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比田井通信 第845号(たとえ体は不自由でも…)

比田井通信 第845号(たとえ体は不自由でも…)
(2023.12.23発行)

先週の緊急告知で武藤貴宏團長の「ひさぁ~しぶりのライブメッセージ」が観られます!とお伝えしました。

もちろん、コレ、私もライブで観ましたが、

ライブで観ていた方は思っていた以上に少なくて28人ぐらいでした(笑)
きっと28人のうち、ほとんどがヒダツー読者の方だったと思っているんです。

あれ、やっぱり、不思議ですよね。
同じ動画でも「ライブ中継」だと思うと
もぉ、それだけでこちらも緊張しちゃうんです。
だって、この後、どうなるかわからないんですから。

しかも、観た方はお分かりだと思いますが、
後ろに英語で字幕がでているんです。

英語とは言え、立命館アジア太平洋大学(通称:APU)の校友会(卒業生)の皆さんですからね、全部、英語がわかっちゃうんです。
つまり、間違えられないってことです。
忘れちゃったら、飛ばしたり、アドリブで凌ぐことができないんです。

しかも、大事な大事な校友会20周年の式典ですよ。
そこで、APUに多大な貢献をしてきた出口治明学長の卒業メッセージなんです。

私にはとてもではありませんが、
できません。

その武藤團長のメッセージを簡単に伝えると、

出口治明学長は2018年に4代目の学長として就任しました。
APU初の一般公募された学長なんです。
もともとはライフネット生命保険を創業した方です。

メッセージの冒頭、
出口さんが敬愛してやまないチャールズ・ダーウィンの
生き残る種とは、
 強いものではなく、
 最も良く変化に適応したもの」
という言葉を紹介してくれました。

私もこの言葉が大好きで
ホントにその通りだと思うんです。

私の中ではこう解釈しています。

「生き残るのは、もともと、
 能力が高く、才能があるものではなく
 その状況において最も成長したもの」

APUってホント凄い大学で、
学生の半分は、100以上の国と地域からの留学生なんです。
教員の半数も外国籍です。

だからキャンパスはたくさんの言葉、文化が混ざり合っています。
結果、APUで生き残るのは大変なんです。
日本語と英語で繰り広げられる授業。
そしてAPハウスという寮では、
日本の学生と海外の学生が共同生活します。
もちろん、生活習慣がまったく違います。

最初は誤解、衝突ばっかりです。
でも、どうやったらお互いを尊重し合いながら納得できるのか、とことん会話し、解決して適応していきます。
メチャメチャ成長します。
当然、コミュニケーション能力も磨かれます。

2018年に学長に就いた出口さんはこのAPUの素晴らしさをドンドン世間に発表していきました。そしたらAPUの知名度とステータスがグングン上がって、2019年度には開学以来、過去最高の入学志願者数になったんです。

ところが、2020年新型コロナウィルスが蔓延します。
世界は混乱しパニックになりました。
でも、出口学長は

「歴史を振り返れば14世紀のペスト、20世紀のスペイン風邪とパンデミックは何度も起こった。自然現象だから必ず収束する。だから、皆さん落ち着いてできることをやりましょう」

そう言って、入国できなくなった留学生のために授業をオンラインに切り替え、安全のために入学式、卒業式の中止をいち早く決め、経済的に苦しくなった学生の支援をする仕組みを作り、その知力とその行動力でこのAPUを支えます。

ところが、出口さんを2021年にさらなる困難が襲います。
脳卒中で倒れ右半身の麻痺と言葉を発することができない失語症の後遺症が残ります。

誰もが学長を引退されると思ったところ、出口さんはすぐに「学長への復帰を目指す」と言う意思を表明し、学長に復帰するためには、今の自分にとってはコミュニケーション能力が1番大事だから、リハビリは話すことに特化し、自分の足で再び立って歩くということは断念すると言う苦渋の決断をします。

出口さんを担当した言語聴覚士の方は
出口さんほど重度の失語症の方で、これほどの決意を持って諦めない姿勢で頑張る人はいない」と言ったそうです。

そんな出口さんを武藤團長は心から「応援したい!」と思って今回の応援が実現したんです。

ここからは武藤さんの言葉でお聴きください

=============
出口さんはしんどいこと。
苦しい時こそ元気を出して、
前を向いて一生懸命生きるんだと
毎日毎日、一生懸命リハビリに取り組み、
少しずつ少しずつ
その体に適応していった。

そして1年後の2022年1月には
見事、学長に復帰され、
4月1日の入学式では
自分の言葉でお祝い述べたのでございます!

