登山ゲームを徹底紹介する - 気が付いたら登山ゲーにどっぷりハマっていた人のおはなし -
Khibine(ひびね)です。
さて、本日は2022年12月7日ですね。
12月7日といえば、この題名と本記事のヘッダー的にも何の記念日だか皆さんもう想像できたのではないかと思います。…できてるよね?
そう、本日は「登山ゲー( =登山ゲーム )」という真新しいゲームジャンルが世界に大きく広まったある意味での問題作、Getting Over It with Bennett FoddyがSteamにリリースされた日です。日本時間基準ではありますが。
本作はちょうど2017年のこの日にリリースされたので、Getting Over It with Bennett Foddyは本日でちょうど5周年になります。そのため、本日は登山ゲーの歴史がいっそう厚くなった節目の日でもありますね。素晴らしい!
というわけで、今回の記事では今でも登山ゲーにどっぷりハマっている自称登山ゲーマニアのKhibineが登山ゲー全般についての魅力について話したり、やってきた中で特におすすめしたい登山ゲーなど、登山ゲーの魅力についていろいろと大量に語っていきたいと思います。
この記事を通じて「実はまだ登山ゲーをやったことがない…」「登山ゲーって難しいから自分にはやれそうにない…」という方に対して少しでも登山ゲーに興味や関心を持っていただけると自分としては嬉しいですね!
かなり長文となっていますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
また、本記事は オモゐデ漁船アドベントカレンダー2022 の7日目に参加しています。このような機会に呼んでくださりありがとうございます!
1. そもそも「登山ゲー」って何?
そもそも登山ゲーというゲームジャンルを知らない方でしたらこのように思うのは当然ですよね。なので、初めての方にも向けて最初はここで軽く登山ゲーについての説明をしていこうと思います。
登山ゲーとは、ゲームごとに異なるアイテムや体型のプレイヤーを操作して一風変わったデザインの山を登りつめ、最終的には頂上を目指すことが目的のシンプルなゲームです。ただし、一回落ちたら今まで進めていたゲームの進捗を大きく戻されてしまい、そこから何度もやり直しを要求されることがこのゲームの特徴でもあります。ゲームのリトライ機能とはまた違うイライラや葛藤を体感できるのも登山ゲーの醍醐味です。
何度も何度もやり直しては落ちて、それでも諦めずに上を目指していき、最終的に登頂できたときのやりがいなどは登った人にしか分からないものです。頂上まで登れた人にしか分からない景色があなたを待っています。
ちなみに、ここでは上のようなカジュアルな形式の登山ゲーを扱います。「Climber: Sky is the Limit」といったガチの登山シミュレーションゲームもあるそうなので、一応の補足です。こっちのほうがなんか難しそうだな…
2. 登山ゲーの歴史
登山ゲーについておおまかに知れたということで、次は登山ゲーというゲームジャンルの歴史について軽く紹介していきますね。
2017年にGetting Over It with Bennett Foddy (通称「壺」)が爆発的な人気を巻き起こしてから現在にかけて、Steamだけでも自分が観測したなかで約60以上の登山ゲーがリリースされていました。難易度やクオリティーもピンからキリまで、それぞれ個性的なゲームが多数存在しているという状況です。
一見壺の影響で登山ゲーが大きく広まったと思われがちですが、実は壺にもこのゲームが作られる元となったゲームがあります。壺を少しでもやったことがある方は分かると思いますが、それはSexy Hikingというゲームです。
Sexy Hikingは2002年に謎めいたチェコ人のJazzuo氏によって作られた登山ゲーでして、ハンマーだけを使ってキャラクターをゴールに導くという、壺とほとんど変わらないシンプルな作りとなっています。ゲームの量自体はとても少ないのですが、それとは裏腹にかなり難易度の高い構成となっていまして、壺と同様一筋縄ではいかないゲームにもなっていますね。
ちなみに、壺はそのゲームに対して敬意をこめて作られた、というような話が壺のストアページやゲーム中などで語られています。
ちなみにSexy Hikingは現在も無料でダウンロードできますよ。気になる方は登山ゲーの原点に触れてみてはいかがでしょうか。
管理者の初見クリア時間は約8時間。ご参考までに。
…そして時は大きく流れ、2017年12月7日。
SteamにGetting Over It with Bennett Foddyがリリースされてしまいました。当時の出来事を追えていない人間ではあるのですが、QWOPなどという数々の問題作(?)をリリースしてきたBennett Foddy氏の新作ゲームが当然話題にならないはずがなく、瞬く間に登山ゲーという新しいゲームジャンルが世に広まることになりました。
