2024年7月の中川ひちゃゆきが銀座でウニを食らうまで
こんにちは、中川ひちゃゆきです
1月感覚で先月あったことをまとめて書いていく2024年版銀ウニですが、本来なら8月中に7月の分をあげないといけないのにも関わらず、ついに9月にまでずれ込んでしまいましたことを深くお詫びします
理由と致しましては、怠惰、この一言に尽きます
本当にすみませんでした
その分長めに書いたから許してね
はい、ということで出鼻から謝罪で入らせていただきましたが、1ヶ月ぶりに文字でお会いしますが皆様お元気でしたでしょうか
元気ならばそのまま元気なままで、元気でないなら各々のやり方で元気になってください
僕はというと元気ではあるものの体重が増加の一途を辿り、かの有名な悪口「金髪豚野郎」までもう少しといった状態です
いい加減にしないといけないし、誰かのせいならいい加減にしてほしい
まあ体調面ではそんな感じでしたが7月も仕事にプライベートに色々とあったので、さっそく書いていきたいと思います
東京に来て2度目の夏を迎えた7月
もう6月から夏やろという意見があるのは重々承知の上で、無視させていただく
そんな7月最初のお仕事は、なんとテレビのお仕事
しかもピン
このnoteでしか僕を知らない人がいるなら「おっ、遂に売れたか!?おめでとう!!」と思ってくれるかもしれないが期待を裏切って申し訳ない、全く売れていない
この日のテレビはEXで放送されているアンジャッシュの小島さんのキャラクター麻雀という番組だった
もうお気づきの方もいるかもしれないが、僕がピンで稼働する時はほぼ麻雀の仕事だ
完全に趣味である麻雀でネットや地上波に出れることはこの上なく嬉しいことだが、それで売れるということは基本的にはないのだ
そもそも麻雀に興味がある人が今はまだ少ないしね
ただ、先ほど書いたように麻雀の仕事があるということ自体がめちゃくちゃ嬉しいの事実も事実
しかも初めてのテレビ麻雀
大阪にいた時はテレビやネットで麻雀を打つ仕事ができるなんて思ってもなかった
大小あれど、これも僕にとっては間違いなく東京ドリームの1つだ
そんなキャラクター麻雀
まずこの番組の内容としては各々が色々なキャラクターに扮してそのキャラクターのまま麻雀を打つというものだ
これは小島さん以外の演者がそれぞれ考えたりスタッフさんと打ち合わせをしてキャラクターを決めて臨むのだが、僕の出た回は少し違うテイストだった
放送を見てくれた方は知っていると思うが、この回はロングコートダディ堂前さんの考えた「まだ背が伸び続けているおばあちゃん達」という設定で、堂前さんトンツカタン櫻田くん、そして僕の3人がまだ背が伸び続けているおばあちゃんに扮して小島さんと麻雀をするというものだったのだ
番組的にも初めての試みだったらしいが、これが最高だった
デカい3人がおばあちゃんの格好をしておばあちゃんとして喋りおばあちゃんとして麻雀を打つ
まずこれだけで金をもらっていいのか
なんせ自分でやったことといえばまだ背が伸びている理由を考えたくらいで、他はほとんど与えてもらったものでただ麻雀を打つだけだったのだから
しかも麻雀の内容はローズ(麻雀用語で仕草や言動で組んだ対局者に待ちを教えること)をただ使いまくるスーパーイカサマ麻雀
こんなもん楽しくないわけない
キャラクターに扮して喋りながらなのでもちろん半荘全てやりきることはもちろんないのだが、それでも楽しさの密度はハロウィンの渋谷の人口密度をゆうに超えていた
そうしてただただ楽しい仕事から始まった7月
そこから2日後の7月3日は恒例の金髪メンテナンスへ
6月に金髪にしてからというもの月一回15000円程度の維持費で金髪であり続けなければならなくなってしまった
車買ったんかオレと思ってしまうような出費だ
