擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第5話「うりゃ美とオリャ雄の戦い」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第5話 「うりゃ美とオリャ雄の戦い」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

うりゃ美「うりゃああああああああ」

オリャ雄「オリャアアアアアアアア」

言ノ葉ヒビキ「また戦い始めたか」

ナレーター「うりゃ美とオリャ雄はたまに戦いを始める。これは戦いであるので喧嘩ではない。猫二匹が互いにじゃれあっているようなものである。ただ喧嘩は喧嘩としてまれにやるのである」

うりゃ美「うりゃうりゃうりゃ」

オリャ雄「オリャリャリャリャ」

言ノ葉ヒビキ「元気だな」

オリャ雄「オリャアアアアア」

うりゃ美「うりゃあああああ」

ナレーター「二体の擬音声命体は叫んで各々の気力を高めている。そして両者の必殺技が放たれる」

オリャ雄「オリャアーーーーーー」オリャオリャ拳

うりゃ美「うりゃあーーーーーー」うりゃうりゃフィスト

言ノ葉ヒビキ「眠いな」

オリャ雄「オ……リャ」バタリ

うりゃ美「うりゃ……うりゃ」はあはあ

ナレーター「オリャ雄敗北。今回はうりゃ美に利があったようだ。うりゃ美が倒れたオリャ雄に手をさしのべる。そしてオリャ雄は立ち上がる。両擬音声命体は互いの健闘を称えて抱き合った」

うりゃ美「うりゃ」抱き抱き

オリャ雄「オリャ」抱き抱き

ナレーター「うりゃ美は今日の戦いの結果を言ノ葉ヒビキに伝えに行く。そして戦いの感想を聞き出す」

うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ?」

言ノ葉ヒビキ「その眠くてあんまり見てなかった」

うりゃ美「うりゃあああああああああ」ガーン

言ノ葉ヒビキ「ごめんなうりゃ美」

うりゃ美「うりゃ」しょぼーん

ナレーター「うりゃ美は元気を失った。そんなうりゃ美をオリャ雄が慰める」

オリャ雄「オリャオリャ」ナデナデ

うりゃ美「うりゃーーー////////」オリャ雄に抱きつく

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

第6話へ

ここから先は

0字

¥ 100

うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」