【デッキ紹介】枝電源デアラ
勝ったから語るぞ~(挨拶)
初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。
響@少佐です。
さわやかな季節を迎え、皆様ご清祥にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
外出が制限され中々カードショップに出向けない日が続きますが、
芝の調子はいかがでしょうか?
僕はと言いますと、秋葉のイエサブで1カートン2000円で投げ売りされていた伝説のTCG、魔法少女 ザ・デュエルに真剣でした。
(実際かなり面白い)
デッキあげるからみんなやろうな。
さて、前置きはこのくらいにして以下本文です。
先日、東京地区決勝と神奈川・千葉地区決勝が開催されましたね。
僕も神奈川・千葉ブロックに参加しておりまして、
当日の運に恵まれたこともありギリギリ優勝することができました。
店舗予選から併せて対戦していただいた方、調整に付き合ってくれたみんな、本当にありがとうございました。
ということで、今回はその際に使用した緑入りの枝電源デート・ア・ライブについての紹介記事となります(解説ではない)。
互換名とかバンバン使用していきますがご了承ください。
前回のサンシャインの記事を読んでくれた方すみません、
続きといいますか、規制後の考察は近いうちに追記します。。
■デートアライブの強味について
こちらは先日投降したツイートです。
140字では語れないことも当然多くあるので、この場で深掘りをしていきます。
まずは見出しにもある「デートアライブ(以下デアラ)の強味」について。
このデアラというタイトルですが、単ブースターにも関わらず非常に強力なカードプールとなっており、1連動を始めとするアドソースからレベル3の詰め札に至るまで優秀な札が数多く揃っているのは皆さんご存知かと思います。
例を挙げると、何故か後列でも使用可能な本連動5ルック十香や
(初日にcx5枚捲って心不全になりました)、
ただでさえ現代WSにおいてストレスの権化とされるみちる連動が何故かイベント・助太刀まで無効にしてバーンをばら撒くようになった最強の対話拒否カード、門連動折紙などは記憶に新しいですよね(通算10パンで負けて帯状疱疹になりました)。
そんな中、ひと際目を引くパワーカードがL3狂三、マイ・リトル・シドーの2種類です。
これらに共通する特徴は、「3つの能力から1つを選択して発動する」というカードデザインですね。
まず前提として、状況に応じてモードを選択できるというデザインはTCGにおいて非常に強力であると言えます。
WSというゲームはお互いに手札(=選択肢)を駆使しつつ盤面の応酬をして進んでいく訳ですが、ことデアラにおいては相手と同じ手札枚数にもかかわらず相手よりも多い選択肢を持った状態でゲームできると言えばその強さが伝わるでしょうか。
1枚のカードで複数の役割が持てることにより、デッキスロットの節約になるという点ももちろん見逃せません。
とはいえ、選択できる能力が激渋テキストしかなければその恩恵はほとんどないようなものですが、前述の2枚はすべての能力が強いです。
これまでにも選択式のカードは存在していましたが、3種類から選べて3種類とも強力な能力を有するものってありましたっけ?