ただこればっかりはもうどうしようもない
痛すぎる出費に歯を食い張りながら美容室へ行き注文を伝える
今よりもう少し白っぽい金髪にしてください
僕が伝えた注文がこれ
そして出来上がったのがこれだった
違う違う、そうじゃない
思わず僕の中の鈴木雅之が声を出してしまうほど、違う
これはもう金ではなく銀だ
こんな今の吉川晃司みたいな髪色にしてほしいわけがない
明らかに動揺してしまったが、どうにか動揺が美容師さんに伝わらないようにできるだけまろやかに全く要求と違うことを伝えた
そこからはブリーチ後に一旦入れた色を抜く作業が始まった
イタズラに髪の毛と頭皮を痛めつける行為だということはわかっているけど、流石に頭の上に吉川晃司を背負う覚悟は僕にはまだないのだ
そうして30分ほどかけて色を抜いてなんとか元通りの金髪に戻った
危なかった
次からはもっとしっかり伝えないと必ず一回銀髪を経ないといけなくなってしまう
そうして一瞬の吉川晃司を経験して7月前半を過ごして7月7日には久しぶりに関西に仕事で行かせてもらった
その仕事が虎-1グランプリだ
甲子園の外周に設置された特設ステージで3組の芸人がネタをして1位になった芸人が9月のグランドファイナルに進んで戦って優勝を決める、という阪神ファン芸人にとっての賞レースだ
この日の出演者は守谷日和さん、僕たち、そして1期後輩の伊丹、諸見里大介さん、島田一の介師匠による新喜劇ユニットだった
正直これを見たとき勝てるわけない、と思ってしまった
関西においては絶大な知名度を誇る新喜劇
その中においても大人気の諸見里さんにスーパーレジェンドの一の介師匠
この組み合わせに僕たちが勝つのは至難にも程がある技だ
そんな不安は的中し、虎-1本番では3組目の新喜劇ユニットが阪神タイガースがワールドシリーズを制したかのような盛り上がりをみせる
その盛り上がりを聞いた瞬間に、勝てるわけないという気持ちが勝てるわけなかったという過去形に変わった
結果はもちろん負け
まあこれは仕方がない
勝てればもちろん最高だが、去年は出れなかった虎-1に出れただけでも儲けもんだ
そして何より、虎-1出場についてくる特典がありがたい
それはこの後の試合を甲子園で観戦できるというもの
東京に来て以来甲子園での観戦は初めて
正直勝敗どうこうよりも甲子園で野球を見れる、それだけで充分満足なのだ
しばらくぶりの観戦まで、守谷さんにご馳走していただいたチキンとビールで下地を作ってから、いざ甲子園球場へ
爆発前のセルくらいパンパンになった甲子園
この景色を見れただけで今日はもう破格のプラスだ
もう日本球界のどこにもいないガンケルのユニフォームを着てメガホンを叩く
何年か前までは毎年こうして甲子園に来ていてその時ですら死ぬほど楽しかった
けれど1年以上あいた今はその何倍も楽しい
守谷さんに買ってもらったビールを飲み焼きそばを食らい、僕、守谷さん、ポイさん、伊丹で観戦する
守谷さん曰く、今日の試合はめちゃくちゃ盛り上がるとのこと
何を根拠にそんなことを言っているのかはわからないので全員ほんまっすか〜と言って笑っていた
そんな守谷予言が入ったこの試合
相手はDeNAだったが序盤からリードされる厳しい展開に
盛り上がるどころか盛り下がりしろしかない展開に僕たちからの守谷さんに対しての冷たい視線が降り注ぎ、球場では心無い阪神ファンからヤジが飛ぶが、守谷さんには僕たちからのヤジが飛んでいた
そんな厳しく空気の悪い展開ではあったが4-0となった5回裏に野口選手のプロ初ヒットと相手のエラー、そして近本選手のタイムリーで2点を返して4-2に
これで2点差となって俄かに盛り上がりだす甲子園球場
ただ、このタイミングでなんと守谷さんが新幹線で東京に帰ることに
