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【無料】人気薄で温泉へ!魂の一頭、フェブラリーS

G1はつらつらと書きますので、苦手な方は◎だけ確認して「スキ」を押してそっと閉じてください。

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 長文になる。
 日本海に面した小さな街。冬はほとんど晴れることはない。曇りか雨か、たまに雪。灰色の季節をただただ耐えて春を待つ、島根県益田市に彼は生まれた。
かつて、ここには「日本一小さな競馬場」があった。そこで彼はデビューした。手綱捌きは超一流。しかし、他の地方競馬場がそうであったように、ネット投票の普及まで耐えることができず。歴史から消えた。そして益田の武豊は大井に移る。
「腕はいい」が「素行が悪い」御神本訓史。
 
調整ルームに入らない。指定されたタクシーに乗らない。表彰式をすっぽかす。極め付けは彼女をマッサージ師と偽り…(以下略)
 長き謹慎期間を経て、御神本は帰ってきた。そして出会ったのが◎スピーディキックである。「ミックファイアだろ!」のツッコミは甘んじて受ける。ただ、一つの事実として2024年2月18日、御神本訓史はスピーディキックに乗る。経緯とか優先順位とかはどうでもいい。恥ずかしながら去年も◎を打った。好スタートを切ったのに、芝とダートの切れ目あたりからズルズルと位置を下げ、4コーナーは後方…外に出せず、馬群に突っ込む。そして「詰まった」「天才のミス」で、6着。
 御神本がもっと、スピーディキックの力を信じていたら、せめて中段につけ大外をぶん回したはずだ。
 あれから1年…レモンポップはいない。メイショウハリオもいない。追い切りは抜群だ。
 朝起きたら喉が痛い。日本海側出身の僕にとって太平洋側の冬の乾燥は何より辛い。それだけ府中のダートは乾いている。きょうは御神本の日だ。
フェブラリーステークスという地方馬にとっては高く険しく、しかし輝く美しきゴールへ…御神本が出したラストパスを決めるのはスピーディキックをおいて他にない!
追記:イグナイターが9番人気か…

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