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積ん読解消パック行ってきた

2024年4月頭に、湯河原にある温泉旅館、The Ryokan Tokyo YUGAWARAの【1泊3食付】積ん読解消パックへ行ってきた。

週半ばでいきなり土日のお仕事をねじ込まれて、なんか無理かも!になったので突発に予約してしまった。振り休ここで取って、部屋も空いてるし行っちゃうか。全部ノリだ。


ここの原稿執筆パックはTwitterでしょっちゅう見かける。意地でもXと呼びたくない。何Xって。固有名詞としての強度がなさすぎる。

でも私は創作するオタクじゃないので当然やるべき原稿もない。本は積まれているしじゃあ積ん読解消パックでいいよね。

1人の利用だし最近のリニューアルで新しくできたクリエイターズルームが良かったんだけど流石に空いてなかった。こっちのお部屋はベッド備え付けだからビジホっぽい。複数人用の部屋は基本お布団セルフスタイル。とヨギボー。

勢いで予約して土日出勤をこなして当日。

予約時に15:45or16:45湯河原発の無料送迎バスが予約できる。立地的に急勾配の坂ばかりなので歩いて行くのはやめたほうがいい。キャリーとか落としたら大怪我するかもしれないくらいの坂だし。チェックインは夕方になるので湯河原とか小田原とか箱根とか好きなところで観光したらいいと思う。

ポーラ美術館

私は箱根のポーラ美術館に行った。
強羅駅から無料送迎バスが出てる。
箱根は観光地のわりに名所がまあまあの距離で点在してるので他との梯子は諦めた。
次は彫刻の森美術館に行きたい。
私はしっかり調べたのにちょうど年度が変わってバスのルートと運行時間が変更になった(しそれを当日に知った)ので箱根に向かいながらスケジュールを練り直す羽目になった。お願いだからそういう連絡は早めに出してください。
この日は濃霧が出てたので美術館の全容が全く見えない。あと寒い。最高気温17℃でノースリーブに薄手のシャツだけで来るのが悪い。

なんも見えん

霧の向こう側に霞む四つ足の彫刻を見てSCPっぽ〜いと思うなどした。

企画展の「モダン・タイムス・イン・パリ 1925ー機械時代のアートとデザイン」を見た。展示室2部屋分。

常設展として印象派とかエコール・ド・パリとかで1部屋、あとは作家1人をピックアップした展示室がそれぞれ2つ。私が見に行った時は杉山寧とゲルハルト・リヒターだった。それと1階の広場みたいな場所に大西康明の作品展示もあった。芸術についてはよくわかんない。ただ生きていくのに必要のないはずのものを作る人がこんなにいて、その保存に尽力する人がいて、自分含めそれを見にくる人がいるのが面白いと思った。絵日記の感想。

事前に公式ガイドブックを読んでたから「これ見たことある!」になって楽しかった。ミッケ!と同じ楽しみ方をしてる。
あと化粧品会社のポーラがやってる美術館だから香水の瓶とかがたくさんあるのが特徴的だった。花の形でガラス製の香水テスターとかあるんだね。

館内のカフェでホットサンドとシブーストを食べる。朝バタバタしてたからしみじみとおいしい。
シブーストはカスタードクリームに煮たりんごが入ってて上がキャラメリゼされてた。初めて食べた。

シブーストだって伊藤ふみや

寒すぎたのでミュージアムショップでロンTを買う。和紙でできたロンTが1万円超えで尻込んでたら普通の写真プリントのTシャツが6000円くらいで売ってたから安いじゃん!で買った。あったか〜い。

宿に移動

気付いたらチェックインの時間までギリギリだったので無料送迎バスで強羅駅に戻る。
移動中に旅館から送迎バスの代わりにタクシーで来てほしい、代金はこちらで払います。の連絡が来ていたので指定されたタクシー会社に連絡して配車を予約する。
事前に旅館のレポを読んで近くにお店がないのは知っていたので駅前のコンビニで軽くお菓子を購入してタクシーに乗りこむ。
勾配のキツい坂を上り下りして10分程度で宿に到着。

