理解できない事って、やっぱり絶対にある、と云うお話。
哲学的なことに目覚めたのは、小学1年生のときのお別れ遠足の帰路。そのときの記憶はまたの機会に譲るとして、それからいろいろ、思索するようになりました。小学高学年の時、「この世の中で絶対的なものって、なんだろ? そんなものって、あるの?」と考えはじめました。それは、愛? 宗教? それとも金?
数日間考えた挙げ句、逆説的にこんな仮説をひとつ立ててみました。
「絶対的なものは、この世に〈絶対〉にない」
この仮説を証明してみれば、何か答えに近づけるような気がしたのです。しかし、そ