実しやかな予言だけ残して東京に帰る守谷さんを見送って再び観戦に戻る3人
最早預言者である張本人もいない状態だったけど、この後僕たちは守谷さんの恐ろしさを知ることになった
4-2となった状態で6回裏に野口選手の犠牲フライで4-3
予言した張本人なしで予言通り俄然盛り上がる甲子園
これはいける、守谷さんにはこれが見えてたのか
そうして僕たちの心に再び守谷さんを信じる気持ちが芽生えたのも束の間、続く7回には再び犠牲フライで差を広げられる阪神
なんじゃい、結局盛り上がるってこういうことかい、と先ほど芽生えた信頼がすぐに消え去る
ただ、守谷さんの真骨頂はここからだった
続く8回に再び中野選手のタイムリーで1点差に追いつく阪神
おいおいまじか、あるぞこれ
甲子園球場のボルテージは高まるが、守谷さんの予言を聞いていた僕たちのボルテージの高まり方はそれの比ではない
そんな最高潮の雰囲気の中、9回裏最後の阪神の攻撃へ
点差は1点、サヨナラまである
そんな期待に後押しされてか、場面は四球やヒットなどでツーアウト満塁へ
ここでバッターは代打原口選手
最高のシュチュエーション、ボルテージは最高潮
その初球だった
コンパクトに振り抜いたバットに運ばれて打球はライト前へ
これで三塁ランナーがホームインして同点
更にライトゴロを狙った度会選手の送球が逸れて2塁ランナーまでホームインして、まさかのサヨナラ勝ちとなったのだ
サヨナラが決まった瞬間揺れる甲子園
僕たちは立ち上がり喜びを爆発させたが、それ以上に守谷さんの予言の的中に驚いた
そして何より予言だけしてこの場面にいない守谷さんが恐ろしかった
僕たちが甲子園の歓喜に揺られているその時、守谷さんは新幹線に揺られていたのだ
本当の預言者というのは当たったたかどうか目で確かめないものなのか
ただなんにせよ、久しぶりに甲子園で野球が見れてしかも劇的なサヨナラ勝ち、それだけで幸せだった
麻雀といい野球といい好きなものが仕事になるってのは最天(最高のまだ上)だ
そうして久しぶりに甲子園に野球を観に行ったわけだが、観に行ったでいうとこちらも久しぶりに音楽のライブに行くことができた
7月14日、場所は横浜Kアリーナ
その日僕が観に行ったのはKep1erというKPOPアイドルのコンサートだった
ガールズプラネット999というオーディション番組から誕生した女性9人組グループのKep1er
以前銀ウニでも代々木にコンサートを観に行ったことを書いたが、そのKep1erが9人体制での最後のライブが日本でおこなわれたのだ
そもそもKep1erはオーディション番組開始の時点でデビューメンバーの活動期間は2年半と決められていた
ただその活動終了期間がきた時にKep1erを預かっている事務所が契約延長という案を提示してきたのだ
これはKep1ian(Kep1erのファンのこと、サンシャインでいう心臓)にとっては嬉しいことだが、これは実はすごく難しいことだった
というのもそもそもKep1erのメンバーは各々所属の事務所が違っているのだ
各々違う事務所に練習生もしくはアーティストとして所属している人達がオーディション番組に参加してその中から上位9名がKep1erとしてデビューし、そのKep1er自体をまた別の事務所が預かって売り出す、というシステムでやっているわけだ
お笑いでいうと、吉本や松竹、サンミュージックにタイタン、人力舎やソニー、グレープカンパニーなんかの芸人がざっくばらんにオーディションに参加して事務所関係なく新しいユニットを作って、それを例えばワタナベが管理して売り出す、みたいなことだ
なのでKep1erとしての所属と個人のアーティストとしての所属の2つがあることになる
そこが難しい
