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3️⃣5️⃣3️⃣3/19 中川ひちゃゆきが銀座でウニを食らうまで
飛翔白麗!!
こんにちは、中川ひちゃゆきです
今回は漫画北斗の拳の主人公である南斗水鳥拳の伝承者レイの奥義、飛翔白麗で始めさせていただきました
愛するマミヤを救うためにレイは同じく南斗六星拳である南斗紅鶴拳の伝承者ユダと闘うことになります
すでにラオウによって秘孔を突かれて残りの命がわずかのレイはトキに心霊台という秘孔を突いてもらいますが、それは死ぬよりもキツい激痛に耐えなくてはならない秘孔でした
なんとかレイはその痛みに耐えますが心霊台による激痛で髪の毛が真っ白になり、もしここで髪の毛を縛れば白ポニの誕生という状態
そんな白ポニ待ったなしの状態でユダに闘いを挑むレイでしたが死に向かう中で逆に技はキレまくりユダを追い詰めていきます
しかし、卑怯者が服を着て化粧をしているような男ユダは卑劣な作戦で逆にレイを追い詰めますが、最後はレイの奥義飛翔白麗の美しさに見惚れてしまいその隙を突かれて倒されてしまいます
かつて一緒に修行していた時からレイの技の美しさに心奪われてそれが故に嫉妬を抱いてレイに復讐を誓っていたユダが、最後にレイの技の美しさに見惚れてやられるシーンは北斗の拳の中でもトップクラスの名シーンなので、見たことない人は是非見てみてくださいね
さて、若手として探訪されてからの大ミスからあけたこの日
この日はオフ
この日はっていうか、この日からなんと4連休
これはまずいで、まずいでこれは
この年度が切り替わる時に4連休は終いが悪すぎる
というか3月になって暇な日がどんどん増えていっているのが心配で仕方がない
なんとか仕事を増やさないと
そんな4連休の初日だがありがたいことにこの日は予定がある
それは月一でのタクさんとの集まりだ
今年の1月からタクさんが月一で社会貢献をしようということで僕たちも誘ってもらって、1月はこのnoteでも書いたがタクさん刺身僕の3人でゴミ拾いをした
残念ながら2月は全員の予定が合わず社会貢献はできなかったので、この日が3発目であり2発目の活動というわけだ
今回はいらない衣服や小物を、それらが足りていない発展途上国や被災地に送ろう、というものだった
めちゃくちゃええやんか
いらないものを持ってお昼に桜上水に集合、ということで前日にとりあえずいらない服を浜田山まで取りに行こうかと思っていたら、その話をした恋人がうちのいらん服持っていってと言ってくれた
たしかに僕の何倍も服持ってるし、女性ものの服もあったほうがいいだろうということで、そちらを持っていくことにした
断っておくが、決して浜田山に取りに帰るのが面倒くさかったなどというわけではない
そんなわけでこの日まずは起床ってからヤニスイアテトクンポ(タバコを吸うこと)をきめてからフローアンドブローニンゲン(風呂に入ってから髪の毛を乾かすこと)を終えて、そこからは前日恋人がまとめておいてくれた荷物を持って家を出る
IKEAの青袋パンパンに詰め込まれた荷物を持って駅まで歩いて電車に乗り込む
女性物の服でパンパンの袋を持つ男に、車内の人たちはさぞかし不安になっただろう
事情を説明したら素晴らしい行為だとすぐ認識してくれるとは思うが、自ら話しかけるわけにはいかないので僕にできることは堂々として悪いことは何もしていないという顔で立っていることだけだった
そうして女性物の衣類を携え堂々と電車に揺られて桜上水駅に到着
タクさんが少し遅れるということでこの日活動を共にするサンシャインのぶきよと合流して近くの喫茶店に入る
喫茶店でコーヒーをしばきながら絶賛5連休中というのぶきよと4連休初日と僕とでタクさんを待つ
神よ、僕たちに仕事を与へたまへ
そこからは少ししてからタクさんが到着し、どこにどうやって荷物を送ればいいかを調べる
どうやら洋服ポストという団体があるらしく、そこに送ればそこから海外や被災地に送ってくれるらしい
そんな素晴らしい団体にお世話になることにして、そこからは喫茶店を出る
お次は服を詰める段ボールを探さないといけないのだが、これは駅のすぐ近くにスーパーがあったのでそこでいらなくなった段ボールをもらえるか交渉してみると快諾してくれた
心優しきスーパーマッケさんに感謝しながら、段ボールを組み立てて各々服を詰める
スーパーの裏で段ボールを組み立てて必死に服を詰める成人男性3人
ここだけみたら段ボールも服も盗んだ物だと思われても仕方がない光景だ
これが社会貢献活動だとは普通の人は思わないだろう
そんなパッと見警察を呼ばれても仕方ないようなムーヴで段ボールに服を詰めてからは、近くにある郵便局にそれらを持っていく
