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MD23年7月環境 ライトロードについて


初めに

昨今話題になっているライトロードデッキですが、そこそこ使ってみて自分の中でのアウトプットを進めたかったので筆を取りました。

構築


2023年7月前半環境

44枚構築。型としてはオームバーンFTKです。

ライトロードの基本方針

このデッキの「ライトロード」はコンボ要因です。そのコンボを回す過程として墓地を肥やしまくる必要があります。ただし、墓地を肥やすカードをただ入れるだけではなにも起こらないため、「墓地肥やしをするカード」「墓地肥やしのバリューを高めるカード」をバランスよく入れる必要があります。更に、その上でパワカやコンボパーツを積みたいため、これらを両立させるには必然的にデッキ枚数が40枚を超えます。話を戻しますが、とにかく動きを止めずに墓地を肥やし続けたいのがライトロードです。

メインデッキ採用カード考察

ライトロード関連カード

光の援軍 3枚


ライトロード屈指のパワカ。「コスト」で3枚墓地を肥やせるため、そこでアギケルやウォルフが落ちれば宇宙を創生できます。一方で、コストであることからティアラメンツは起動しません。
サーチ先優先度としては召喚権がある状態なら最優先でライデン、続いてシャーマンルミナス>サモナールミナス>>>ウォルフとなっています。

ソーラー・エクスチェンジ 3枚


ちょっと強いプライム。腐る場面も多く、打つ時毎回うららを打たれないことを祈ることになり、抜きたくなることも多いですが、それ以上にパワカなので3枚確定。このカードの存在からライトロードは「デッキのライトロードの枚数が増えれば増えるほど強い」ことになります。

ライトロード・アサシン ライデン 2枚

単体スペックは低いものの、4チューナーであり、ルーラーに繋ぎやすいことから採用。光の援軍→ライデン→ルーラーと繋げると10枚肥える。先程の話であったライロは採用枚数が増えれば増える程強いということや、ライデンの素引が許容できる範囲を考えると2が最適枚数かな、と考えている。なんなら3でもいい。
ライトロード・サモナー ルミナス 2枚

展開に必須。シャーマンルミナス→サモナールミナス→シャーマンルミナス…と手札コストがある限りループができる。忘れがちではあるがこのカードもライデンもエンド時の墓地肥やしがあり、手札が弱くて止まった時もこれでティアラメンツが落ちれば最低限妨害を構えられる。(基本的に)素引は終わってるが展開するまでに1枚絶対に落としたいこと、ライロをなるべく増やしたいことから2。

トワイライトロード・シャーマン ルミナス 2枚

先程の話にもあったが、サモナールミナスとループを組む。既に除外にライロが無いと効果を発動できないため、シラユキやルーラーでライロを除外したい。このカードはほかのライロが効果を使うと墓地肥やしができる(同名ターン1無し)ので、こいつがいる状態でミネルバやライデン、サモナールミナスの効果を使って、まだ落ちていないコンボパーツを掘りに行くことができる。シャーマンルミナスが落ちないと始まらないので、3にすることも検討できるが、落ちない場合は妥協展開に移行すればよく、他のライロカードの枚数の兼ね合いから増やすと事故るので2。

ライトロード・ビースト ウォルフ 3枚

素引きすると動物園が手札で開かれるが、ライロをなるべく採用したいことや、光の援軍1枚からの流れでルーラーに繋ぎたいため最大枚数採用。後述するが、レベル4自己蘇生カードの最大の採用理由はこれであり、デュガレスやミネルバに繋げることは二の次三の次である。

メインのライトロードモンスターの比率はこの枚数が黄金比だと考えている。

イシズギミック

世界最凶のギミック。

古衛兵アギド 1枚


古尖兵ケルベク 2枚

手札誘発効果に関しては割愛。双方最強の墓地肥やしギミックであり、使うと相手は死ぬ。起動して対面がイシズティアラだったらどうするの?という話だが、それでも対面から出てくる妨害はルルカロスカレイドスタペリア程度(たまにミドラ)であり、そんな妨害はイシズを起動した状態なら簡単に乗り越えられるので、どの対面でも爆発させる。後手捲りの要でもあり、例えばメルフィースプライト対面ではモンスター召喚前にイシズを落とせるかがひとつの指標となっている。Gツッパする際に10枚相手のデッキを削ってくれることも見逃せない。文句のつけようがないため最大枚数採用。