チェックイン


フロントで宿泊の説明を受ける。
QRコード読み込んでごはんの時間と帰りのバスの時間を決める。
追加の請求がなければチェックアウトはフロントの桶に鍵を返すだけでいい。
お風呂は16:00~8:00、深夜早朝も入れるの嬉しい。
チェックアウトは10:00だけどお昼を食べて夕方に送迎バスが出るプランを予約したのでその時間まではカフェで過ごせる。
お布団はセルフ、ご飯は指定した時間にカフェに行って部屋番号の書かれた席に座ったら用意してもらえる。人手が少ないのか着席してから15分後くらいにでてくるときもあったけどできたてあつあつがおいしいもんね。
まずは旅館に来たら部屋の物色。

結局布団敷かずにyogiboで寝た


ウェルカムスイーツのオレンジラスク。地元の会社らしい。
各種お茶パック。紅茶もコーヒーも苦手なので緑茶もあって嬉しい。
飲用可の蛇口付き洗面台と小さい冷蔵庫。
2Lのペットボトルとかは入らないと思う。
箱アイス2つ入るかどうかってサイズ。
テレビ下のボックスに電源タップ。4口だったかな。
お目当てのyogibo。
押入れのも合わせたら通常サイズが3〜4個あった。
さらに寝っ転がれる長yogiboが1つ。
すぐにお風呂入ろうと思ってたのにyogiboに絡めとられてタイムロス。

大浴場


荷物を置いてから大浴場へ。
露天風呂とかはなく外に面した大浴場が男湯女湯1つずつ。
雰囲気としてはほぼ銭湯。なぜか壁にでかでかと富士山がプリントされていて渋谷とか浅草の外国人旅行者向け土産店の趣がある。
温度は42℃くらい。広さは5~6人ならゆったり入れそう。
あとボディソープシャンプーコンディショナーメイク落としはPOLA製。
洗顔料がなかった気がする。
化粧水と乳液は…あったっけ
持参したの使ったから忘れちゃった。
脱衣所には剃刀と綿棒とコーム、ドライヤーとヘアアイロンがある。
部屋にはアイロンなかったはず。ドライヤーは見た感じ脱衣所のもののほうが良いやつっぽい。
メイク落としも脱衣所にあるから部屋のやつ持っていかなくて大丈夫。
化粧水他があるかは忘れた。
17:30くらいから脱衣所を出るまで1時間くらいのんびりしてたけどずっと貸し切りだった。
なお部屋風呂はないけどシャワールームは3つあるから生理とかで大浴場使えなくても大丈夫。
浴場の前にはご自由にどうぞのウォータージャグと自販機がある。
自販機はおつまみとお酒のものと一般的な飲み物の2台。
隣のベンチにはでっかいyobiboが置かれているのでここで涼んだりできる。
部屋でごろごろしながら本を読んで時間になったのでご飯のためにカフェに向かう。

貸し出し品について


フロントから部屋に向かう途中にレンタル品コーナーがあって宿泊者はここにあるものは自由に借りられる。
レパートリーはジャージ(私が泊っているときは緑しかなかったけど帰り際色とりどりのジャージを抱えたスタッフさんを見たのでランダムなのか利用客のプランに合わせているのかも)、浴衣(サイズが170cmまであって色柄もかわいい。部屋のクローゼットにザ・旅館な浴衣も置かれている)、デスクライト(洋ゲーや洋画でよく見る緑の笠のもの)、ApplePencil、タイプライター風キーボード、書見台、チェキカメラ(フィルムは購入可)、ボードゲーム・カードゲーム各種(UNOとか「はあ」っていうゲーム、花札他)など。

夜ごはん


けっこう量ある


夜ごはんは揚げ物3種の定食。食べる前にちゃんと説明してもらったのにどれが何の魚かさっぱり覚えてない。アジっぽいのが2つ、よくわからない白身魚らしきものが1つ。どれも美味しい。
ご飯もしっかり盛られててお腹いっぱいになったのでデザートの「湯あがりみるくチーズケーキ ふろまあじゅ」のみかんジャム添えは許可をもらって部屋に持ち帰った。冷蔵庫にしまう。
カフェスペースはコーヒーメーカーとストレーナー、紅茶と緑茶の茶葉、マグカップとグラス、ビンに入ったお菓子数種類。自由に飲んで食べていい。やったー。
私が泊まった時はおせんべいのぱりんことホームパイ、一口サイズのチョコだった。
そのあとは黙々と本を読んでyogiboの上で寝落ちして、夜明け前に目が覚めたのでもうひと風呂。
4:30くらいから1時間くらい浸かってたけどこのときもお風呂貸し切りだった。
そこから朝ごはんの時間までまた読書。ここでふろまあじゅの存在を思い出した。冷凍庫に入れたのかと思う硬度だったんだけどあれが通常状態なのかわからなかった。

