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超CS静岡 使用構築 4Cディスペクター天門 解説記事

はじめに

はじめまして、ひいあと申します。普段はポケモンを中心にプレイしており過去には日本代表決定戦や世界大会に出る等、競技として取り組んでいました。ただ、新型コロナウイルスの影響で世界大会がなくなり、別の競技シーンを求めていたところ、デュエルマスターズが競技として行われていることを知り、昔にプレイしていたこともあって去年の11月頃にはじめました。
そして、今回は7/23日に行われた超CS静岡でそこそこの結果を残すことができたので記事を書くことにしました。長い文章にはなりますがすべて無料で読むことができますので初心者なりの環境の読みやデッキ選択、デッキの構築を見ていただけましたら幸いです。

構築

デッキリスト

戦績(結果)

スイスドロー
R1:勝ち - 先行 - 5Cウォルゼウスバラモルド(詳しいデッキタイプは不明)
R2:勝ち - 先行 - ガイアハザード退化
R3:勝ち - 先行 - ラッカ鬼羅.Star
R4:勝ち - 先行 - ラッカ鬼羅.Star
R5:勝ち - 後攻 - 5Cコントロール(カツキング)
R6:勝ち - 後攻 - 赤緑アポロヌスドラゲリオン
R7:勝ち - 先行 - ドロマー墓地退化
R8:負け - 後攻 - 青黒ムートピア

スイスドロー予選 7勝1敗 5位通過

決勝トーナメント
Top128:負け - 先行 - ドロマー墓地退化

最終結果 128位

デッキ選択理由

超CSの環境は、大型大会で普段のCSより対戦回数が多いこともあり、以下のデッキタイプが多いと予想していました。

  1. 再現度が高い構築(赤単、赤緑アポロヌスドラゲリオン)

  2. 瞬間火力が高い構築(赤単、JO退化、赤緑アポロヌスドラゲリオン)

  3. 直近の大会で結果を多く残している構築(ラッカ鬼羅.Star、ガイアハザード退化)

これらに対して五分以上のデッキを持ち込みたいと考えており、また予想した構築が多いと仮定するならば、コントロール寄りのデッキが増えると予想がつきます。
そして、多いと予想した構築に対し五分以上を取れ、その影響で増えると予想したコントロール寄りのデッキに対し妨害+エクストラウィンの要素を持ち、優位にゲームを進めることができるディスペクター天門を選択するといった運びになりました。
ただ、ディスペクター天門は多いと予想した構築を不利としているループデッキやグルメ墓地ソース等が非常に厳しい対面です。それに関しましては自分の環境読みの結果、少ないと判断し割り切ることにしました。

また、環境読みの結果については、当日の自分の対戦相手のデッキタイプは予想が完全的中とはいかなくともそこそこにはあっていました。
ただ、Top128のデッキタイプを見た際に、自分が予想するよりも遥かにループデッキやドロマー退化が存在しており優勝ができる構築選択ではなかったなと感じました。

採用カード解説

フェアリー・Re:ライフ》 - 4枚

初動であり受け札であり単色でもあります。4枚必須です。

地龍神の魔陣》 - 4枚

フェアリー・Re:ライフ》と同様に初動であり受け札であり、中盤以降はキーカードのアクセスにも使える万能カードです。4枚必須です。

天災 デドダム》 - 4枚

フェアリー・Re:ライフ》、《地龍神の魔陣》と同様に初動であり、いかなる盤面でも腐ることがないカードです。4枚必須です。

神徒 メイプル-1》 - 4枚

個人的には4Cディスペクター天門においては4枚必須のカードだと考えています。
2ターン目に《フェアリー・Re:ライフ》、《地龍神の魔陣》をプレイした際に3ターン目に行える行動の中で一番強いと考えており、自身の《砕慄接続 グレイトフル・ベン》の着地を1ターン早めたり、相手のキーカードをピンポイントで破壊できる点が優秀です。
また、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》や《絶望と反魂と滅殺の決断》で踏み倒すことができ、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》で踏み倒す際には《霊宝 ヒャクメ-4》よりも優先して出す場面も多々あります。
今回の超CSで予選を通過できた理由の1つといっても過言ではないカードでした。