今回Kep1erではマシロちゃんとイェソちゃんという2人が所属する事務所は2年半の活動を終えて2人を別グループで活動させようとしていて、その合流するグループもすでにデビューさせていた
こうして準備を進めている状態でやっぱりKep1er存続したいねんけどと言われても困るというわけだ
結局話し合いの結果、マシロちゃんとイェソちゃんはKep1erを抜けて(抜けてという表現が正しいのかわからないけど)、残り7人はKep1erとして活動を続けていくことになった
とまあ長々と書いたが、そんなわけで今回がKep1erが9人でやる最後のコンサートになったのだ
それは流石に観に行かないわけにはいかない、ということで応募したら見事に当選、嬉しすぎる
そんなわけで当日、僕は同期のタクトOKとともに横浜Kアリーナに向かった
同期でKPOPが好き、一緒にライブに行く上でタクト以上の友達はいない
まずは開演前にグッズ販売のブースに向かってグッズを買う
僕は推しであるヨンウンの団扇と団扇カバーを購入
一方タクトは推しのチェヒョンちゃんの人形だった
団扇も団扇カバーも顔写真入りのTシャツもキーホルダーもあるのにその中で選んだのが人形
意味わからん
友達ではあるが流石にややキモいのでなんで人形なんと聞いてみる
タクト曰く誰を推しているのかを周りに知られることが嫌なので団扇や顔写真入りのTシャツは書いたくない、なので人形にしたとのこと
なるほど、聞いてはみたが聞かない方が良かった気がした
売店の店員さんもさぞかし驚いただろう
おそらく会場の中で人形を一つだけ買うやつはタクトだけだったはずだから
そんな人形を片手にヘラヘラするタクトと2人で会場に入る
僕たちの席はアリーナとは程遠い3階席
それでも9人最後のKep1erが見れるならそれで全然いい
ペンライトを準備して電源を入れる
ペンライトを持っていないタクトは隣で人形を鞄にしまっている
もう買わんで良かったやん
そしてついに始まったコンサート
まあこれがすごかった
最近の曲から始まって少し前の曲へ
そしてなんと言っても盛り上がったのがガルプラ曲
聴けるなんて思っていなかったUtopiaがかかってセンターのイェソちゃんの顔を見た時に余裕で泣いてしまった
ガルプラにおいてのイェソちゃんの伝説曲を最後に聴けて泣かないKep1ianなんていない
Utopiaのイェソちゃんは間違いなく天使だった
そこからはshineにO.O.Oと続いてそれと共にガルプラの思い出が走馬灯のように走り抜けていく
shineでシャオティンちゃんとダヨンちゃんが歩いてくるところなんてまんまあのガルプラの映像が思い出されて、不謹慎なくらい声を出してしまった
O.O.OではKep1erの9人だけじゃなくガルプラに参加した99人の参加者全員が完全にステージで見えた
改めてガルプラってめちゃくちゃおもろかったんやなと思った
そしてやはり今回も前回同様、いや前回以上に凄まじいファンサの連続だった
2年半という限られた活動期間を本人たちもファンたちも全力で楽しむためにKep1erのライブでのファンサは質量共に異常なのだが、前回はアリーナを歩き回ってお客さんとハイタッチしていたが、今回はなんと2階席や3階席まで来てくれたのだ
残念ながら僕たちは3階席で端の方だったのでハイタッチはできなかったが、それでもメンバーを近くで見れたことは感動的だった
しかも写真動画撮影オッケーなのだから、ちょっともうやりすぎなくらいだ
ダッシュしたら手が届きそうな距離を推しが歩く姿を見つめながら最高だと言わない人がいるだろうか
そうして最大級のファンサをいただきながらコンサートは進んで最後のスピーチを終えてエンディングへ
もうこの頃には身体中の水分が枯れ果てるほど涙を流していた