一応の補足ですが、Bennett Foddy氏はGetting Over It with Bennett Foddyがリリースされる前からすでに有名な人物です。
この登山ゲーの旋風はゲームクリエイター側にも流れていき、2018年3月3日の時点で(恐らく)最初の壺の後追い作品であるJoy Climbがリリース。
この旋風はこれだけでは当然おさまらず、2019年になると現在は壺と肩を並べられるくらい有名になっているPogostuck: Rage With Your Friends(2019年3月1日)やJump King(2019年5月4日)がリリースされたり、2020年になるとこの1年間でBoxman's Struggle(2020年2月28日)をはじめとした10を超える新たな登山ゲーがリリースされました。
2022年になった現在も頻繁に新しい登山ゲーがリリースがされており、登山ゲーはもう1つのゲームジャンルとして確立されているといっても過言ではないですね。今となってはSteam以外にも登山ゲーと呼ばれるものはもう世の中にたくさんあるそうです。
このように、登山ゲーは2017年を転機に多大な影響を与えたジャンルでもあります。本日で壺がSteamにリリースされてからもう5年が経過しましたが、今になっても登山ゲーは1か月程度の間隔で新しい山がSteamにリリースされ続けているくらいには動きが活発です。やはりそれだけ壺の影響というのは大きかったのでしょうね。
先ほど書いた通り、Steamだけでも60を超える登山ゲーがあるので、検索などかけてみるともしかするとあなたにぴったりの登山ゲーがきっと見つかるかもしれません。探してみるだけでも、中々面白いと思いますよ。
3. なぜ筆者は登山ゲーにハマったのか
このような感じで登山ゲーについていろいろ語っている中で「なぜそこまで登山ゲーにハマってるの?」と気になっている方もいると思います。
自分も昔は登山ゲーに熱中している人の考えがあまり分かっていませんでした。ですが、先ほど紹介しましたGetting Over It with Bennett Foddyをクリアしたことがきっかけとなり、自分はここまで登山ゲーにハマったんだと確信をもって言えますね。このゲームはそれだけ自分に、いや、より多くの人に多大な影響を与えたゲームだったということが分かります。
なので、ここでは自分が登山ゲーにドはまりするようになった経緯について話していきたいなと思います。
※Getting Over It with Bennett Foddyのネタバレを含みます。
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自分が登山ゲーを始めたのは2020年6月26日のことでした。
このときは自分が住んでいる界隈のなかでSteamでフレンドになると壺をギフトしてくる方がいました。この頃はその方とそこまで接点がなかったのですが、もしギフトされたとしてもその方に負担をさせるのもなぁ… という気持ちがあったので、この時に壺を購入。
今振り返ってみれば購入の経緯が謎ですね。
かなり前にちょっとだけ触れていたのもあり、購入してすぐに遊んでDiscordで配信も行っていましたね。結構だるかったですがいろんな方がチャットに参加していただけたのであのときは楽しかったです。
参加者のアドバイスなどがあったおかげでこのときは配信の間だけでランプ地帯を超えることができました。
この後は「頂上に到達したらどのような景色が待っているのか?」という気持ちが強かったのでひとりで引き続き登山に励んでいました。暇なときによく壺で遊んでいたのですが、何十回やってもみかん崖を超えられずに次第に壺へのやる気がなくなって行ってしまいました。どうやっても登ることができず、あの頃は本当に嫌な気持ちで壺を遊んでいましたね。
そして、アタックしはじめてから10時間くらい経った頃。
みかん崖をどうやっても超すことができないからといって怒りのもとにハンマーをぶんぶん回し続けていたらナレーターから突然「まあ、ありのままに登ればいいんじゃないでしょうか…」というようなことを言われ、とうとう見限られてしまったのです。
このあとも山道を進んでいたら落下した際の煽り(?)が一切入らなくなったのですが、ここでこのような気持ちでやっていては絶対に登頂できないということに気づかされ、一回リセットをすることにしました。
普通だったらこのままの状態でも引き続き登ると思うのですが、このときはリセットして最初からやり直さないと気が済まなかったです。
今思えばここの決断が自分の今後を分けていたんだろうなぁと思います。ここでもしそのままの状態で登山を行っていたら自分は登山ゲーをひどく嫌っていたでしょう。
