第4話 〜君色に染めてくれよ。〜
僕は、彼女と友達になりたくてうずうずしていた…
そう思っていた、誕生月の「5月」…(笑)
4月が終わり、気づいたら5月という年月になっていた。
自分ののチキンさに笑ってしまう。
俺の友達の「望」が彼女と「同じ出身校」という事が分かり、話のネタになりそうと思いながら、彼女を遠くから眺めることしか出来ない自分に苛立ちを覚えていた。
そんなある日…。
「あ、あのさ、あんたが私を介抱してくれた子?
ね、聞いてる?」
「聞いてませんでした…すみません…
俺ですよ。」
と言った。
なんでこんな時に声をかけるんだよって思ったけど嬉しかったんだ。
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