本当にたくさんの感動と躍動を与えてくれたKep1er
あなたがたがこれから今まで通りのKep1erでなくなることは僕たちにとってすごく悲しいことだけど、多分1番悲しいのはあなたたちだと思う
それを抱えながらの、けれども今まで以上のパフォーマンスを見せてくれたことが本当に嬉しいし偉そうですが誇らしいです
Kep1er9人での最後のパフォーマンスを見れて本当に幸せでした
間違いなくひちゃゆき史上に残るライブだったと思います
マシロちゃん、イェソちゃん、本当に今までKep1erの一員として感動と夢と腹ちぎれるくらいの笑いと幸せを与えてくれてありがとう
これからも応援してくで
9人のKep1erと出会えて、9人のKep1erを見届けられて幸せです
おおう、我ながら芸人とは思えない凄まじくキモい文章を書いてしまった
ただ、それぐらい幸せな空間だったのよ
そうして一生忘れないほどの幸せな思い出をいただいた7月
ここからは無限大フェスやら色々あったんやけど、その中でも1番思い出に残る仕事を書こうと思う
7月29日、この日僕は大阪にいた
新大阪に昼前にたどり着いて合流したのはムームー大陸の渡邉(ここからは直樹)
直樹と合流してあぁ懐かしき御堂筋線に乗って、目指すは難波
2人で難波に着いてしばらく歩いてたどり着いたのはなんばHatch
そうこの日はダブルアートさん主催の真剣音楽祭の人だった
ダブルアートさん率いるバンドWARTにジュースごくごく倶楽部、さらにラニーノイズにZidolという豪華なメンツで開かれる音楽とお笑いのフェスに、僕と直樹もジュースごくごく倶楽部の相方として参加させていただいていたのだ
僕たちとしては何もしていないのにこうして相方というだけで呼んでいただけるのは嬉しすぎる
直樹と2人でなんばHatchに着いて楽屋入り口を探して練り歩く
なんばHatchの中なんてもちろん入ったことないのでどこから入ればいいか全くわからなかったが、運良くスタッフが見つけて無事楽屋に突入することができた
楽屋に入るとこの日の出演者のみんながいた
僕たちだけじゃなくZidolの相方のみんなやラニーノイズやWARTのメンバーの人たち、それに見取り図さんやアインシュタインさん、ライオンうどんさんに爆さん、令和喜多みな実の河野さんもいる
久しぶりに会う先輩や後輩もいて、まだ何も始まっていないのにそれだけで楽しい
更にケータリングとして、元芸人で現ハンバーガー屋のおっくんのバーガーやこちらも元芸人で居酒屋をしているがんちゃんのおにぎりが置かれていた
楽屋中に楽しい嬉しい懐かしい、そして美味しいまでもが充満している
本番まではまだ時間があるのでリハなどを終えてからは楽屋でのんびりと過ごす
なんせこちとら歌も演奏もダンスもないので練習も緊張もない
ただずっと楽しいだけ
喋って飯食ってタバコ吸ってまた喋ってを繰り返すという仕事前とは思えないムーヴでしばらく過ごしていると、楽屋の外の廊下がにわかに騒がしくなってきた
廊下に出てみると、ついにこちらが始まったところだった
世界一そうめんを食う男、ガオ〜ちゃんによる流しそうめんだ
出演者が無数にいるので信じられない量をゆがいてきていたガオ〜ちゃん
ただそれをジップロックに入れていたのが食欲を減退させると周りからヤジられまくっていた
たしかにジップロックから直で麺を流すのはお世辞にも美味そうだとはいえない
そうしてガオ〜ちゃんが散々ヤジられている中、1人の男が颯爽と現れてそのピンチを救っていった
その男の名はケツ
どこからともなく木の桶を持ってきたケツはガオ〜ちゃんにそれを渡すと、そのまま立ち去っていった
まさかのヒーローの登場
本来なら喝采が起きてもおかしくないが、何故なんばHatchに木桶があるのか、そして何故ケツがそのありかを知っていたのかという疑問がデカすぎて、全く盛り上がらなかった
