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心はどこに存在するのか

AIがずいぶん進化して、受け答えの自然さだけでなく、感情も解析できるようになっているらしい。感情をもったように振る舞うロボットも、近い将来夢ではない。

感情を持ったように見えるロボットは、「哲学的ゾンビ」ではないかと思った。「哲学的ゾンビ」には心がないけど、まるで感情があるように振る舞う。
実際そんなロボットに出会ったら、わたしは「心」があると感じるのではないかと思う。そのロボットに心がないことは最初からみんな分かっている。でも、ロボットが喜んだり怒ったり悲しんだりする振る舞いをしたら、ロボット自身に心がなくても、心を感じると思う。

つまり、心は相手自身の中ではなく、自分と相手との間にあるんだ。
心は愛着かもしれない。
人間の心は受け取る相手がいるから存在する。

だから、自分に近しい人間には心を感じるし、インターネット上の人間が生きていることを実感しにくいのは、心を感じるのに壁があるからなのかな。

人間との間だけじゃなくて、写真や絵にも心があるということになる。写真や絵を見る人が何がしかを考えたり、感じたりする、それが心なんだ。


Photo by Unsplash / Jason Leung

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