擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第61話「自動掃除機騒動4/4 動揺」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第61話「自動掃除機騒動4/4 動揺」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

うりゃ美「うりゃうりゃ」コトコト

オリャ雄「オリャリャ」アクセク

言ノ葉ヒビキ「よいしょ」てきぱき

ナレーター「彼らは今、夜ご飯の支度をしている」

言ノ葉ヒビキ「あと足りないのは箸類だけだな。俺が持ってくるからオリャ雄とうりゃ美はダイニングで待っててくれ」

ナレーター「言ノ葉ヒビキと擬音声命体が夜ご飯の準備を終えて、ダイニングに集まった」

言ノ葉ヒビキ「いただきます」

うりゃ美「うりゃ」

オリャ雄「オリャ」

ナレーター「言ノ葉ヒビキは最初に卵焼きに手を伸ばして食べる」

言ノ葉ヒビキ「ん? この卵焼きいつもと味が違うぞ」パクパク

うりゃ美「うりゃ?」

オリャ雄「……」パクパク

ナレーター「オリャ雄も自分が作った卵焼きを食べて味を確認すると、塩ッ辛くて叫んでしまう。どうやらオリャ雄は卵焼きを作り間違えてしまったらしい」

オリャ雄「オリャアアアアー」

言ノ葉ヒビキ「砂糖と塩を間違えて、更に分量も間違えたみたいだな」

うりゃ美「うりゃ」コップパス

オリャ雄「オリャ~」ゴクゴクキュパッ

言ノ葉ヒビキ「俺も飲もう、ん? これ酒じゃね」クンクン

うりゃ美「うりゃ?」クンカクンカ

オリャ雄「オリャリャ~//////////」ほろ酔い

うりゃ美「うりゃあああああ!」

ナレーター「今度はうりゃ美が叫んだ。飲み物を準備したのはうりゃ美。どうやら酒を間違えて用意してしまったようだ」

言ノ葉ヒビキ(自動掃除機を壊して、二人とも精神的にやられてたんだな)

オリャ雄「オリャリャ~オリャオリャリャ~/////////」涙ポロポロ

ナレーター「オリャ雄は自動掃除機を壊してゴメンと再び謝っている」

オリャ雄「オリャーーーーーー」頭ペコリ

言ノ葉ヒビキ「分かってるよ反省していることは、だから落ち着け」

ナレーター「お酒を間違えて準備してしまったうりゃ美は荒ぶるオリャ雄とは逆で落ち込みながら謝った」

うりゃ美「うりゃぁ」しょぼーん

オリャ雄「オリャー」しょぼぼーん

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」