剣神官ムドラ 1枚

宿神像ケルドウ 1枚

ルミナスループをするにあたって、ルミナスだけで回そうとすると手札がいくらあっても足りなくなりますが、ノーコストでシャーマンルミナスを蘇生できるセレーネを使うことでそれを軽減できます。そのセレーネを一気に2枚回収できるイシズギミックは展開の要求値を大きく下げてくれるので採用。イシズ爆発させて相手のティアラが起動した時も融合を止めるのに効果を使います。理由として、ティアラ対面はFTKしなくても潜む者+複数妨害を用意すれば残りは三戦程度しかケアしなくていいので、イシズを展開に使う必要が無いからです。

ティアラメンツカード

ティアラメンツカードは全て「キトカロスが墓地肥やし最強」という所に帰結します。流行りの深淵の獣を刷ってくれるギミックでもあり、現在のライトロードの安定性、貫通力共に支えてくれているカードです。

ティアラメンツ・シェイレーン 2枚

引いても落ちても強い最強カード。強いですが手札消費は激しいのである程度回った時は撃たないことを選択することもあります。

ティアラメンツ・ハゥフニス 2枚

基本的に落ちた時に強いカード。後手で初期札に握ってる時は大体自ターンまで温存します。理由としては、相手ターンに落として強いカードが少ないこと、モンスターが飛び出ることを活かせるのは自ターンなこと、三戦ケアなどが挙げられます。

ティアラメンツ・メイルゥ 2枚

落ちた時に強いカード。キトカロスから出すと8枚墓地が超える最強ギミック。

個人的な見解ですが、これらのティアラメンツを減らすことはないと考えています。手札に来ると腐ることが多いのは分かりますが、それはそれとして落ちたときのバリューがあまりにも高いので。

ティアラメンツ・レイノハート 3枚

このデッキの1枚初動かつ、ちょっと落ちて強いカード。多くしているとカレイドハートに繋ぎやすいことや、単純に落ちと引きが強くなるので3枚採用していますが、なんらかの要因でデッキ内の召喚権を使うモンスターが増えた場合は減らします。現状アサシンライデンとこのカードしか召喚権を使いたいカードがない(後手ならシラユキも入りますが)のでフル投入で問題なし。

壱世壊=ペルレイノ 1枚

初動としてのシェイレーンが最強で、絶対にアクセスしたいため誠意の採用。

壱世壊に奏でる哀唄 1枚

このデッキは手札消費が激しいため、墓地に落ちたら手札が増えるカードを採用したいです。単純に展開の最初の方で落ちればシェイレーンを持ってこれて最強なので1枚採用。2枚積めたら2枚積みます。

未界域カード

未界域のモスマン 3枚

手札が何枚であろうとモスマンが落ちるため本当に嫌いです。マリガンしながらレベル4を供給できるため、ルーラーやデュガレスに繋げやすい。モスマン自身が落ちてもティアラメンツを捨てれば融合に繋がるので及第点。

ゴキポール 1枚

モスマンサーチ

ちょっと怪しい枠。ゴキポールでモスマンをサーチできる状況で新たにモスマンを撃ちたくないという場合が多いが、極限状態の時強いこと、手札を補充できることから採用。

未界域はモスマンのみの採用です。レベル的にはチュパカブラも採用圏内ですが、落ちた時効果が弱すぎてババ抜きが弱すぎる自分は採用したいと思えませんでした。そもそもティアラやイシズが優秀で、現在はチュパカブラを採用する必要もないと考えています。その他の未界域カードはキュリオスを採用していない限りレベルが終わっているので論外です。

妖精伝説-シラユキ 2枚

前述の通り、シャーマンルミナス用に除外にライロを送るのが先での主な仕事です。他にも、泡を受けた時のサクリファイスエスケープや、レベル4の供給、ニビルケア、後手で雑に妨害を踏みに行くなど、その仕事は多岐に渡ります。1枚は落としたいですが、素引が強いわけではないこと、ある程度肥えた後に落ちて欲しいことから3ではなく2。

亡龍の戦慄-デストルドー 1枚

余裕があり、このカードを使う必要がない場合は大体オームの弾になります。ルミナス対象に取って出てきて4チューナー化し、ルーラーを作ったり、ダルクになったり、ニビルケアをしたりが主な先での役目です。後手だとサイコエンドを作るのに使いがちです。1回しか使わない想定で、あれば便利なカードなため1。

Emトリック・クラウン 1枚

光の援軍からの流れでルーラーを作りやすくすることが最大の採用理由。それ以外での状況でも他の4と併せてデュガレスを作ったり、魔法使いなことからセレーネの素材になったりと優秀。

おろかな埋葬 1枚

大体アギトを落とします。場にモンスターがいないので深淵の獣を踏みません。最強なので採用。

増殖するG 3枚

スプライト対面後手を少しでも楽にするため採用。先でも相手の深淵の獣に打ったり、ティアラメンツが落ちた時の牽制に使用したりできるため、現状積まない理由がない。通らなくてもうららや墓穴など持たれているとキツいカードを刷ってくれるため、実質的に手数となってくれる。

