擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第59話「自動掃除機騒動2/4 謝罪」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第59話「自動掃除機騒動2/4 謝罪」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

言ノ葉ヒビキ「ただいま」

うりゃ美「うりゃぁ」

オリャ雄「オリャァ」

言ノ葉ヒビキ「珍しいな。今日は二人で出迎えてくれるなんて」

うりゃ美「うりゃりゃ」しょぼーん

オリャ雄「……オリャ」しょぼぼーん

言ノ葉ヒビキ「元気ないな二人とも。何かあったのか?」

うりゃ美「う……」ドキドキ

オリャ雄「……ォ」ドッドッドッド

言ノ葉ヒビキ「ん? とりあえずいつまでも玄関にいてもしょうがないから俺の部屋に行くぞ」

ナレーター「言ノ葉ヒビキは何故か不安を感じた。取り敢えずうりゃ美とオリャ雄を自分の部屋まで連れていく。そして部屋着に着替えて二人の声に耳を傾ける」

言ノ葉ヒビキ「本当に大丈夫か? 体調でも悪いのか?」

うりゃ美「うりゃー」

オリャ雄「オリャー」

ナレーター「オリャ雄とうりゃ美は互いの目を見つめて決意を固めた。自動掃除機に乗って壊れてしまったことを言ノ葉ヒビキに伝えて謝罪した」

オリャ雄「オリャオリャ、オリャリャリャ」

うりゃ美「うりゃりゃぁ、うりゃうりゃうりゃ」

言ノ葉ヒビキ「それで元気がなかったのか」

うりゃ美「うりゃ」頭ペコ

オリャ雄「オリャ」ペコリ

言ノ葉ヒビキ「はあ、じゃあ二人が病気になった訳とかじゃないんだな。そういう遊び方はしない方がよかったな。でもホッとしたよ。顔が暗かったからさ心配したんだよ」

ナレーター「言ノ葉ヒビキは軽く注意したあと、安心していた。その顔を見たうりゃ美とオリャ雄はもう一度謝った」

オリャ雄「おりゃ」頭ぺこ

うりゃ美「うりゃ」ペコリ

言ノ葉ヒビキ「じゃあ自動掃除機の状態を確認しにいこう」

うりゃ美「うりゃ」

オリャ雄「おりゃ」

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

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