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比田井通信 第879号(お盆に帰ってくるのは…)

(2024.8.16発行)

8/13は迎え盆
本日、8/16は送り盆
(地域によっては違うところもあるようですが)

本当はカンタと一緒に私の実家の送り盆に行く予定だったのですが、台風の影響を考えて昨日のうちに東京に帰ってしまいましたので、私一人で行ってきました。

毎年、この時期は大愚和尚が配信動画の中でお盆のお話をしてくれるんです。

大愚和尚が凄いのは同じ「お盆」にまつわるお話を毎年毎年、別角度から話して下さるんです。

だから、全然飽きないですし、学びが深まります。

今年、印象的だったのは…

亡くなった方を弔う
一周忌や三周忌とお盆の先祖供養の決定的な違いは・・・

一周忌や三周忌が特定の故人を供養するのに対して、お盆で供養するのはすべてのご先祖様なんですよね。

すべてのご先祖様って、一言で言ってもですよ。昭和や大正、明治にとどまらず、江戸時代、さらには平安、弥生、縄文すべてです。

縄文時代って紀元前1万6千年頃(諸説あり)に始まったとされていますから、いまから1万8千年も前のことなんですね。

1万8千年もの間、ご先祖様を遡ったら何代ぐらいになるのでしょうか?
例えば、昔は早く結婚して早く子どもを生みましたから、単純に20歳で子どもを生んだとしましょう。

なんと、900代もあるんです。
例えば、私には母と父がいます。
その母と父にもそれぞれ母と父がいます。
10代遡ると2の10乗で1024人のご先祖様です。たった10代で1024ですよ。これが900代あったらどうなります?

2の900乗なんです。

スマホの電卓機能で計算したら「エラー」になりました。

WEB電卓で計算したら
8.4527120270個です(笑)
もう単位もわかりません。

10の60乗が那由多(なゆた)
10の64乗が不可思議
10の68乗が無料対数

この辺までは聞いたことがあります。
この後、「0」が200個付くんです。

私のご先祖様、縄文時代まで遡ると
8.452712✖10の270乗人もいるんです。

これだけのご先祖様がお盆には帰ってくるんです。

あっ、違います。
この8.452712✖10の270乗人のご先祖様は1万8千年前のご先祖様だけですから、その次の代のご先祖様はその半分の4.226356✖10の270乗人。次の代はまたその半分の・・・

これを900代ぜぇ~んぶ足した人数が私のご先祖様です。

これ、縄文時代までですからね。
その前の旧石器時代に遡ったら・・・
ホモサピエンスが誕生したのは30万年~20万年前(諸説あり)と言われています。
1万8千年で8.452712✖10の270乗人ですからね、これを30万年まで遡ったら、とにかく物凄い数のご先祖様がいるんです。

それ、私だけじゃないですからね。
あなたにもそれだけのご先祖様がいるんですよ。

もう一度、言いますね。
それだけのご先祖様がお盆には帰ってくるんです。

こんなにたくさんのご先祖様が帰ってくるのですから、こちら側もできるだけ多くの親族で出迎えるのが筋ですよね。
すみません。
ここは大愚和尚が言ったのではありません。思わず、出てしまった私の言葉です(笑)

だから、お盆は親戚がたくさん集まってご先祖様を迎えるんです。

ご先祖様だって、たくさんの子孫に出迎えてもらった方が嬉しいに決まってます。

私の父親は六代続く家の6人兄弟の長男なんですね。
だから、私が子どもの頃はお盆になると親戚の家族が毎年、たくさん集まったんです。

子どもの頃はそれが楽しみでしたが、今思えば母親は大変だったと思います。それでも、お盆はそういうものだという雰囲気がありました。

でも、とっても有難かったと思うんです。
今はその母親も寝たきり状態でそんな準備はできませんが、迎え盆にはカンタが盆提灯を作ってくれて、美恵先生が天ぷらを揚げてくれて、兄貴と私と父親で祭壇の準備をして・・・
みんなでチカラを合わせて、ご先祖様を迎える準備をしました。

これがとても大事なことだと思えるように育ててもらいました。

4月の信州大愚塾のときに大愚和尚が言ってましたよね。

「先祖を大事にする家は栄える」と。

この「栄える」という意味は財産が増えるという意味ではなく幸せに暮らしていけるという意味です。
幸せに暮らしていけるという意味は、
いろんなことがあってもその一家はその困難を乗り越えていけるという意味です。

それはなぜか・・・?