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アタック2回目。最初の時点ではじめてこのゲームを遊んだときとは考え方が大きく変わっていましたね。今はもうどのような気持ちで登っていたのかあまり覚えていませんが、最初にこの山にアタックしたときと比べると何から何まで全然違う感覚で山を登っていました。
まるで別人になったような気持ちです。
そしてみかん崖を超え、登頂できた瞬間は感無量でした。なぜ作者がこのようなゲームを作ったのか、作者がこのゲームに対して込めた考えが登っている最中にとても理解できた感じがし、このゲームを最後までやり通して本当に良かったと思いましたね。全然登れなかったときは「こんなん登れても全然嬉しくねぇ~~」とか思ってたのにえらい違いです。
また、あのときに聞いた「壺の中にいる男はあなたの意志によって動いている」というようなナレーターの発言はとても印象深かったです。ここで自分が登山ゲーをなぜやっているのかを分かったような気がしましたし、別にBennett Foddy氏はそういう思いでこのゲームを作っていないんだなというのも感じられました。
あれ以来、このゲームには楽しい印象しか残らなくなりましたし、同じ日にまたアタックして2回目の登頂をしたのでもうこのゲームにドはまりしていましたね。また、登山ゲーというジャンルのゲームに対して興味がすごくわいた瞬間でもありました。
壺クリア後はJump King、Pogostuckなどなど様々なゲームを自分から進んで遊んでいきました。これら2つのゲームはどちらも壺の精神を引き継いでいるように感じたので、すごく楽しかったです。
ちなみに現在はJump Kingは全マップ踏破、Pogostuckは全体の0.5%しか取得していないポゴマスターの称号を手にしています。
最近はSteamの検索を使って全く知られていないようなマイナーな登山ゲーを自身の手で探していますね。現在で観測済の登山ゲーは約60種類、持っているものは約30種類、そのうちこれまでで登頂できた山はかれこれ15種類を超えています。今となっては自分は完全に登山ゲーにどっぷりハマっているのが以上で分かるかと思われます。
このような経験があったおかげで、自分は今も登山ゲーにハマっているんだということを確信しています。自分がこのような人間になれたのもGetting Over It with Bennett Foddyがあったおかげです。
ありがとうBennettさん。感謝してもしきれないくらいです。
4. 登山ゲーを遊ぶうえでの三つの心得
そんな感じで、かれこれ様々な登山ゲーを見てきた、やりまくってきた人間が登山ゲーをやっていた際に感じたことや学んだことを3つ、心得みたいな感じで紹介していこうと思います。これはあくまで筆者の考えでしかないのですが、もし登山ゲーを遊んでいて辛くなってきたなと思ったら、一度こちらを参考にしていただけると嬉しいです。
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一、失敗しても諦めずに!
初めて経験することは自身が思っているようにうまくいくはずがありません。人は何事も失敗から学び、成長していき、最終的に完全な成功につなげていくものです。皆さんも小さい頃のときでも現在でも、何か失敗して深く後悔したことや怒りを抑えられなかった出来事があるかと思います。
登山ゲーでも話は同じ。
どんなに簡単な山でも初見で一度も落ちずに登頂できた人は自分は今まで見たことがありません。自分を含め、誰しもがこの登山ゲーを通じて必ず失敗という経験をしているものなのです。
ときには何度やっても切り抜けられずに落ちてしまう地点や、進行方向が全く分からない場所などに遭遇してイライラしたこともあったのではないでしょうか。自分もそういった経験は幾度となくしています。
ですが、どうしても超すことができない箇所が来たとしても、そこで吹っ切れずに一旦落ち着いて、どのようにアプローチすれば登れるようになるか、考えて実践しようとする気持ちが大事です。
怒りに身を任せて行動しては大抵悪い方向に行ってしまいますからね。皆さんの過去にもそういった出来事はあったと思います。登山ゲーを遊んでいる途中で落ちたとしてもそこで感情的にならないようにし、どのように進めばいいか試行錯誤をすることが成功への近道だと思っています。
登山ゲーはあなたの今までの人生を映し出しているのではないでしょうか。このゲームも、もし失敗したとしても、そこから学び、実践し続けることを忘れなければいつか必ず成功につながるものです。もし心が折れそうになったとしても、そこであきらめなかった方にだけに頂上の景色を見ることができるのであると、自分は思っています。
諦めないで! あなたはそこで止まる人間じゃないはずです。
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二、全てを覚えるような姿勢が大事!
