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風に舞う日々

松尾芭蕉の句に
「道辺の木槿は馬に喰われけり」
というのがあります。

旅の途中、馬の背に乗っていた芭蕉が、目の前の木槿の花に見とれていると突然・・・その木槿の花を、なんと自分が乗っているその馬が、パクッと食べてしまった。

芭蕉の心にはきっと、今まで見ていた木槿の残像が残っていたでしょうね。見事な木槿の花。

そんなわけで・・・ある日突然、気がついたらここにあったはずの何かが消えていた・・・そんな感じを、最近よく感じます。

信じていた、あるいは常識として信じていた何かが、ある日突然・・・全く意味を無くしてしまうような。

天候の乱れが気になる今日この頃ですが、人の心の中にも何か大きな風が吹き荒れているような、そんな気がするんですよね、最近。

 


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