霊宝 ヒャクメ-4》 - 4枚

ヘブンズ・ゲート》での踏み倒し、受け札、ハンデス、マナ加速、各種ディスペクターの大幅サポートができるカードです。4枚必須です。

ヘブンズ・ゲート》 - 4枚

デッキのコンセプトを遂行するためのカードです。
受け札且つ、早期に《霊宝 ヒャクメ-4》、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を踏み倒します。
ただ、腐る場面も多いカードであり、2枚以上は引きたくないがシールドに埋まっていてほしい気持ちもあるので4枚入れざるを得ないカードです。

砕慄接続 グレイトフル・ベン》 - 4枚

デッキのプランを遂行するためのメインのカードです。4枚必須です。
一気にマナを加速し、次ターンからの盤面形成をしてくれます。
また、相手が踏み倒しを行った際にマナゾーンから《流星のガイアッシュ・カイザー》を出すことができるようになるので忘れないように注意が必要です。

絶望と反魂と滅殺の決断》 - 2枚

鬼羅.Starのメタクリーチャーがそこそこ刺さるのでメタクリーチャーを2面処理したり、墓地から《天災 デドダム》、《神徒 メイプル-1》を踏み倒し、展開を進めていけるカードです。
また、相手の手札破壊が厳しいので墓地に落とされた際に自分の動きを無理やり作れたりもします。地味に山札を回復してくれる点も見逃せません。今回は枠の都合で2枚採用でしたが3枚まで増やすのは全然ありだと考えています。

流星のガイアッシュ・カイザー》 - 3枚

デッキのコンセプトを遂行するためのカードです。
素出しはもちろんの事、相手の踏み倒しに対してカウンター札として召喚し、次のターンにコスト軽減を活かし大型クリーチャーでゲームエンドに持っていくことができます。
更に、存在するだけで相手の攻撃をある程度シャットアウトできるのも強みです。
ただ、召喚時の2ドローは便利ではありますが強制なのでゲーム終盤に《水上第九院 シャコガイル》を出せていない場合は要注意です。採用枚数は2枚だと少なすぎる、4枚だと多すぎると感じたので3枚の採用としました。

終末の監視者 ジ・ウォッチ》 - 2枚

流星のガイアッシュ・カイザー》のコスト軽減や《零獄接続王 ロマノグリラ0世》によって踏み倒すカード。出るだけで相手の行動を大幅に制限することができ、自分の動きを大幅にサポートしてくれます。
ただし、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》で踏み倒した際は召喚扱いではないので効果が発動しない点、相手のターンに効果が発動した際には相手のカードの効果の解決後にターンのスキップをするということは気を付けてプレイしたいところです。
今回は青単色を評価しロック性能込みで2枚採用しましたが、1枚でもいいような気もします。要調整です。

零獄接続王 ロマノグリラ0世》 - 2枚

フィニッシャーを踏み倒す大型ディスペクターです。
攻撃時にマナの枚数以下のカードを最大2枚を踏み倒すことができ、場面にあったカードやフィニッシャーを展開します。
また、自身を踏み倒し連鎖させることもできます。
さらに攻撃後は相手の攻撃をロックすることもできるので構築の勝ち方に非常にマッチしています。
採用枚数は2枚にしましたが、確実に出すために3枚目が欲しいと感じることも多々あったので要調整です。

水上第九院 シャコガイル》 - 1枚

フィニッシャーその1です。現環境にそこそこ存在する、《一王二命三眼槍》、《大魔王 ウラギリダムス》等のゲーム敗北を置換するカードに影響されずに勝つことが可能です。
基本的には《砕慄接続 グレイトフル・ベン》、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》でマナや墓地から盤面に出します。
今回は1枚採用ですが、最初の盾落ち、EXライフでの盾落ちをケアするのであれば2枚の採用も視野だと考えています。