登山ゲーでなくとも、皆さんは日常生活から何気ないことでも覚えておいたほうがいいと思ったことは事前に覚えてから行動することがあると思います。例えばちょっと遠くに行く際に電車の移動方法を覚えたり、買い物に行く前に冷蔵庫に入っているものをチェックしておいたり。
この「覚える」という行動は登山ゲーにおいても大事です。
この箇所を進むと次に何があるのか、どのようにキャラクターを操作すれば突破できるか、マップや登り方を覚えることでサクサク進むことだってできるようになりますからね。
となると、登り方を覚えればそれだけでいいと思われがちですが、マップの構成や登り方に加えて、落下した瞬間から落下したところまでの挙動を学ぶことも重要です。
一見なぜそれが重要なのかよく分からないと思いますが、それは落下したときにそこで何らかの行動をとることによって、何もしなかったときと比べて大きく落とされなくなる場合があるからです。
もし落下してしまってもそこに学ぶ姿勢があれば「ここに落ちたら大きく戻されてしまうから危険だ」「ここはこのように操作すれば見た目よりあまり落とされないな」というように落下の恐れの箇所にも目星を付けることが可能になり、これだけでも頂上にたどり着ける可能性がグッと近づきます。
そのため、落下したとしてもそこで怒ったり諦めずに、ここで落下したらどこまで落ちてしまうのか、落ちている際にどのような振る舞いをすれば被害を最小限に抑えられるか、落下しているときでも試行錯誤をすることで実際に落下してしまった際は大幅に戻されずに済むこともあります。
登り方を覚えることも大事ですが、落下の振る舞いを学ぶことも頂上に近づける第一歩です。落ちたとしてもその被害をどうすれば最小限に抑えられるか、常に学ぶ態度を忘れずに山を登っていきましょう。
何事も学ぶという姿勢が登山ゲーにおいてはとても重要なのです。
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三、自身に合ったペースで登ること!
登山ゲーを本気で楽しみたいのなら、初めて見る頂上は事前にネタバレなどを見ずに自分自身の目で直接確認したいと思われます。自分もそうです。
ですが、その影響で山の頂上ってどんな感じなのか早く見てみたい!という気持ちが先行してしまい、無理に山登りをし過ぎてしまった結果、思った以上に登れないうえに気づかないうちに自分自身を精神的に追い込んでしまっているかもしれません。
一回冷静になって行動を振り返ってみましょう。もしかしたらそのような期待をしながら山登りをしているのではないかと少しでも思ったら要注意。
登山ゲーにおいて無理をすることは厳禁です。
少し話はそれますが、実際に「ハンガーノック」という用語があるらしいです。ハンガーノックとは、無理をして運動をし続けた結果、空腹やのどの渇きから低血糖や脱水症状を引き起こし全身に力が入らなくなり動けなくなる状態のことを指すそう。当然ですが、自身の命に関わる危険な状態です。
この状態を登山ゲーに置き換えてみると「無理に登山ゲーをしたことで精神的な負荷がかかり、それ以降突然としてやりたくなくなってしまう」という感じでしょうか。このようなことをきっかけとして登頂をあきらめてしまうことは、今まで積み重ねてきた経験が水の泡となってしまうので自分としては実にもったいなさすぎることだと思っています。
そのため、登っている最中にやめたいなと少しでも思ったらすぐに終わらせて心を落ち着かせましょう。高望みは禁物。
何百時間かけたからといって、そのせいで登頂できなくなるなんてことはありません。なので、必ず自身の精神的な状態にも向き合って、無理をせずに自身の好みのタイミングで登っていきましょう。どれだけ失敗しても、登頂にどれだけ時間をかけても誰も咎めたりはしません。どんなに期間を開けようが、自分自身を大切にして登山に励むほうが大事です。
登る意志があなたに残り続けている限り、頂上は逃げたりしません。
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結局のところ、登山ゲーというのはそのゲームの作者が課した課題をこなす製作者からの挑戦状というわけではなく、自分自身との戦いなんだと筆者は思っています。どんなに失敗しようが、どんなに時間をかけようが、諦めずに挑戦し続けて、学び、最終的に少しでも自分自身に打ち勝つことができたのであれば、自然に頂上への道も少しずつ切り開いていきます。
諦めずに、少しずつ経験を積み重ねて大きな成果に変えていきましょう。
5. 筆者によるおすすめ山紹介
最後に、ここでは数多くのSteamの登山ゲーの中から、筆者が特におすすめしたい山を厳選して紹介していきたいと思います。登山ゲーに手を付けてみたいけど何からやればいいか分からない方や、ゲームが難しすぎて挫折してしまった方はこちらから選んで遊んでみてはいかがでしょうか?
