本当の自由を手に入れる

自分は自由でありたい、
束縛、制約されたくない、
という自覚がある人は多いだろう。

私もより自由な人間関係、仕事、国、生き方を求め続けてきた。

居場所という絶対的な場所をどこかで求めながら
いつでもどこでも誰とでもなんでもできることを求めてきた。

制約を感じるほどにいかに自分が自由でありたいかを思い知る。

人にしても男女問わず魅かれるのは大抵、自分よりもっと自由な人かもしれない。

大体、自由を求めている人は同時に制約を持っている。正しくは、制約という観念をつくっている。
自分が足りてない自由を
自分の外にあるパートナー、仕事、環境に求めて
自分の欠損を埋めて制約がありながらも自由な私という完全体をつくろうとする。

これはこの自由な何か、を手に入れている間は、自由を感じられるが、これがなくなると制約しか残らないので、この自由な存在にしがみついてしまう。
この執着のエネルギーはそもそも自由と対局なので、しんどい、辛い。

本当の自由とは、
その欠けた自分が今この時点では、
こんなんで完全なんですーと受け入れた上で、
自分が選べるということ、
自分が何者にも幸せであることを侵されない、
という意識の選択が出来ることじゃないかと思う。

Viktor Franklや映画Life is beautifulなど自分で選ぶことのできない環境下で生きた人々がその時どう生きたかのエピソードがわかりやすいだろうか。

いつかの誰かの言葉や行いをいつまでも反芻、妄想し捕われてエネルギーを消耗している自分がいないだろうか。

どんな不快や不安やネガティブな言葉や環境や出来事、それによって起こる感情も、
私という意識体はそれらを好きなように観て取り扱える、
何者にも自分が幸せを感じる事を脅かさせない、
という在り方が
あらゆるものから本当に自由に生きている人の魅力だなと思う。

これが分かるとむちゃくちゃ楽になる。
私たちは、自分の意識次第でいつでも本当の自由を生きることができる。

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