擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第50話「ゴミ投げ、燃える上がる気持ち」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第50話「ゴミ投げ、燃える上がる気持ち」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

うりゃ美「うりゃー!」ゴミポイポイポイ

ナレーター「うりゃ美は丸めたゴミを三球ゴミ箱へ向かって投げたが、一球も入らなかった。家の床が散らかってしまった」

うりゃ美「うりゃぁ」しょぼーん

オリャ雄「オリャ」呆れ目

ナレーター「オリャ雄はうりゃ美に少しだけ注意して、うりゃ美のゴミを拾ってしっかりとゴミ箱に捨てた」

オリャ雄「オリャリャリャ」カクカクシカジカ

うりゃ美「うりゃ」こくり

ナレーター「うりゃ美は反省して部屋を後にした。オリャ雄も自分のゴミを捨てようとする」

オリャ雄「オリャオリャ……」ゴミ握り

ナレーター「オリャ雄の中で突然何か熱くなる気持ち燃え上がる。前に玉入れ大会で全ての玉を箱に投げ入れて優勝した記憶が甦る」

オリャ雄「オリャー!」メラメラメラメラ

ナレーター「オリャ雄はゴミを投げる気満々になってしまった。うりゃ美が来ないことを警戒して部屋の外を見回す」

オリャ雄「……」キョロキョロ

オリャ雄(オリャ!)こくり

ナレーター「大丈夫と判断したオリャ雄はゴミ箱へと渾身の一球を投げた」

オリャ雄「オリャー」ゴミポイ

オリャ雄(……オリャー////)ニコニコ

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」