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【鉄印帳の旅#6 わたらせ渓谷鐵道】~渓谷の自然美とトロッコを満喫せよ!~

みなさん、こんにちは✋ ひだまり66です!
お正月は”新春”と呼ばれますが、どちらかと言えば2月にかけて冬が本格化し、春が待ち遠しいなぁーなんて感じる頃ですよね🌸
今回は一足先に春を舞台にしたお話、しかも連載中の鉄印シリーズはようやく第6弾というところです。(記事は第6回ですが、実際の鉄印コレクトは折り返し地点を過ぎましたwww)
時間軸としては遡ること1年8ヵ月前、2022年4月の物語です!

前回の阿武隈急行編をご覧でない方は下記リンクからどうぞ▼

〈基本情報〉
路線名:わたらせ渓谷鐵道
区間:桐生駅(群馬)~間藤駅(栃木)
車両:わ89形・WKT500形・DE10形 ほか
訪問日:2022年4月23日

真岡鐵道やいすみ鉄道の時もそうでしたが、いくら関東とは言えこれらのローカル線はスタート地点まで行くのに苦労します😅
しかも、今回の舞台である桐生駅は両毛線のちょうど真ん中辺りなので、3時間以上かけて大宮→小山→桐生(宇都宮線・両毛線経由)と来て、ようやく本題のスタートです(毎回このくだりやってますね笑)

〈小山 8:01→桐生 9:01〉

本題に入る前にちょっと行きのお話に触れておきますと、偶然にもA28編成に当たったんです笑

小山発高崎行き 211系A28編成

鉄道ファンでないと「は?」という感じかもしれませんが、これ1編成しか存在しないレアなラインカラーになっています。
「両毛線=織物」をイメージした「矢絣(やがすり)柄」という柄で、従来のオレンジと緑で構成されている帯色部分に黄色と緑色を配色にしたものとなっています!
運用範囲は両毛線だけではなく、信越本線(高崎~横川)・上越線(高崎~水上)・吾妻線(渋川~大前)でも使用される中での1編成なので、かなりラッキーと言っていいでしょう😋

〈桐生 9:30→通洞 10:59〉

わたらせ渓谷鐵道の観光列車と言えば・・・
そう、やっぱり渓谷走る列車ですから「トロッコ列車」ですよね~
もちろん筆者も事前にトロッコ整理券を購入しておりますので、”トロッコわっしー号”に乗車していきます( ^o^)ノ

進行方向前寄りが窓なし、後ろ寄りが窓あり
トロッコに乗るのは小学生の時の黒部峡谷トロッコ以来

4月の群馬ということで若干肌寒さもありましたが、いい具合に風を切りながらトロッコ列車は発車していきます!
桐生から東武線との接続駅である相老や本社がある大間々辺りまでは住宅地を進んでいきます🚋
しかし、大間々駅を過ぎると車窓は途端に山の風景に変化していきます🗻

新緑の山々を臨む

ここで少しわたらせ渓谷鐵道の歴史と文化に触れておきましょう👆
わたらせ渓谷鐵道は旧国鉄足尾線を継承した路線で、足尾銅山からの鉱石輸送を目的とした路線でした。そのため産業関係の遺産も多く、全線に渡って橋梁・トンネル・駅舎など、37件が国の有形登録文化財となっています🙄
また、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬はイルミネーションと四季折々の車窓を楽しめることからデートにもオススメの路線と言われることも多くなりましたね💚
そんなこんなで、渓谷美のベストショットを狙っていると目の前が突然真っ暗に!!!

突然車内で始まったシアター

そうです。ここは神戸~沢入間にある草木トンネルでなんと全長5000mを超える超大トンネルのため、列車が通過するにも約10分程度を要します(゚o゚;
その間、ずっと真っ暗になることを利用して車内でミニシアターが行われるのです🤗
ただ、ぶっちゃけそれどころではありません・・・
GWに向かって徐々に気温を上がり始めていた時期だったので、半袖のポロシャツと薄手の上着しか持っていないにも関わらず、トンネル内は超ひんやり+凄い風圧で10分間凍えていました🥶
やがて、草木トンネルを抜けると再びわたらせ川沿って列車は北上していきます。