「先祖を大事にする家」ということは「目に見えないものを大事にする家」ということです。

逆に「先祖を大事にしない家」というのは「目に見えるモノだけを大事にする家」ということです。

「目に見えるモノ」とは「今だけ、自分だけ、お金だけ」ということです。
「今」のことは見えてますからね。
(表面的にはですが)「自分」のことは「他人」のことより見えてます。(本質は逆だったりしますが・・・)
「お金」なんてホントわかりやすいですよね。

だから、

「今さえ、自分さえ、お金さえ…」という家になったら、「お盆」という行事の大切さがわからない一家ということになります。
お盆なんて面倒臭い行事はやめて遊びに行っちゃおう!」ってなりますよね。

もちろん、時代も変わって
なかなかそれができないご家庭もあるとおもうんです。

「どうしてもお盆休みは、ここでしか行けない海外に行きたい…」っていう方もいると思います。でも、日にちをずらしてもいいじゃないですかね。

そして、ご先祖様が帰ってきたら、ご先祖様に恥ずかしくない生き方をしている姿を見せることが最高のご先祖供養になりますよね。

おじいちゃんやおばあちゃんは毎年、お孫さんにこの話を語ったらいいんです。
この毎年ってところ、ポイントですよ。
同じ話でいいんです。
同じ話を、毎年のお盆に話してあげるんです。
刷り込みなんです。
意味なんてよく分からなくても、

「あなたには物凄い数のご先祖様がいるのよ。
 そのご先祖様のおかげで、あなたが今、こうやって
 この世に生を受けてくらしているの。
 み~んな、ご先祖様のおかげなの。」
って語ってあげて下さい。

実はこの後、大愚和尚がさらに大切なことを教えてくれました。
「先の戦争で日本のために戦って亡くなった
 ご先祖様たちもたくさん帰ってきます。
 あなたの直接のご先祖様だけでなく
 日本中のご先祖様が帰ってくるんです。
 大変な思いをしてあの戦争を戦い、乗り越えた
 先人の方々がたくさん帰ってきます。
 あなたとは縁も所縁もない人もたくさんいます。
 でも、そのすべてのご先祖様たちのおかげで
 今の豊かな日本があります。
 そのすべてのご先祖様を迎えるつもりで
 お盆を過ごしてみて下さい。」

たまたま、お盆終戦記念日が重なりますよね。
テレビでは毎年この時期、戦争の話がでます。

ところが、そのほとんどの番組は
日本人に「馬鹿な戦争をした」という後悔を植え付ける内容ばかりです。

もちろん、反省も大事です。
でも、あの時代にメチャメチャ頑張った人たちがいたんです。
この国のために頑張った人たちがいたんです。

辛かった思い出を後世に刷り込む以上に
「あの大変な時代に頑張ってくれた先人たちのおかげで、今の日本がある」
こういうメッセージをもっと発信してほしいなぁ~と思うんです。

大愚和尚の話を聞いて
そんな気持ちでこのお盆を過ごしたヒダカズです。

さて、お知らせです。
今年の2月に
賛否両論、炎上覚悟のヒダカズ的『自己肯定感』論

の講演を主宰して下さった上原博光先生が
「伊藤ひよりさん講演会&ライブ」を主催されるそうです。

上原先生のクラスの子たちが作った映画「ソバニイルヨ」の主題歌を歌っているのがこの伊藤ひよりさんです。

当日はNHKの取材も来るそうです。
ご興味ある方、ぜひ!

伊藤ひよりさん講演会&ライブ

日 時:8月24日(土)14:00
会 場:坂城町立南条小学校音楽堂
入 場:無料
申 込:https://forms.gle/kPEe7mx4pLJj6bYW7
問合せ:
長野上水内幼年教育研究会
事務局 上原博光先生
shikyosou185@yahoo.co.jp

同じ日の8/24、松本で
映画「消せない約束」もあります。
私は昼の上映に行く予定です。

映画「消せない約束」


https://www.kamikaze-time-travel.jp/

松本会場は8/24(土)
昼の部:13:00
夜の部:16:30
会 場:長野県松本市波田文化センター
大 人:2000円
学 生:1000円
チケット購入はコチラ↓
https://www.kamikaze-time-travel.jp/2024-8-24-%E5%9C%9F-%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%B8%82%E6%B3%A2%E7%94%B0%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

【一般参加可能なヒダカズ講演】

■9/27(金)長野県千曲市/13:30~15:00/千曲市 戸倉創造館大ホール/入場有料(「いきいき創造学級」全10回で1,000円。比田井和孝の講演は全10回のうちの1回)/戸倉公民館 026-275-1490
togura-pc@city.chikuma.lg.jp

いのちの授業 第20回記念大会
日 時:10/14(祝)12:30~16:30予定
会 場:ウインクあいち 小ホール1(名古屋市名古屋駅徒歩8分)
定 員:200名
(オンライン=Zoom定員300名)
テーマ:「いのちを幸せをみつめて」
講師
水谷もりひと(日本講演新聞編集長)
比田井和孝(上田情報ビジネス専門学校副校長)
佐々木美和(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)
鈴木中人(いのちをバトンタッチする会)
コメンテーター=志賀内泰弘(作家)
ミニ音楽=北村遥明(虹天塾近江)
入場料:学生500、一般2500円、当日券3000円(会場のみ)

チケット購入はコチラ↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScYluOxJDpaG2LpeCceXE8ItXXXzhjvoJMU4eX8FR1paSQBuA/viewform

■11/7(木)長野県上田市/14:30~15:30/上田市真田町 真田中学校体育館/入場有料/真田中学校PTA(教頭 後藤先生 0268-72-2023)

【第19回 ココロの授業 講演会】
日 時:2024年10月26日(土)
    12:30~16:00
ゲスト:木下晴弘師匠
会 場:サントミューゼ 大ホール
※ご予約はコチラ↓
https://forms.gle/nHjfbKicLpSvMefD9
以上、比田井通信でした!

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