朝ごはん


これにつみれの入っただしが付いてくる

朝ごはんは焼き魚定食。骨も食べられるタイプ。
焼き魚と卵とぐつぐつの出汁がセットなのでいい感じにご飯を振り分けると玉子かけご飯や雑炊にできて楽しい。
自炊すると焼き魚のありがたみが跳ね上がる。おいしかった。
関係ないけど最近レンジで煮魚を作れることを知ったので食生活お魚QALが上がった。
これで冷凍の切り身を買っておけばいつでも簡単にお魚が食べられる。
でも焼き魚はやっぱり面倒だからお外で食べると嬉しい。

チェックアウト

部屋に戻ってチェックアウトまでに荷造りと身支度を整える。
余裕ぶっこいて本読んでたら10時オーバーした。ごめんなさい。
部屋の鍵を返して帰りのバスまでカフェスペースで待機。
持ってきた本に目途がついたのでカフェスペースに置かれていた本を読み始める。

お昼ごはん


最強のお茶漬けを作ろう!

お昼は小鉢がたくさんついたお茶漬け。
出汁がおいしい。
そのあとはバスが出る15:30までカフェスペースでお菓子とお茶つまみながらひたすら読書。
やってきたバスに乗って湯河原駅の駅前でお土産に部屋のウェルカムスイーツのお店でオレンジのフロランタン買った。
1泊2日、移動時間とかも含めて5冊読めたので満足。

持っていったほうが良いもの


・ブレンディスティック的なインスタント飲料
HPにはコーヒー・紅茶の準備があるとしかかかれてなくて、飲めるものがあるかわからなかったので緑茶のパックとブレンディスティックを持参した。
緑茶のお茶っ葉はあるので持っていかなくてもいい。
ただ用意されているストレーナーがわりと茶葉こぼれるタイプなので気になる人は持っていってもいいかも
ココアとかは置いてないので甘い飲み物が好きな人は持参するのおすすめ。マドラーはある。
・部屋着
1人だったのもあってかわいい浴衣は気恥ずかしいのと着方わかんないので着たままカフェスペースに出られる部屋着があってよかった。
ジャージも借りられるのでなくてもなんとかはなる。
・冷凍文庫で交換するための本
カフェスペースに置かれた古めかしい冷蔵庫の中に、宿泊者が置いて行った本があって、持参した本と交換できるシステム。
本は中身がわからないように包んでタイトルは書かずに紹介文を書く。ほかの人が書いた紹介文を読んで気になる本を持ち帰る。
んだけど、現地には紹介文を書くメモしかないので事前に包んで行くのがおすすめ。
テープとかも特にない。
私は交換するつもりの本を丸裸で持っていったので交換する本の包み紙を再利用させてもらった。次はちゃんと準備します。
素敵な紹介文に惹かれて選んだら、自分では選ばないタイプの本だったので今から読むのが楽しみ。
1泊だとけっこう慌ただしいので次は2泊、あわよくば3泊したい。
ちなみに2泊以上すると2日目の夕食が手毬寿司(だっけ?)になる。1泊でも+2000円で変更可能です。でもお魚のフライもおいしかったからどっちも食べたい。やっぱり連泊したらいいと思います。
広いお風呂があってご飯がおいしくてyogiboがあってコーヒーとお茶飲み放題でお菓子もつまめる空間でだらだらするの最高。
原稿も積ん読もない人もだらだらするためのご自愛プラン(唐揚げとポテト食べ放題らしい)があるから思う存分のんべんだらりできる。
平日だからかお客さんもあんまりいなくてカフェスペースでごはん食べるときもすご静かだったし、スタッフさんも基本放置してくれるのでひとりでも過ごしやすい。
いいところだったからまた行きたい。

楽しかったね天堂天彦

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