プリーテス・オーム 1枚

このデッキの先攻盤面の要。こいつで闇10体射出すれば勝ちです。

EXデッキ採用カード考察

ティアラメンツ・キトカロス 1枚

ティアラメンツを採用する理由の8割を占める。【ティアラメンツ】ではメイルゥをサーチするが、このデッキではメイルゥよりシェイレーンを優先することも。

ティアラメンツ・ルルカロス 1枚

採用することで、簡単にニビルや深淵の獣をケアできるだけでなく、妥協盤面を構築しやすくなったり、打点の構成が楽になるので採用。

こちらも採用するだけで打点の構成が容易になったり、ティアラのバリューが上がるので採用。

ルルカロスとカレイドハートは必須では無いが、採用するだけで相手に圧をかけられるため採用しています。

ライトロード・セイント ミネルバ 1枚

シャーマンルミナスの横で簡単に効果を発動できるライトロードネームなので価値が高い。先ではその用途となるが、後手では3枚肥やしたあとアーゼウスになりやすい。妨害を受けた場合は②の効果で更に墓地が肥やせる。自爆特攻も視野。

No.60 刻不知のデュガレス 1枚

SPYRAL-デュガレス

このデッキは豊富にレベル4を供給する手段があるので簡単に出すことが出来る。
2ドローして手札を1枚捨てられる。ティアラメンツを捨てましょう。
打点倍効果は後手で使えるが、正直2ドローした方が強い。

深淵に潜む者 1枚

ティアラメンツ対面でアーゼウス作ったり、妥協盤面で置いたりする。
妥協盤面で使う場合、三戦でパクられるとアーゼウスに行かれるので、シラユキの効果を使う時に一緒に除外しましょう(1敗)

天霆號アーゼウス 1枚

世界最強カード。一緒にティアラメンツカードを流すことでアーゼウス後の手数を作れます。妨害を受けたキトカロスを流すのによく使います。

混沌魔龍 カオス・ルーラー 1枚

サロメ嬢の魂のカード

世界最強カード。手札を補充しながら大量に墓地肥やしかできるので最優先で出したいです。基本的にはライデン+4かデストルドー+4で作ります。展開途中にもルミナスでライデンを作ればいつでも出せます。自己蘇生効果でライロを除外してシャーマンルミナスの発動条件を満たしに行きます。ニビルケアにも。

相剣大公-承影 1枚

後手で相手の盤面を刈り取ったり、サイコエンドの攻撃を確実に入れたりするのに使えます。しかし、最も活躍するのはアーゼウスのあとなどどうしてもキルが取れなくなった時相手のリソースを刈り取り、妨害として妥協盤面を作ることです。これが出来るのはウーサ、ゼロヴォロス、承影の3体ですが、最も強力で、小回りが効くのは承影だと考えています。

サイコ・エンド・パニッシャー 1枚

フィニッシャー。デストルドーでライフを削ってから出します。「基本的に」何も効かないので安全にキルを取れます。妥協盤面に置物として置くことも。

トロイメア・フェニックス 1枚

手札のイシズを捨てながら妨害を踏めるカード。永続などを剥がすのに使えます。このカードに限らず、セレーネを巻き込んで作れるリンク2があると先攻展開の要求値が下がるので入れておきたいです。

暗影の闇霊使いダルク 1枚

パクる効果も強力ですが、先でセレーネを確実に作るのに必要なため、環境から闇デッキが消えても採用し続けます。スプライト対面でマスカレをパクったあと直接アクセスを作って虹光を殺しに行くムーブも存在しています。妨害を受けると次の手数をサーチ可能。

神聖魔皇后セレーネ 2枚

ルミナス、プリーデスオームの蘇生に使います。全妨害踏んだ後、セレーネでルミナスを蘇生すれば無限の出力が作れるので、後手捲りの方針となります。
2枚採用しないと展開が回らないため2枚。枠があるなら3採用したいです。

アクセスコード・トーカー 1枚

墓地にリンクモンスターが溜まりにくいため、他のデッキ(SPYRALなど)より上手く使えないが、アクセス+ルルカロスなどで簡単にキルが取れる用になることや、妨害を踏みやすいカードなため採用。

EXの必須カードについて

これをカスタムしていくことになります。

各不採用カードについて

ライトロード・アーチャー フェリス

書いてあることはめちゃくちゃ強いのだが、前述の通り自己蘇生レベル4の最大の採用理由は光の援軍からルーラーに繋ぐためであり、その条件を満たせないこのカードは相性が悪い。落ちた時のスペックもティアラメンツの方が高いためそっちを優先。

