良い菌を培養する

ある私の尊敬する人が、
自分は菌として生きていく
と言ってたことを思い出す。

ちょうど新型コロナが話題になり始めた頃のことだった。

本当に共鳴する人、影響力のある人は
存在として、
そうやって他人の心にあっという間に植培され、
その瞬間から本人が意識しようがしまいが
身体の中の細胞に脳に作用し続け生き続けている気がする。

そしてこれはなんと心強い。
もう自分の身体の中で共存してしまっているので、
どこにいてもこの存在の考え方や在り方があたかも自分のもののように機能してくれる。
実際自分の一部になっている。

この意識でいると、あらゆる出会いや出来事を通して得た多様な菌を私たちは毎日共存しながら、また媒介となって受け渡し合って生きている事を実感する。
そうやって私たちは進化し強くなってきた。

一方で痛みをもたらす菌もいる。
その子もおそらくご縁あり必要でここ体に入ってきた。
全ての出会いも出来事も招かれざる客ではない。
この子を異質と戦おうとするとえらいエネルギーが必要で、この子以外がダメになってしまい、この子の独断場になってしまう。
そしてこれはある意味この子にとっても私にとっても、孤独で辛い世界である。

自分の身体の中にようこそと迎えられ、
ここでの調和の心地良さと互助共創の歓びを一度感じてもらえれば、
他の子たちと仲良く、私の身体の中で穏やかに楽しく、私が生きていくための力となってくれるだろう。

そして私もこの子たちが歓ぶ環境であり続けたいための自分の心地良さを追求する。

なんかそんな無数の菌だらけの自分はだからこんな強く生きていけるのだなぁ、ありがとうと
最近の内省生活はとうとう菌レベルまで到達したことをありがたく面白く今日という日を迎えている。

今日は地球の日。
全ての存在と出会いをありがとう。

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