居場所。

旅してる時、宿が決まるとホッとした気持ちになったものです。
旅って移動が中心に思うけど、宿やカフェやレストランを見つけて、留まって過ごす時間も旅の大きな要素だったりします。
居場所を見つける。居場所作る。
人はずっとそんなことをして人生を過ごします。動いては留まる。動いては留まる。
その連続。
10代後半から20代にかけて、時間があれば映画館に飛び込みました。丸一日映画館に居ても苦じゃないくらい映画館に居ることが好きでした。
その頃の自分にとって映画館が自分の居場所でした。
映画という世界に触れ、世界を知り、次は実際に外の世界に飛び出してみました。
旅が居場所に。
でも実際は旅の中で何処かに留まり、そこで外の世界や内なる世界を見つめていました。
どこに居ても拠点を作り、ここが居場所と思えば生きていける。イスタンブールに居た時そう感じました。(ビザとか金銭的なことは抜きにして。)
その後、旅で見て触れて体験して感じたことを詰め込んでお店をはじめました。
店づくりをして、拠点を作り、そこで沢山の出会いが生まれる。
拠点を作り、留まって、世界を見つめる。
旅とは動くことだけではなく、留まることでもある。
留まり世界を見つめること。
久しぶりに10代の頃集めてた映画のパンフレットを眺めながらそんな事を考えたりしていました。
どんな時も、どんな場所も、動いていなくても、世界を見つめれば旅となる。
今はお店で日々旅しています。