突然5箱もの段ボールを抱えた成人男性3人がいきなり入ってきてやんわりとざわつく郵便局にて、ゆうパックの紙を3人で手分けして書いて窓口に持っていく
送り先は洋服ポストさん、送り主の欄にはのぶきよの住所を書く
ちなみにのぶきよの住所は渋谷区なので、洋服ポストさんからしたら渋谷区の人間が世田谷区桜上水から大量の洋服を寄付してきたということになる
これはかなり不気味に感じるだろうし、それは郵便局の人も同じだっただろう
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なんでこいつら渋谷区やのにここからこんな大量の荷物送んねん、そんな雰囲気をチラチラと感じる中で荷物を受け取ってもらって、郵便局を出る
これであとは洋服ポストさんが良きようにやってくれるはず
ということでこの日の活動の目的は果たせた
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12:00に集合して、終わったのが13:30頃
早ぁ
こんだけ短い時間に誰かの役に立てるんかえ
素晴らしいやないかえ
ただ素晴らしいのだがここからどうするか、という問題はある
何をするにもまだ昼過ぎ
飲むにしても風呂にしても早い時間だ
そうなると、僕たちにはこれしかなかった
桜上水から線路沿いを3人で喋りながら歩く
途中で全員がウンギ(うんちのKPOPアーティストみたいな呼び方)をもよおしていることが判明したがトイレもないので各々のやり方で我慢しながら歩いてゆく
ウンギの話をしないもの、敢えてウンギの話をして向き合うもの、やり方は人それぞれだが皆んな一様にウンギと戦っているのだ
そうして明大前駅まで歩いて入ったのが、そうパチンコ屋だ
我々がこの時間解放されて行く場所などパチンコ屋しかないのだ
3人でパチンコ屋に体を捻じ込んでからは各々まずはトイレに駆け込んでウンギを放ち、そこからはノリ打ち(勝ちも負けも全員で分けるやつね)がスタート
まずは3人で並び打ちするが、当たりの気配すらないド凪の状態なのでそこからは各々分かれて勝負に向かう
スロットに向かうもの、台を変えてパチンコに向かうもの、敢えて319に挑むもの、さまざまいたが結果は残酷だった
のぶきよがシンフォギアを当てたものの単発、僕に関しては惜しいリーチすらもなくスカされ続ける
途中でタクさんがスロットで当てて、そこからは僕とのぶきよはジャグラーに移動して出だしよくお互いにビッグを引き合ったが、結局全て飲まれて終わり
16:00過ぎまで勝負した結果、僕たちは完全なる敗北を喫した
まるで山王戦のあと愛和学院戦に嘘のように負けた湘北のように、僕たちは敗れたのだ
そうしてパチンコ屋からすごすごと出た僕たちは明大前をうろついた後、ハッピーアワーでハイボールが29円という頭がおかしいとしか思えない焼肉屋に入った
浴びるようにハイボールを飲んで肉とキャベツを食らう敗北者たち
でもそれでも楽しい
そら勝ってりゃもっと楽しいんだろうが負けてもこんだけ楽しいんやから、パチンコってすごい
ほんで、世間的には売れていない芸人で給料日前にパチンコ屋に負けても、酒を飲んで肉を喰らえる、そんな日本という国って素晴らしい
そんな色々な素晴らしさを噛み締めながらタクさんにご馳走になって、この日の活動は終了
2人と分かれて電車に乗り込んで、渋谷まで行って乗り換えをする
その途中トイレに寄って小便をしている時に屁の雰囲気を察知して軽くこいたところ、ケツに嫌な感触が走った
おれはこの感触を知っている
ケツの割れ目に押し当たる柔らかなこの感触、これはウンギだ
下高井戸付近でもよおし明大前で解放したはずのウンギが、焼肉とハイボールを味方に帰ってきたのだ
帰ってきた、戦士たちが帰ってきたぞ
乙事主の大号令によりケツから飛び出した英雄たち
だが僕にとっては悪以外の何者でもない
37歳で渋谷でパンツをウンギまみれにしてしまうなんて
とりあえず大便用の個室に入ってズボンをおろして、トイレットペーパーでケツとパンツからウンギを拭き取る
そこからは便座を拭く用の液でトイレットペーパーを湿らせてパンツを拭く、それを繰り返し
下高井戸からのフリがこんなところで回収されるんかよ
それにしても情けない
人生でトップレベルに必要ない時間だ
泣きそうになりながら何度も何度もそれを繰り返してようやく拭いたペーパーから黄色味が消えたところで、ようやく個室を出て帰宅
とびきりに情けない時間を過ごしてしまった
最高の出だしだったのに、ダサすぎる終い方
もう嫌だこんな人間
この出だしで勝ち漏らさない、そんな人間になりたい
そんな1日
ほんならまたあいた
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