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1. Getting Over It with Bennett Foddy
難易度:★★★☆☆ 筆者の初見クリア時間:約12時間
特定の人に向けて、誕生した、ゲーム。特定の人を、傷つけるために。
本記事の最初でも紹介した、登山ゲーが流行するきっかけとなったゲームです。本日でSteam版リリースから5周年。
本作は壺の中に入っている謎の男(ディオゲネス)が持つハンマーを、マウスを使って操作して壁やいろいろなものにハンマーをひっかけてただただ頂上を目指すといったシンプルな構成となっています。難易度としてはやや難しめですが、多様なテクニックを駆使することになるほか、コースがしっかりと作りこまれている(所定の動かし方をするとどこかに引っかかって登れなかったりする)ので自分としては非常におすすめできる山であります。
登山の途中では時々作者がどのような意図でこのゲームを作ったのか、このゲームに対しての思いなど哲学的な考えが語られるので、そちらにも触れてみるとこのゲームに対しての視点が大きく変わると思いますよ。
登山ゲーの勢いを作り上げた元のゲームでもありますので、多くの登山ゲーのインスパイア元に触れてみてはいかがでしょうか?
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2. Jump King
難易度:★★★☆☆ 筆者の初見クリア時間(Map1):約9時間
あのてっぺんには、ピッチピチのギャルがいるらしい…
移動とジャンプだけを駆使して塔のてっぺんにいるピッチピチのギャルを目指す、シンプルながらも難易度の高いゲームです。
左右に移動しながら位置を調節し、ジャンプを所定の時間ためて離すことで、溜めた時間によってジャンプの大きさが変わっていきます。このジャンプの仕様を使って頂上を目指していく感じのゲームです。
ジャンプの大きさはジャンプのキーを押している時間によって1/60秒間隔で変動。短い間隔で少しずつ変化する32段階の大きさのジャンプを駆使して頂上にいるピッチピチのギャルを我が物にしましょう。
Map1の難易度は壺と比べるとやや控えめですが、Map2やMap3は壺を超えた驚異の難易度を誇っています。他にも常時滑ってしまったり動けなくなるような装備を付けることで想像を絶する超高難易度の登山も体験できます。
シンプルながらも幅広い難易度の登山が楽しめる、とても奥の深いゲームです。こちらも十分おすすめですよ。
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3. Pogostuck: Rage With Your Friends
難易度:★★★★★ 筆者の初見クリア時間(Map1):約35時間
ポゴスティックでシュールな山を登り、道の途中で友達を作ろう。
ポゴスティックを使って奇妙な山を登っていく登山ゲーです。登山ゲーのなかでも群を抜いて難しいということで有名だったりもします(実際むずい)
このゲームにおけるキャラクターは絶え間なくジャンプしているため、左右のキーを使って角度を調節しながら移動します。ジャンプ中に回転を入れることで次のジャンプを大きくすることができ、より高いところに飛ぶことだってできます。ただし、スティックの先端が地面についていないと飛ぶことができず、そのままアウと言いながら落下していくので注意。
Map1の時点で容赦のない難易度をしていますが、筆者的には登山ゲーのなかで一番やり込んでいるくらいにはハマっているので、おすすめです。
また、登山モードの他にもランダムで生成される危険な洞窟を進みコインを獲得するRootモードや、何も考えずにスケートで遊べるSkateモードがあるので、もし登山に行き詰まったらこれらをやって一息つくといいかも。
ポゴはたのしいゲームです。
最難関の試練と最大級の祝福を欲しているという方はぜひ。
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4. Time to GOLF
難易度:★★☆☆☆ 筆者の初見クリア時間:約5時間
Time to GOLFは、ゴルフを一度もやったことない作者が考えるゴルフ登山ゲームです。
こちらはゴルフボールを指定の方向に打ち出してカップインを目指す、ゴルフと登山を融合させた登山ゲーとなってます。
ゴルフボールをどこに飛ばすか、マウスを使って位置やパワーを調節しながらボールをどんどんカップに近づけてあげましょう。ゴルフボールを飛ばす際はスローモーションになるためそこは安心。ただ打つだけでなく、いろいろなテクニックを活用してカップインを目指すので中々面白いですよ。
マップも短いため一見簡単そうに見えますが、マップについては少しでもミスをすると大幅に落下するつくりになっているので油断は禁物。壺やポゴなどと同じように落下した際は結構くるものがあります。
難易度は壺やポゴなどと比べると抑えめなので、難しすぎて諦めてしまった、または少し易しめの山にアタックしたいという方におすすめです。
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5. Deepest Sword
難易度:★☆☆☆☆ 筆者の初見クリア時間:約30分
Who dares challenge me? Take your best stab!
