擬音声命体　うりゃ美とオリャ雄　第62話「うりゃ美とオリャ雄の買い物1/5　電話」

擬音声命体　うりゃ美とオリャ雄

第62話「うりゃ美とオリャ雄の買い物1/5　電話」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

うりゃ美「うりゃー」テクテクてくてく

ナレーター「うりゃ美は今オリャ雄と一緒に買い物をしている」

うりゃ美「うりゃりゃりゃりゃ」トコトコとことこ

うりゃ美「うりゃ!」

ナレーター「うりゃ美は店内を歩き回って美味しそうな弁当を見つけた」

うりゃ美「うりゃうりゃ」ニコニコ

うりゃ美「うりゃりゃ?」

ナレーター「うりゃ美はオリャ雄に声をかけたが、オリャ雄は反応してくれないので振り返った」

うりゃ美「うりゃ!?」

うりゃ美「……」キョロキョロ

うりゃ美「うりゃー」ガーン

ナレーター「うりゃ美はいつの間にかオリャ雄と離ればなれになっていた。オリャ雄と合流するために電話する」

うりゃ美「うりゃ～」ぽちぽち

携帯電話『prprprprprprpr……』

携帯電話『おかけになった電話は……』

うりゃ美「うりゃぁ」しょぼーん

うりゃ美「うりゃうりゃー」ぽちぽち

ナレーター「通話できないので、うりゃ美はメッセージをオリャ雄に送信した。そしてうりゃ美はお弁当を持って、オリャ雄が必ず通るであろう場所へと歩き始めた」

うりゃ美「うりゃぁ」とことこ

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

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