終末縫合王 ミカドレオ》 - 1枚

フィニッシャーその2です。
基本的には《水上第九院 シャコガイル》でゲームを決めたいのですが、
ディスペクター、10マナ以上というメリットを活かして《水上第九院 シャコガイル》より速く着地し、更に盤面形成をしてくれるカードなので1枚採用しました。

自然の四君子 ガイアハザード》 - 1枚

最近では退化で出すことがメインではありますが、《流星のガイアッシュ・カイザー》、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》のおかげで出しやすく、ロック性能が構築の性質上活かしやすいです。
また、このデッキはグルメ墓地ソースの《ブラキオ龍樹》が非常に厳しく、デッキの中では唯一処理できるカードになるため、グルメ墓地ソース対面に勝つために必要なカードになるのでしっかり出せるようにしたいところです。
採用枚数は前日に採用したので1枚でしたが、デッキの性質上2枚以上でもいいと思います。

採用候補カード

オリオティス・ジャッジ

超CSで採用しているプレイヤ―が多かった(かもしれない)カードです(自分の対面で3人が採用していました)。
採用理由を伺ったところ、グルメ墓地ソースやガイアハザード退化、水魔道具等のマナゾーンのカードよりコストの重たいクリーチャーを出すデッキに対してのカウンターになるとのことでした。
アルカディアス・モモキング》の影響を受けない、シールドトリガーという点も評価できるが、光単色があまりにも弱いので採用するのが難しい1枚です。

光牙忍ハヤブサマル

ニンジャストライクにより、相手の意識外からジャスキルを止めることのできるカードです。赤単や赤緑アポロヌスドラゲリオン等の速攻デッキに対して非常に強力な1枚ではあるがそれ以外には…といった感じで採用を検討したものの今回は採用を見送りました。《オリオティス・ジャッジ》同様、光単色なのも採用しにくくなる要因です。
ただ、超CSの分布をみる限り採用するのも悪くないカードだなと感じました。

斬隠オロチ

こちらもニンジャストライクにより相手の攻撃に対するアクションを取れるカード且つ、素出しにより自分の動きにも使えるカードです。
ただ、このカードはランダム性が強く、自分はランダム要素が強いカードが嫌いなので調整段階で試しはしましたが不採用となりました。

Disゾロスター

調整段階では採用していたカードです。《飛ベル津バサ「曲通風」》の登場により、初動である《地龍神の魔陣》、《天災 デドダム》やこれら以外のカードにも影響があり、《Disゾロスター》は影響を受けず色も効果もデッキと噛み合っているため採用していました。
ただ、《Disゾロスター》を採用することによって多色カードの比率が増え、事故率が上がる点や結局メタに対する消極的な採用をするカードだったため本番では採用せずといった形に。
環境次第では積極的に採用を検討できるカードではあります。

採用候補のカードではないですが、フィニッシャーのカードの枚数は環境や自身の構築の考え方によって変動すると考えているのでプレイヤー間で考えて採用枚数を増減していきたいところです。

各対面へのプレイング、相性

赤単、JO退化、赤緑アポロヌスドラゲリオン 五分

基本的にシールドトリガーに祈る形になります。赤単、JO退化に対してはブロッカーorガードストライクでなんとかなりますが、赤緑アポロヌスドラゲリオンには《轟く侵略 レッドゾーン》の枚数によって必要な受け札が変わります。1枚なら《ヘブンズ・ゲート》+《砕慄接続 グレイトフル・ベン》で事足りますが2枚の場合だと《ヘブンズ・ゲート》+《霊宝 ヒャクメ-4》+《砕慄接続 グレイトフル・ベン》が必要になり、《地龍神の魔陣》、《天災 デドダム》で《霊宝 ヒャクメ-4》+《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を集めることが重要になります。
ただ、赤緑アポロヌスドラゲリオンに対しては先行を取ることができれば《神徒 メイプル-1》で必要カードを破壊することができるので何とかなるかもしれないです。

