3️⃣6️⃣3️⃣3/29 中川ひちゃゆきが銀座でウニを食らうまで
こんにちは、カリブの怪人中川ひちゃゆきです
今回の呼ばれたことない異名シリーズは元西武ライオンズの主砲アレックス・カブレラの異名カリブの怪人からお借りしました
道と間違えてチャリで通ってしまいそうなほど太い腕から繰り出される強烈なバッティングでホームランをポンポン放り込みまくったカブレラ
そんなカブレラについた異名がカリブの怪人でした
2002年には当時のシーズン記録である55本塁打を放ち打率.336打点115長打率.756という意味のわからん数字を叩き出してMVPを獲得しました
芯に当たれば別の球場まで飛んでいくようなバッティングでほんまに同じ人間かと疑いたくなるほどのパワーでした
タフィ・ローズ、アレックス・ラミレスと並んで当時の最強助っ人にして最強打者だったと全プロ野球ファンが口を揃えていうでしょう
さて、乳首ビン立ちタイムアップリポーターからあけたこの日
この日は無限大で渋谷午後のお笑いライブ(シブゴゴ)に出た後、神保町でエバースの呼んでくれたトリプルヘッダーというライブに出させていただく
シブゴゴの終演が17:00、神保町の入り時間が20:30ということで悠久の空き時間をようするスケジュールだ
そんなこの日もまずは目覚めてからヤニスイアテトクンポ(タバコを吸うこと)をかましてからフローアンドブローニンゲン(風呂に入ってから髪の毛を乾かすこと)を終えて、そこからはテラテラとnoteをシポってから家を出る
外に出るなり暖かな空気が全身に当たる
この日の気温はMAX19度で、小春日和どころか大春日和
桜の火蓋が切って落とされるには充分な気温だ
そんな朗らかな気候の中駅まで歩いて電車に体を捩じ込んで渋谷に向かう
着渋(渋谷に着くこと)してからはライブ前のネタ合わせ場所である無限大近くのベローチェに向かって芸人の懐に優しすぎるコーヒーを啜りながらネタ合わせへ
この日やるネタの話をするなんかして、ネタ合わせを終えてからは無限大へ
無限大に入って荷物を置いてからは喫煙所でヤニスイアテトクンポなんかをかまして大自然のしんちゃんやこの日シブゴゴで一緒のスロッピやセッツァーと喋る
珍しく同期が多い日だ
しかも全員大阪の同期でどんどんと大阪吉本から東京吉本への流入が加速しているのを感じる
あと2年くらいしたら無限大の楽屋の方言の割合が関西弁6、標準語3、なんでぞ1くらいの割合になっているかもしれない
ただこれに関しては僕も流れてきた側やしそもそも止める手段がないので見守るしかない
そんな関西風楽屋で過ごしてからはシブゴゴへ
いつも通りネタとコーナーを終えて、そこから楽屋に帰ると飯友野澤がいた
ちょうど飯食いたいなと思う頃にいつも野澤はいてくれる
いつもちょうど飯食いたいなと思う頃にいてくれるからこそ飯友なのだ
そんな野澤も僕を見るなり飯行こうと言ってくる
飯行きたい瞬間がびったり合う、これも飯友なのだ
しかも野澤はこれから2時間空き、僕は3時間空きというのだがら飯行くために設けてくれた空き時間にしかもう思えない
そんなわけで野澤と飯に行くことになり、スロッピのななえも一緒に行くことに
そうして東京大阪男女混合オープン同期で無限大を出てからは飯屋を探す
僕とななえは渋谷の地理にどうしようもなく疎いので頼みは野澤しかいない
カレー食いたいというななえの一声で野澤の土地勘だよりにカレー屋を探して歩き回る
以前行こうとして閉まっていたカレー屋があるらしくそこに賭けで向かってみることに
その賭けに向かう途中で副大統領というカレーを見つけてそこが17:30で開くらしく、もし目当てのカレー屋がやっていなければ副大統領に行くという二段構えもできて安心しきって、その店に到着
Hachiya Curryというカレー屋さん
僕とななえは辛いのが苦手のため店員さんに辛いですか?と聞くという、ほななんでカレー食いにきてんというムーヴをかまして野菜の甘さが出てるんで全然辛くないですよという安心の言葉をもらって店に入る
カウンターに3人で座って各々カレーを頼む
僕が頼んだのはポークカレーにきのこトッピング
