擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第12話「洗濯干し」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第12話「洗濯干し」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

洗濯機「ピーピーガチャ」洗濯完了

言ノ葉ヒビキ「洗濯終わったな。さっさと干すか」

うりゃ美「うりゃー」

ナレーター「今日は休日なので言ノ葉ヒビキも一緒に家事を手伝ってくれる日だ。だからうりゃ美にとっては嬉しい日。なぜなら大好きな言ノ葉ヒビキと一緒に共同作業をすることができるからだ。うりゃ美は気合いを入れて洗濯機がある洗面所へと移動しようとする」

うりゃ美「うりゃりゃ」

言ノ葉ヒビキ「うりゃ美は洗濯ハンガー用意しといてくれ。そしたら今日は俺が全部干すから」

うりゃ美「うりゃあーーー」ガーン

ナレーター「うりゃ美、言ノ葉ヒビキとの共同作業が出来ず落胆。そこへオリャ雄が来た」

オリャ雄「オリャ?」

うりゃ美「うりゃりゃ」

オリャ雄「オリャ」ナデナデ

うりゃ美「うりゃ」

ナレーター「オリャ雄に慰められたうりゃ美は気持ちを切り替える。そうだ、まだうりゃ美は諦めない。だって言ノ葉ヒビキと一緒に洗濯を干したいから。そのためにとある作戦をオリャ雄に提案した」

うりゃ美「うりゃうりゃ、うりゃりゃ」

オリャ雄「オリャ」呆れ目

ナレーター「言ノ葉ヒビキは洗濯物を持って干す場所へと移動した」

言ノ葉ヒビキ「な何してるんだ? うりゃ美」

うりゃ美「うりゃりゃ///////////////」テレテレ

ナレーター「うりゃ美は言ノ葉ヒビキと一緒に洗濯物を干したいと言う意思を表すために、洗濯ハンガーの洗濯バサミに両手を挟んで空中にぶら下がっていた。もちんろんうりゃ美だけではぶら下がれないのでオリャ雄に手伝ってもらった」

オリャ雄(オリャー)遠い目

うりゃ美「うりゃりゃ」ぶらぶら

言ノ葉ヒビキ「そこまでして……ありがとうなうりゃ美。じゃあ一緒にやるか」

ナレーター「言ノ葉ヒビキはうりゃ美を挟んでいる洗濯バサミを外して、一緒に作業を始める」

言ノ葉ヒビキ「半分渡すから頼んだぞ」

うりゃ美「うりゃりゃ///////」

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

第13話へ

ここから先は

0字

¥ 100

うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」