ガイアハザード退化 有利

自然の四君子 ガイアハザード》への退化をされようともマナの枚数で負けることは基本的にないのでクリーチャーを出し続けることはできます。
逆に自分の《自然の四君子 ガイアハザード》でロックをかけることすら可能で、《新世界秩序》に対してもEXライフを持ったクリーチャーが多数いればそこから出てくる相手の《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》のバウンスでの除去に対しても対応が可能で基本的に有利だとは思っています。

ラッカ鬼羅.Star 微有利

飛ベル津バサ「曲通風」》、《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》が若干しんどいですが、《絶望と反魂と滅殺の決断》で処理、《神徒 メイプル-1》で《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》、《奇天烈 シャッフ》等を手札破壊することができれば相手がゲームをできないのでロングゲームに持ち込ちこんで勝つことが可能です。
そもそも相手のメタクリーチャーが2ターン目に都合よく出せるとも限らないので思ったより不利な対面ではないと考えています。

4C邪王門、4Cガイアッシュ覇道 微有利

相手の動きが遅い且つ、妨害札が多いデッキではないためこちらの手札破壊でゲームを作り、各種ディスペクター、《自然の四君子 ガイアハザード》、《水上第九院 シャコガイル》でゲームを終えられる様に進めていけば問題ない対面だと考えています。
ただし、《奇天烈 シャッフ》には要注意です。

5Cコントロール 微不利

最速で《ロスト・Re:ソウル》を撃たれるとどうしても不利になりがちですが、事故率が高いデッキなため、そうでない場合には《神徒 メイプル-1》、《絶望と反魂と滅殺の決断》、《霊宝 ヒャクメ-4》での手札破壊をし有利な盤面を作りゲームを優位に進めることはできます。
ただ、5Cコントロールはトップが非常に強いデッキであり、対応ができる可能性はあるというだけで不利だということは変わりません。

墓地退化(ドロマー、アナカラー) 不利

竜魔神王バルカディア・NEX》を防ぐことが困難なため基本は不利ですが、現在の主流はドロマー退化なため、アナカラーよりは相手の事故率が高くマナ加速を早急に行い《流星のガイアッシュ・カイザー》を立てて、各種ディスペクター、大型クリーチャーを並べてゲームを作りたいところです。

青魔道具 不利

卍 新世壊 卍》からの《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》による追加ターン、ドルスザクの質、自分のシールドの質によりますが基本的に不利です。EXターンが1ターンなら受けきれる可能性はありますが、2ターンの場合は間違いなく負けといって差し支えないでしょう。

グルメ墓地ソース 不利

基本的に不利です。展開をされてもゲームはできますが、《ブラキオ龍樹》が自分のクリーチャーの登場時の効果を無効可してくるため、《終末の監視者 ジ・ウォッチ》で耐え、《自然の四君子 ガイアハザード》をどうにか出し処理をしないと勝ち目はないです。

アナカラーハンデス 不利

相手のハンデスが厳しいデッキなため基本的に不利です。お祈りです。

ループデッキ系 無理

デッキの性質上勝てないです。こちらもお祈りです。

感想

デュエルマスターズを始めて約8か月。まだ安定して勝てているわけではないですが、CSでの優勝、今回の超CSでも最低限の結果を残すことができ良かったです。ただ、その半面まだまだ環境の把握、それに伴った構築選択、ルールの理解がしっかりできていなかったり、プレイに粗さやミスがでてしまっていたので今後の大会ではこれらを改善できるようにしたいと感じました。

また、ここまでお読みいただきありがとうございます。構築に関する質問や意見、誤字脱字等がありましたらTwitterで連絡をしていただければ対応しますのでお気軽にお問い合わせください。

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