無題

「最近、人間関係うまくいってないんだよね」
「なんだか仕事が忙しくて、ストレス溜まる」

こんなことを友人や家族から相談されたら、あなたは何と答えますか。


応答

たぶん、私なら最初にこう言います。
「どうしたの?何があったの」「私で良かったら話聞くよ」

ひとしきり話を聞いてから、何か解決策を助言できることはあんまりないです。というか得意ではないです。
私にできるのは、ただ相手の気持ちに寄り添って、話を聞いてあげる、それだけです。


本音を話す

私が人に本音を話すことが苦手になってしまった理由をずっと考えていて、最近なんとなく答えが見えた気がします。

それは、両親に本音で話をしなくなってしまったからかも、と思っています。
本音で話をしないというより、自分の本心を含んだ相談ごとをすることができなくなったのかもしれません。

両親は、相談ごとに対して、
「それならこうしたら?」「じゃあ〇〇すればいいやん」と、主に結論ベースで話をします。

私が中高の部活で悩みがあったとき、それを両親に話したら「じゃあ部活辞めたらいいやん」と、言われたことが今でも鮮明に記憶に残っています。

私は、求めていた答えが得られなくて、しかも突き放されたような気がして、それ以降あまり両親にそういう話をしなくなりました。

きっと私は「辛かったね」と、ただ一言、そう言ってもらえるだけで満足だったんだと思います。
「部活を辞める」なんて選択肢、自分には全く無かったし、そんなことを軽々しく言われることがすごく嫌でした。

その経験からか、自分の中で「人に本音を言って、否定されたらどうしよう」とか「面倒だと思われたらどうしよう」という思いがずっと根底にあって、それが今の自分につながっていると思います。
きっと自分の中には「こう言って欲しい」みたいな明確なものがあるんだけど、それと違った回答だと自分が傷ついてしまうから…。一種の自己防衛みたいなものでしょうか。

周りの顔を伺う、ということもあるかもしれません。良く言えば、空気が読める。悪く言えば、抱え込みがち。


私っていうのはそういう人間みたいです。最近気付きました。自分のことでも知らないことがたくさんあって、おもしろいですね。

そんな自分をまるごと全部、自分自身が愛してあげられるようになるまでは…、もう少し時間がかかりそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?