまいもう1匹は僕の胸に抱き抱えた。

生後数か月は経ったくらいの小さな生命で
躊躇いもなく2階へと上げた。

その日の夜になりルーティに話をして
ひと晩だけ泊めて里親に出すことを
考えていたが

小さな生命を見る度に手放すのが苦しく
飼うことを決めた

もう1匹を探していた

小さな生命は「大和やまと」と
名付けた。

数日後..
大和くん達が捨てられていた場所を見ると
発泡スチロールが捨ててあった。

真夏の暑い中
大和くん達はその中から脱出して大和くんは
我が家へもう1匹は何処に行ってしまったか
分からないままだった。

大和くんとの生活が3年が過ぎた頃
隣の家に茶白の猫が居るとパパが話していたが
僕は見たことが無かった。
近所で茶白の猫はおらず

もしかしたら大和くんと生き別れた生命かもと
と思っていて

暫くして隣の家の人が飼っているかも?となり
話によると

耳を怪我していて冬場まで
 生きれるかな?分からないと言うため
僕はその生命に青空 そら と名付け

意味は青空のように青く澄んだ心を持って 
生きて欲しいと

その後も何度か青空そらを見かけましたが
別の場所に行ってしまったのか?

それとも..考えたくはないですが

大和くんと同じ日に小さな産声を上げて
同じ日に心のない冷たい人間に捨てられ
別々の人生を歩むことになった大和くん
と青空そらくん

例え離れ離れになったとしても
僕にとって大切な大切な生命には変わりなく
かけがえのない生命には変わりはありません

小さな生命達は時にはイタズラもするし
可愛くない態度や行動を見せるかも知れません
でも僕達人間より短い生命ですが

短くても懸命に生きて虹の橋を渡って行くの
かな?と思います。

僕は5年前に最愛なる猫を亡くして1日も
忘れたことはなく常に傍にいてくれていると
信じています。

今現在は4匹の小さな生命達が僕の家には
います。

時には喧嘩もしますし怒りもしますし
褒めたりもします。 

それは生命があってこそ出来ることで
亡くしてしまったら愛しい姿は思い出になって
しまいます。 

あ~してやれば良かったのかな?と思いなら
時間はかかってもお金はかかっても心を込めて 
してあげるべきだと思います。

今日でお盆も終わり今度来るのは秋のお彼岸で
それが過ぎると暖かな春が来ないと帰って
来ないので涙

だた命日の日には大好きだった生命を 
愛した生命を思い出して大好きだった物を
あげると喜ぶガも知れませんよ

終わり

※この内容はアメブロにも同じ内容で載せています。

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