ゼウス観戦記2023 第二節 ~侵略せよ!~
※お願い
この記事は、個人が勝手に書いたものである。
読んでくださるのは本当にありがたいが、記事を介して
「選手たちの選択や打牌に対して、攻撃的な発言や批判をしないこと」
これだけは守って頂くよう、くれぐれもご留意願いたい。
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月の初めは、様々なニュースが発表されるものである。
6月はこんなお知らせがあった。
アカミミガメと、アメリカザリガニが『条件付特定外来生物』に指定された。
特定外来生物なんて言われてもピンとこないかもしれないが、
言い換えれば『入れちゃ駄目なよそ者』という意味だ。
アカミミガメは『ミドリガメ』の通り名でペットとして飼われていることも多く、放流の影響で今となってはそのへんの池にも生息していることがある生き物だ。
アメリカザリガニはもはや日本中で普遍的に見られる種だが、こいつのおかげで壊滅的な被害を受けてきた地域は多い。
↓環境省のサイトにコミカルでわかりやすいポスターがいっぱいあるので、是非。
こいつらのように、よそから入ってきた生き物を外来種という。
ちなみに、外国からやってきた生き物だけが外来種という訳ではない。
日本国内でも他の地域から持ってきた生き物は、立派な外来種となる。
更にいえば、もともとその地域にいた種を他の地域から持ち込むこともアウトだ。
同種の生き物であっても、持っている遺伝子が同じとは限らないからだ。
特に、外来種の中でも地域の生態系へ重大な影響が懸念される奴らのことを侵略的な外来種と呼ぶことがある。
よそ者をなぜ入れちゃ駄目なのか?
上記サイトにもある通り、元々その地域にいた奴らの絶妙な関わり合いが、
一気に崩れてしまうリスクがあるからだ。
生き物の世界は、もともと複雑な関わり合いをするもの。
本来ならば、よそ者の侵入もひとつの自然と考えられる。
ただし、人が捨てたり、持ち込んだりするのは御法度とするべきだろう。
影響がでかいうえに、取り返しのつかないことになってしまう可能性もあるのだから。
……というのは、あくまで生き物の世界のお話。
こと麻雀においては、影響の大きな「よそ者の侵入」を使いこなしたって構わない。
神域リーグ2023 第二節 初戦(第4試合)。
チームゼウスのあまみゃ選手がみせた、見事な「侵入」がこちら!
ラス目の親番でドラドラ赤ながら、テンパイまでは遠そうな手。
ここから3pを思い切ってチー!
この牌姿、見ればわかる通り役無しの仕掛けだ。まさに侵略的。
いわゆる役牌の「後々付け」という手法で、この場合は發か中が重なることをみて進行している。
いろいろと意見が割れそうだが、筆者はめちゃくちゃ好きな仕掛けだ。
何よりも、創意工夫していることが伝わってきて面白い。
たろう監督も「好き」と言っていたが、実際メリットも結構ある。
・もともと門前では速度的には厳しそう
・ラス目の親番で自分がドラ3のチャンス
・↑ということは、他家としては相当やりづらい
結果としては放銃、そしてラスとなってしまったが
こういうガッツのあるプレーから、その選手たちが成長していく物語をもっともっと見ていたくなる。
つまりはシンプルに、応援したくなるのだ。
あまみゃ選手のラスは結局、ルイキャミ選手が怒りのトップで取り返してくれた。
すべての選手が登板をこなしたチームゼウス。青春には自ずと、工夫と成長が伴うものだ。
今後の快進撃に期待したい!
では、また。
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