夜刀蛇巳 

大体フェリスと同じ。コストで落ちても出てこないのは弱い。

そもそも、既に自己蘇生レベル4が過剰という所はあります。

未界域のチュパカブラ

入れるにしてもピン。未界域が増えると手札の質は向上しますが、デッキの質が落ちるため適量調整する必要があります。チュパカブラは特に自己ssできなかった時手痛いので採用しにくいです。
キュリオスの素材として優秀ですが、キュリオスは必要ないと考えている(後述)ため不採用。

シャドールビースト 

錬装融合

2枚の違いは即時効果かそう出ないかの違いと、沼地のドロゴンの素材になれるか否か。光の援軍で効果を発動出来るか否か。
展開に手札が沢山必要なデッキなため、これらは活躍できるカードではあるのだが、回り出してから強いカードなことが気になり不採用に。ライトロードは回りだしたら止まらない分、動き出しが不安なため、なるべくこういうカードは採用したくないです。

BF-精鋭のゼピュロス

未界域を戻したり、ライロを戻してソラエクのコストを用意したりできます。しかし、あくまで回ってから強いカードであるため不採用にしました。

ライトロード・ドミニオン キュリオス

ルミナスループに入ればデッキを全部墓地に送れるため不要。どうしてもシャーマンルミナスにアクセス出来ない時のみ欲しくなりますが、その状態でも妥協盤面は目指せるし、エッジケースのために貴重な枠を割きたくない。それでも採用する場合は未界域含めた闇で作ったり、ウォルフなどの光で作ることになります。

虚空海竜リヴァイエール

深淵の獣を受けたシャーマンルミナスやプリーテスオームを帰還させられます。しかし、その場合相手は深淵の獣でセルフ1ハンデスを受けていることになり、妥協盤面を作れば勝てると考えているため不採用に至りました。そもそも対面視点も妥協盤面を作られることは分かるため、深淵の獣は初動に撃ってくるはずです。自分でもそうします。

沼地のドロゴン

前述の通り、レベル4の供給が過剰だと考えているため不採用。ティアラメンツをがっつり採用しているのでこれを出す必要がないのもあります。

トポロジック・ゼロヴォロス

圧倒的火力と強烈な効果を併せ持つが、少し取り回しが悪いのが難点。承影の方が簡単なのでそちらを優先。

召命の神弓-アポロウーサ

Gツッパ中の誘発弾きとして置いたり、後手からの蓋として使える。前者は手数とルルカロスで十分にカバーでき、後者も承影の方が盤面を取れる分偉いと考えているため不採用。

三戦の才

強いと思います。しかし、デッキの質を最大限まで高める中で、Gが優先され、抜けました。

手札抹殺

何が強いのかわからないです…

展開について

①墓地肥やしパート

これらで全力で墓地を肥やします。後述しますが、ループに手札を大量に必要とするため、なるべく盤面と墓地だけで展開していきたいです。

②ループパート

除外にライトロードがあり、墓地にサモナールミナス、シャーマンルミナスの両方が集まり、魔法が3枚貯まったらこれらのカードを使ってループを組みます。
では、その具体的な方法はどうなっとんねんという話ですが、

このようにします。見ていただくとわかるように一回のループで盤面がタコ伸びし、墓地が3枚肥えます。蘇生したルミナスがルミナスを呼び出すため、セレーネでオームを蘇生する余裕が出来ています。
また、ループパーツが揃っていない場合でも、最低限シャーマンルミナスがあるのであれば、横でライデンやミネルバ等のライトロードネームのカードを使ってデッキを堀りに行くことが出来ます。(他にも、シャーマンルミナス対象デストルドーで4hチューナーを作り、そこからカオスルーラーに繋ぐ動きも強力です。)このムーブがあるため、初動でライデンの効果を温存する場合があります。

今見て頂いたように、セレーネからループが始まり、無限の出力を出せるため、後手は死ぬ気で妨害を踏んだ後ループで盤面を伸ばして相手を殺すことになります。

展開動画

先攻展開①(先攻ワンキル)

先攻展開②(GツッパLo)

Gを打たれた場合はオームバーンとループ+アギトケルベクのデッキ破壊でLoを並行して狙います。基本的にはオームバーンよりLoの方が要求値が低いので先にそちらが完遂されることになります。60GSと違い、出力が無限なため、対面が60デッキでもLoできちゃいます。

後攻展開



最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。普段はTwitterでライトロードやSPYRALについて話しているので、良ければフォローお願いします。


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