(2種類はちょいちょいいる)
その上デアラにはこのサイクルのカードが複数存在しています。
枝というCXも広義ではその一つですし、インフレ度合いがなかなかすごい。
さらに、ここが一番重要なポイントとなりますが、狂三、シドーについては常に相手にケアを要求する札であることが強みとなります。
例えばデアラにアドバンテージを取り切られた展開をボードで切り返そうとする場合、シドーのハイライトモードの存在から後列ルールアンコを強要されてしまったり、ストックを積んで圧縮ゲーをしようにも狂三の光景モード、山を薄い状態で返そうものなら3枚戻しモード、弱い山を晒せば3点バーンと、全てをケアするのはエル・カンターレの生まれ変わりでもない限り厳しいです。
ただ、狂三にも弱い部分は多く存在します。
そのひとつが対応CXが電源である点です。
(※所説あり。電源で狂三置いて2Lから光景は決まれば強い)
多くの場合、電源による打点不足が原因で3点バーンモードを複数回使用できるような状況でなければ3-0の状態から相手を倒すことは難しいです。
2000応援琴里の1000/1モードを同時に使用することで打点不足を解消するルートもありますが、狂三多面を前提とするとそこまで万全の状態で詰めに行ける展開はそう多くはないはずです。
また先程常にケアを要求すると書きましたが、現代WSだとそれほど負担なく山を越されたり、チャンプ⇒ルールアンコや高松テキストなどでストックを消費して光景ケアを行うなど意外と簡単に狂三による致命傷を回避されてしまう場面もあります。
そうなるといわゆる運だけ光景や気休め程度の3枚戻しで平パンに毛が生えた程度の詰めを行うこととなり、詰めきれなかった場合返しのラインが低いデアラでは相手のヒールに盤面を制圧され、リソースが尽きてゲームセットという展開になることは想像に難くありません。
さらに狂三は防御札に対する耐性もほぼなく、せいぜい先制で3点バーンを撃てる程度です。
狂三に頼り切ったゲームプランを取ってしまうと度々上記のような展開となってしまい、このカード実は19円ストレージのカードなのでは? という疑念が頭から離れなくなります。
それでは次に考えるべきはどのように狂三の強味を出していくか? という点になるかと思いますが、昨今流行している8電源デアラは2/2十香や1/0十香によるボード制圧を重視しており(たぶん)、狂三の対応が電源であることにも意味がありますし、制圧後にリソースの枯れた相手に対して狂三で詰めて防御は椎名に任せるという流れは一つの回答として強力だと思います。
それに対し、今回紹介している枝電源デアラでは別のアプローチで狂三の強味を押し付けていきます。
それが卍ベーシックリアライザ卍です。
カッコいい......。
前述の通り狂三多面で相手はしにませんが、実は次のターンにはしにます。
一度狂三で荒された後は概ね山がマズい五段という感じなのでケアするのも容易ではありません。
要は狂三の後に1ターン貰うことさえできれば勝利は目前となるので、無理くり防御札で耐えてしまおうということです。
しかもこの防御札はアンタッチャブル対面でも効果を発揮することができるので、tier1の冴えやメタ枠のシャーロットにも問題無く効きます。
加えてミラーマッチにおいても致死率を大きく下げることができ、
ソウル減を振り分けできる点から相手のリソースが枯れている場面では2面止められる場合もあります。
幅広いタイトルと対戦することになる地区大会ではこのような防御札が強く、今デアラにリアライザを採用する価値は高いのではないかと思います。
ぜひ試して欲しい一枚ですね。
さて、強いカードは4投が板なので(当社比)、これでシドー4とリアライザ4のイベント8枚体制となりました(シドーはどう見ても強いので解説は割愛します)。
そうなると、序盤~中盤のアドバンテージを稼ぐ1連動の候補として白羽の矢が立つカードがありますね。
枝連動の琴里です。
このカードはヴァイスシュヴァルツやってたら行き5500というバニラスペックを持ちながら何故かマサチューセッツ連動の2倍手札が増え、何故かイベントがどれでもハンドイン対象になります。
すごいやつです(すごいため)。
基本的にキャラクターとイベントではイベントの方が手札に入りづらいため、この手の連動でイベントが手に入る価値は高いと言えます。
つまり、イベント8投のこのデッキでは通常の枝電源に対して枝連動のバリューが高くなっているというわけです。
連動して殴るとシドーやリアライザがわりと高い確率で補充されるのは中々に異次元です。
このカードの存在によってこのデッキが束として成立しているといっても過言ではないですね(※必ず星杏と一緒に使うこと)。
また、このデッキでは2/2に赤の手札アンコールを採用していますが、
枝連動でハンドインするカードはランダムなため、過剰に2/2や集中などが手札に溜まることも当然起こり得ます。
その際に手札アンコールだと効率よく盤面に還元できるので相性が良いですね。
2レベルガッツンダーが採用される環境なので単純に手札アンコールによる盤面維持が優秀ということもありますが……。
■さいごに
というわけで、リアライザ入り枝電源デアラの紹介でした。
今回はこの辺りにしておきます。
この記事はあくまで僕の思考をアウトプットしただけのものであり、必ずしも正解というわけではありません。
デアラはプールに強力な札が豊富なため、これが最強の50枚といった束がなかなか作れない部分もあると思います。
ぜひ環境に合せてご自分で調整を行い、自分だけの最強のデアラを見つけてください。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?