どんどん長くなる剣とともに洞窟を進み、洞窟の最奥にいるドラゴンにその剣を刺して満足させる(?)という、ちょっと変わった登山ゲーです。
プレイヤーは勇者として、移動をしたり自前の剣をクルクル回しながら洞窟を進みます。そして、最奥のドラゴンにその立派な剣を刺し込むといった感じのゲームです。剣を刺すことで次のステージへ行くのですが、次のステージに行くことで持っていた剣とマップが延長されます。全5ステージ。
剣は長くなると同時に重さも増すので、1段階伸びるだけでもプレイヤーの挙動やコースの進み方などが大きく変わってきます。今まで楽に越せていた箇所が剣が伸びたことで突然越せなくなってしまった、なんということもあるためかなり面白いです。 ゲーム中のセリフについては知らん
しかも本作はSteamアカウントがあれば無料で遊べます。難易度も登山ゲーの中ではとても易しいので、アクションが苦手な方や登山ゲーがどんなものなのかさわりで試してみたいという方におすすめです。
▼ Steamのリンクはこちら ▼
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以上の他にもたくさんの登山ゲーがあるので、これ以外にも気になったものがあったらやってみましょう! Steam検索の際は「高難易度」「精神的恐怖」の2つのタグをつけると登山ゲーが結構引っかかります。
ご参考までに。
おわりに
以上、Khibineによる登山ゲーの紹介記事でした。
自分が好きな登山ゲーを自分なりの考えも踏まえて紹介していったのですが、いかがだったでしょうか? この記事をきっかけに登山ゲーに対しての考え方が変わった、試しに登山ゲーに触れてみたいと思えたのであれば自分としても嬉しいです。第5項のおすすめ山紹介から選ぶのもよし、SteamやUnityroomなどから自力で探してみるのもよし。興味があるものを探して、気になったものにはアタックしてみるといいかもしれません。
自分としてはこの記事などを通じて登山ゲーのプレイヤーが増えてくれるとうれしいな、と思っています。
2022年も残すところあと3週間と少しですが、2022年の最後には皆さんも登山ゲーを遊んで楽しく新年を迎えてみてはいかがでしょうか?
今から始めても全然大丈夫。可能性は無限大です。みんなもやってみよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではみなさん、良き登山ライフを!
おまけ
折角なのでもうかれこれ380時間は遊んでいるPogostuck: Rage With Your Friendsにおけるポゴレジェンドと呼ばれる称号の進捗やそれぞれのマップの自己ベスト(Personal Best = PB)等を以下に載せておきます。
現在のLegend進捗は95%。ついに残りの項目がLegendの試験だけになりました。自分もとうとうここまで来たんだなと… 全然実感ないけど。
上の画像を見るに現在のPBであれば試験のボーダーラインよりも1分以上余裕がありますが、連続で3つやらなければならないのでそこがやはり難しいものです。どこかで必ずはミスするし。
ちなみにMap1 RegularのPBは昨日やってたらなんか出ました。
Map1 Regular 4分切り、約20万人以上のうち400人にも満たないという。
そして現在のポゴレジェンドは289名。以前の日記では300人以内に入りたいと書いていたのですがギリギリ行けそうな気配はありますね。ですがいろいろ見ている感じ試験で行き詰っているマスターたちをまあまあ見かけているので自分も行き詰って300人の枠を超えてしまうということはあり得るかもです。幸い最近はポゴ楽しい期に入ってるのでこのままの調子でLegendの試験に合格したいところですが…
果たして自分は残り少ない300人の枠に入れるのでしょうか? 応援よろしくお願いします。
あ、そうそう。ポゴはたのしいゲームです。
みんなもやろうね。
Khibine