こうして全員の気持ちに謎のモヤモヤを残したまま始まった流しそうめん
最初はみんなでワイワイとやっていたが、残念ながらそれは長くは続かなかった
みんなバーガーやおにぎりを食っていたし、そもそもそうめん自体にそこまでヒキがないというのも相まって、いつのまにか流しそうめんの周りには人っ子1人いなくなっていた
悲しいが、仕方ないことだ
とまあそんな感じで楽屋で過ごしていると、開演まで30分というところまでやってきた
開演前にまず前説があるのだが、出演するのは兎さん、秋定、平井、黒木すずの4人
前説って何するんやろなーと思いながら僕はボーッとしていたのだが、兎さんが急にひちゃ出ないの?と聞いてきた
僕は出ないっすね、と返すと出たらええやんという兎さん
え?でも名前ないっすよ、と言うと全然出てええやろと兎さんが言う
なんの確証があって言っているのかわからないがとりあえずスタッフさんに聞いてみると出て大丈夫とのこと
めっちゃ緩いやんか
まあ前説やしそんなもんかと思いながらそこからは前説で何をするかの話をしていると、何故か気がついたら全員で歌うことになっていた
まじか
いや歌うのは別にいいのだが、僕と兎さんと秋定には豊洲でジュースごくごく倶楽部のイベントに呼んでもらった時に急遽披露した最悪のハモネプの思い出がある
高音、低音、主旋律、ベース、ボイパと分かれて本番まで皆んなで練習して、最終的に何千人の前で人が最も不快に思う音を披露したあの最低の思い出だ
あの再現だけは絶対に避けないといけない
と言うことでハモネプはやめて全員で歌うことに
それでもやはり緊張はするし、死ぬほど盛り下げてしまいそうな恐怖感もあった
さっきまで前説あるんやーとか人ごとのように考えていだけに緊張感の降り注ぎ方は相当なものだった
そうして迎えた本番
マイクが人数分ないので何人かは地声で喋って、いよいよ歌へ
ハモるでもなんでもなくただ皆んなで歌うだけのおじさん5人
人前で見せるもんかと言われれば決してそうではない光景だが、温かいお客さんのおかげでめちゃくちゃ気持ちよかった
歌い終わってからの秋定のいや、ハモれや!もウケて、あの豊洲での悪夢が少しだけ晴れた気がした
そうしてハモネプを終えてからはついに真剣音楽祭の開演だ
オープニングのくままからのラニーノイズ、Zidolにジュースごくごく倶楽部、アインシュタインさんに見取り図さんトニー・フランクそしてDT4、皆んなめちゃくちゃカッコ良かった
特にDT4は見ていて心が震えるのがわかるほどに感動して、少し泣いてしまった
そして大トリはもちろんWARTさん
いやもうカッコ良すぎた
そこのいたのは普段お笑いの舞台やテレビで見ているダブルアートさんではなく、正真正銘パンクバンドのWARTさんだった
マジで見れて、そしてこのイベントに参加できて良かった
改めてありがとうございました
そんな最頂天のライブを終えてからは一旦ホテルに荷物を置いてから打ち上げへ
こんな無敵のライブの打ち上げが無敵じゃないわけないよね
散々飲んで食って騒いでさせていただいた
そんな無敵のライブを終えての7月最後の日31のライブはかたつむりピーチさん主催のよしもと桃雀会という麻雀のライブ
麻雀の仕事から始まって麻雀の仕事で締める月
変な夏だわね
ということで今回はここまで
ここから先は恒例の有料ゾーン
ただ今回も載っているのは写真だけ
ここまで読んでご褒美に課金したろかいという人は良ければ頼みます
わしゃ金が欲しいんや
恥かいてでも欲しいんや
とゆうことでどうぞ
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?