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ゼウス観戦記2023 第一節 ~はじまりはどこから?~

※お願い
この記事は、個人が勝手に書いたものである。
読んでくださるのは本当にありがたいが、記事を介して
「選手たちの選択や打牌に対して、攻撃的な発言や批判をしないこと」
これだけは守って頂くよう、くれぐれもご留意願いたい。

本放送より引用

↓第一節本配信


さて、今年もいよいよ開幕を迎えた神域リーグ。
”麻雀界を盛り上げる”
という目的にふさわしいビッグコンテンツ
である。

運営や協力者の尽力は計り知れないが、
私のような存在はあーだこーだ言わずに全力で楽しむのが
一緒になって盛り上げられる、最良の選択であろう。

では、こうしたリーグ戦を観る側として最大限楽しむには?
昨年も述べた通り、どこかのチームを応援するのがコツだ。

ただ、顔ぶれがガラリと変わり、新チームまで加わったことで
「どのチームを応援しようか?」という嬉しい悩みを、再び抱えることになってしまった。

個人勢は皆応援したい気持ちもあるし、
そこからチームを探るのも面白そうではあったが。

・去年応援していたチーム
・個人的にすごく尊敬している方と親交のある、ルイキャミ選手が所属
という縁起を担ぎ、チームゼウスを今年も応援することに決めた。

(敬称略)
監督:鈴木たろう
ドラフト1位:雨宮こころ
ドラフト2位:ルイス・キャミー
ドラフト3位:桜凛月

なんとも豪華な顔ぶれである。
ゼウス、ドラゴンガール、大怪盗、桜の妖精のプリンセス……

たろう監督、ちょっと青春が派手すぎやしないか!?

まず注目したいのは、神域2023にて初参戦となったりつきん選手。
この舞台でも活躍に期待!


余談だが……ここで閑話休題、桜といえば。

この時期はもう立派な葉をつけているであろう桜の木々たちは、ソメイヨシノという品種だ。

ソメイヨシノは、その全てがクローンだと言われている(後述のリンク参照)。
品種改良か自然な交雑かで生じたかは定かではないが、
立派な花を咲かせる株を接ぎ木という手法で増やしていったものだ。

そして接ぎ木で増えていったクローンということで、
ついには同じ手法でしか増やすことができなくなってしまっている。
これは自家不和合性といって、自身と同じ株では受粉できない仕組みを持っているからだ。
(自家受粉は「遺伝子型をヘテロにできる」という、有性生殖の強みが失われるリスクがある)

……ということは。
この日本のどこかに、クローン元となる原初の一本ソメイヨシノ・オリジンが存在するのではないか?

そんなロマンを追い求めるバカ熱い研究者が、結構いたりする。

どうやら、上野公園に古くから存在する株が
かなりオリジナルに近いのではないか? という説が出てきている様だ。

これだけのために桜の木からいろんな部位をサンプリングして、全ゲノム解析する手間を惜しまない。

”おもしろい”ものに全力で。
人によって、それが基礎研究であったり、麻雀であったりするのだろう。


そんなこんなで、ロマンというと語弊があるかもしれないが。
麻雀も「想像力」や「構想力」という言葉がよく使われる。

今回は第一節ということもあり、
ゼウスの選手たちがみせてくれた「第一打の意図」に注目してみよう。

まずは、あまみゃ選手。

1戦目、東2局1本場

配牌からメンツ手進行は無理がありそうで、
チートイツや役牌を引いてのトイトイを本線とする打8s。

素晴らしい方針だ。
ハネツモなんかに仕上がれば、親被りもありトップとの距離が瞬時に詰まる。

主催の債務者が不運を一身に背負い、ついにはインタビューで壊れてしまった気がするが……きっと気の所為だろう。


つづいて、りつきん選手。

2戦目、南2局

ホンイツへの渡りも見て打1p。
1pにくっついたところで愚形西のみになりそうで、
高打点を逃さない意志を感じる美しい一打。

この後見事にマンズで染めきり、8000点に仕上げてみせた。


さらに、いきなり連投となったりつきん選手だが……

3戦目、オーラストップ目

チートイツの一向聴は拒否して打3s。
和了ればトップで白ポンに備えたい場面につき、一番強い両面を固定しつつ
ポン材はいったん保留する、バランスの良い構想。
ここからバック発進してみるのも面白そう。

このあと白を暗刻にして見事押し切り、
チームゼウスに嬉しい初トップを持ち帰った!

攻撃面、構想力もさることながら
二人ともやめると決めた局では丁寧で、終始安定していた。

これはまた、今年のゼウスも楽しみだ!

とりあえずは、次節までルイキャミ選手の膝が無事であることを祈っていよう。

今年から抜け番が存在するが、おそらくコラムについては
ゼウスに絞って、対局のある節だけ更新予定だ。


ではまた。



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