久しぶりにカレー屋きたけど、これ美味かったなぁ
大人らしく大盛りにしたいところを我慢して普通盛りで頼んだけど腹の容量的にも美味さ的にも全然大盛りで良かった
大人ぶって下手なメイクじゃ心隠せないとはよく言ったものだ
七三と坊主ニット帽とオールバックのおじおば達が飲みでもないただの飯で写真を撮る
僕らにとってはなにも不思議なことではないけど、これ周りの人から異様な光景に見えてる可能性あるな
そんなことを思いながらカレーをたいらげてからはスターバックスに寄って品しかない飲み物を買って再び無限大へと帰る
ここでも相変わらず写真を撮る3人
渋谷に色んな人がいるおかげで変な奴らに見られてないのが助かる
そうして無限大に帰って時刻は18:00
まだ2時間の空き時間があるが、ここからやることは決まりきっている
そう、楽屋でプロ野球の開幕戦を見るのだ
この日が今シーズンの開幕戦
しかも東京ドームでの巨人阪神戦という最高のカードだ
しかも楽屋にはダンビラの大原がいる
これは一緒に見ないわけにはいかない
というわけで大原とテレビの前に陣取って開幕戦の観戦がスタート
連覇を狙う阪神と復権を賭ける巨人
序盤はお互いのピッチャーが好投して拮抗した展開
僕と大原も一喜一憂しながら見る
ただ大原はワラムゲ!があるためネタやコーナーのたびにテレビの前から離れないといけない
かたや僕はドフリーなので一生テレビに齧り付いている
そこに阪神ファンの空気階段のもぐらもやってきて一緒に阪神を応援する
途中阪神のワンナウト一二塁のチャンスで森下選手の右中間をぶち破りそうな打球を梶谷選手がジャンピングキャッチした場面で楽屋が破れるように湧く
もぐらと僕の阪神ファンにとっては悲劇だが、巨人ファンの大原は僕の頭の上までジャンプしていた
悔しい
悔しいけど、おもろいなぁ
やっぱええなぁ野球は
楽屋でつけててもどのスポーツよりも皆んな見るし熱狂できる
これよ、これを待ってたのよ
ここからほぼ毎日のようにこうして一喜一憂できる日が始まるのが嬉しすぎる
連覇できると信じてるで阪神タイガース
けれども現実はうまくいかない
ルーキー佐々木選手のショートゴロをホームに送球したがセーフで巨人が先制した後、梶谷選手にホームランをぶち込まれてしまった
崩れ落ちる僕と飛び上がる大原
普段果てしない身長差がある僕たちだがこの瞬間は大原が僕の遥か上に到達していた
そんな最悪の展開で無限大ドーム観戦を終えてからは、無限大を出る
楽屋の皆んなにお疲れ様でしたー!と言って出る僕に大原だけバイバ〜イと言っていたのが巨人ファンの余裕剥き出しで悔しかったが、まだ試合はわからない
そう思いながら渋谷の街を歩いて半蔵門線の乗り場に向かって電車で神保町へ向かう
このところ神保町の寄席などは入っていなかったので行くのは久しぶりだ
半蔵門線に揺りたくられて神保町に着いてからは劇場まで歩いて楽屋へと入る
楽屋に入るとポイさんがもちろん野球中継を見ていて、スコアは3-0で巨人がリードしている
無限大で吉川選手のホームインと梶谷選手のホームラン、そして大原のガッツポーズを見ていたところからスコアは据え置き
ここから逆転してほしい、してくれるはず
そう思っていたけど、そんな上手くいく世の中なら誰もが幸せになっている
結局更に追加点を許してから9回へ
そしてそのタイミングで僕たちも出番になったので舞台袖へ
この日は僕たちの他にミカボとおふろも出ていて、各々がエバースの新ネタと対戦していくというシステム
僕たちは勝負の3番目の出番ということでオープニングでネタ順を決めた後は袖で出番まで待機しする
袖でおふろとミカボ、そしてエバースの新ネタ3本見たけど、全部めちゃくちゃおもろかったしウケてた
なんやこの劇場
おもろいやつ多すぎるやろ
そんな若手の勢いとおもろさに戦慄しながら出番を持って僕たちの出番へ
毎度神保町のお客さんは我々を暖かく迎えてくれるのでありがたい
結果はエバースに負けてしまったけど戦えて良かった
次は勝つぜ
そんな1日
ほんならまたあいた
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