出口さんはなぜ
そこまで挑戦し続けるのか。

私は思う。
あなたは見せたいんだ。
たとえどんな状況だろうと
どんな困難だろうと

そこに意思があれば
自分のしっかりした意思があれば、
人間は必ず適応できると
あなたは見せたいんだ。

自分の心がけ次第で
どんな環境だろうと
人生を楽しむことは
必ずできると
あなたは見せたいんです。

そしてあなたは伝えてくれる

体が不自由でも
心は自由でいることができる

と、その生き方、その姿勢で教えてくれる。

あなたを見ていると
同じ人間として、
もっとできる。
もっと挑戦しようと
そう思える。
============
このメッセージ、ほんの一部ですので
ぜひ、本編をご覧ください↓(37分から18分間のメッセージです)

最後は出口学長泣いてました。

出口さん、しっかり自分の声で「ありがとうございます」と言っていました。武藤團長、いい仕事しました。

あっ、ライブ中継を見ていたのはヒダツー読者28人だけだったと、言いましたが、きっと武藤團長の感動の応援メッセージが世界中にいるAPU卒業生の皆さんに一気に広まったんでしょうね。その後、一気に1000アクセスを超える大反響になっています。

ぜひご覧ください↓

https://www.youtube.com/live/d-oUDaEQKfc?si=flC3M_SFQeYnixFt

さて、今日もお知らせがあります。
2024年1月28日に長野県中野市に喜多川泰さんが来ます!

ヒダツー読者の太田智明先生が呼んでくれたんです!もちろん、私は運転手とアシスタントで参加です。
あれ、このパターン、今年の2月にヒダツー読者の上原先生がやってくれたパターンですね(笑)。
ヒダツー読者の皆さん、長野県のために頑張ってます!数日前に予約がスタートしました。先週お伝えした2/3のヒダカズ講演と一緒によろしくお願いします!

そして、そして、最後にもう一つ・・・
すでに「信州大愚塾通信」に登録の方には送ったのですが、
本日、「公式チラシ」が完成したんです!
完成って言っても私が作ったのではありません。
今回、全面的に協力して下さっている窓口の知哲さんがこんなにカッコイイチラシを作ってくれて、それが今朝、届いたんです。

どうですか?メチャメチャカッコよくないですか?
しかも、明後日の12/25(月)19:00より先行予約販売がスタートするんです!詳しくは「信州大愚塾 第7号」をご覧ください↓

今日のヒダツーは以上です!
おやすみなさい!

■今週の【ヒダカズのココロの授業 講演編】は
夢は叶う?」のお話。

■■一般参加可能なヒダカズ講演■■■

■R6/2/14(水)長野県上田市/13:10~15:10/上田看護専門学校講堂/入場無料/問合せ 上田医師会上田看護専門学校
kango@ueda-kango.ac.jp

■■【信州大愚塾withヒダカズ】のお知らせ希望■■■
日 程:2024.4.13(土)13:00スタート
会 場:上田市サントミューゼ小ホール
定 員:316名参 加:3000円(全席指定)
※ヒダカズ個人の主催です。詳しいことがかなり決まってきました。
下記フォームに登録して下さった方に詳しいことをお知らせしています↓
https://forms.gle/DcMBDvvVqHthmCbe6

※すでに「信州大愚塾 通信」が届いている方は登録の必要はありません

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■
【自分で自分にレッテルを貼らない】(2023.8.30放送)
先日、ウエジョビでコミュニケーションコンサルタントの「ひきたよしあき」さんのお話を学生達と聴きました。ひきたさんがウエジョビ生に「自分で自分にレッテルを貼らない」という言葉を贈ってくれました。

※ラジオのバックナンバーはコチラ↓
https://studio.youtube.com/playlist/PLO-3byDd4EWmqe_IAtPlo8DcYJEoEfTG6/videos

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