今回は終点の2つ手前で下車

”トロッコわっしー号”は間藤行きですが、今回は途中の通洞駅で下車します。
理由としてはここが一番折り返しの桐生行きに効率良く乗り換えられるからです。というのもわたらせ渓谷鐵道沿線の観光地のひとつに足尾銅山ももちろんあるのですが、今回筆者は神戸と大間々で観光予定があったので、一足先に折り返したかったのです😅
ということで普通列車で少しUターンして神戸駅で一旦ランチ休憩といたします🍱

〈通洞 11:06→神戸 11:40〉

みなさん、この駅なんて読むか分かります?
兵庫県の駅が有名過ぎて、逆に難しいかもしれませんが、”ごうど”と読みます。

乗ってきた列車は対向列車の交換待ち

実はここに是非ランチとして使いたいお店があったのです😋
それがこちら▼

東武特急デラックスロマンスカーの車体を利用したレストラン

駅に隣接した電車レストランです🚋
車両は東武特急スペーシアが台頭する前に活躍したデラックスロマンスカー(DRC)です!

車内の様子(現役自体のまま)

大宮の鉄道博物館と同様に車内で飲食が可能でしたので、ここでお弁当をいただきます🙏

店内利用なら味噌汁付!

昼からビールが堪能できたほか、店内利用で味噌汁付になり、わ鉄のハンドタオルもいただけました(*^_^*)
お腹も満たしたところで早速沿線散策をしましょう!
ここから市街地まではみどり市が運転する市内バスが毎時1本程度走っています🚌

平面構造が特徴的な建築

やって来た先は”富弘美術館”です。

星野富弘さんの作品が所蔵されている美術館ですが、この星野さんという方はクラブ活動の指導中に事故に遭い、手足の自由を失ってしまった画家です🎨
そのため、作品のほとんどは口で筆をくわえて描いたもののようでしたが、そのような苦難を乗り越えてきた方の作品だからこそ心に響く作品ばかりでした。

エントランスに飾られている絵葉書風の作品

メインで詩画を描かれているので、その詩もとても心が温まる要因でしょうか?
美術館の横には草木湖というダム湖があります💧
せっかく天気もいいし、一部は遊歩道になっているようだったので春風を浴びながら軽くハイキングしてみました🚶

人造湖とは言え、風が爽やか
絵葉書にできそうな一枚

復路のバスに乗り遅れると洒落にならないので、名残惜しい部分もありましたが、遊歩道は途中で引き返してバスに乗ります🚌
そよ風が気持ちよくて、ずっといたかったなぁ笑

〈神戸 14:46→大間々 15:37〉

さて、そろそろ肝心の鉄印を購入するために大間々駅に戻りたいと思います。これがミッションですからね。鉄印を購入し忘れたら何のためにここまで来たのか分からなくなってしまいますwww
せっかく来たので復路もトロッコ列車で帰ります😚
ただ、往路と同じトロッコではありません!
今度は”トロッコわたらせ渓谷号”という列車でディーゼル機関車がトロッコ客車を牽引するというもっとレトロな車両です👆

トロッコ列車同士の行き違い(全国的にも珍しい)
これぞトロッコ列車の醍醐味、せせらぎの音色

さっきビールを飲んだからでしょうか。風に揺られているうちにだんだんと睡魔が襲ってきましたzzz😪
神戸駅からの乗車時間は50分程度だったので、最後の方でウトウトしていたら、あっという間に終点の大間々駅に着いてしまいました笑

旅の終盤に鉄印ゲット!

そして、旅の最後に呑み鉄として寄りたいお店がありました🍶
それがこちら▼

https://akagisan.com/publics/translation/JE/

この地域の銘酒”赤城山”を醸造する近藤酒造さんです。

立派な蔵元です

だがしかし・・・ 鍵がかかっている?
サイトを改めて見てみると 休業日:土日祝
「なんてこったーーーー😭」
試飲はおろか、店が閉まっているとなるとお土産として購入することもできませんでしたので、店の前で写真を撮って素直に引き下がります・・・
今度、平日にリベンジしたいと思います💧

〈大間々 17:05→相老 17:12〉

近藤酒造は残念でしたが、これにて予定していた行程は全て終了です!
帰りは相老経由で東武桐生線に乗り換えて、リバティりょうもうで帰宅します🚶
特急りょうもうは赤城始発なので相老から東武動物公園まで1本で帰れるーと思ったら、今度のりょうもうは・・・
「太田始発かーーいwww」
最後の方はついてない笑

それでは恒例の鉄印川柳で今回も締めましょう!

わたらせの せせらぎ聴きに トロッコへ

鉄印制覇まであと34社!

🚈それではまたお会いしましょう🚈