某盆踊り大会で運営の仲間割れがあったと予想しています [2019年夏 都内]

盆踊りが好きです。

地元ではそういったイベントに縁なく育ちました。上京してから誘いがあってたまたま行ってみたのですが、ダンスとしては簡単な部類に入るのと、他人と一緒に踊れて一体感のあるところが気に入って、以来、毎年1回は踊っています。

さて、ここ毎年参加している盆踊り大会で、2019年の回はいつもと違う雰囲気を感じました。備忘がてら投稿しておきます。

注意として、箇条書き以外は僕の想像です。運営関係者でなければ繋がりもなく、根拠になる資料も持っていません。毎年行っているおかげで差を感じたのは確かで、予想される事実は書きますが、真実とは限らない点は断っておきます。

2018年までの内容

・ 主に2つの民謡連盟が関わっている

・ 民謡連盟会長さんによる曲目アナウンスがあってから、曲が流れる

・ 各曲は連続して2度流れる

・ 流す曲目がだいたい決まっている。もちろん一部例外はあって、盆踊り映画とのコラボや、東京五輪音頭などが入るときもある

・ 輪のいちばん内側に民謡連盟の方々が入るので、お手本を見ながら踊れる

2019年の内容

・ いつもの演目に加えて、盆踊り関連のユーチューバが登壇。最近のヒット曲を振り付け指導しながら踊る時間もとられた

・ 開始からラスト30分ごろまでは、曲紹介は民謡連盟会長ではなく、司会者で行われた

・ ラスト30分ごろからは会長

・ 以降は定番でない曲が割合高めで流れる

・ 2回は流さず、1回だけ。ある曲を流したら、すぐに違う曲を流す

・ もっとも内側にいる「お手本の方々」でさえ、踊れない曲が連続で流れる

上記を踏まえての想像

2019年の回は、運営が仲間割れしてますよね?

おそらくは若年層向けの新しいプログラムをしたい人らと、これまでの進行をしたい人らの間で、何かしら衝突があったものと想像されます。

進行が民謡連盟会長に移るときも、マイクを受け取って「ここからは民謡連盟としての曲をお送りします」と、わざわざ前置きしていました (仰ったことはちょっと記憶が曖昧。違っているかも)。こんなこと、ここ数年では聞いていません。よほど釘を刺したかったのでしょう。

そこからの盆踊りは、それまでお手本として踊っていた内側でも、振り付けに迷っている人が多い始末でした。盆踊りの宣伝ページやポスタでは、事前に曲目はあまりアナウンスされません。あってもせいぜい「など」表記。来場者は、事前の曲を把握しないまま会場入りします。とはいえ、参加者は盆踊り体験したくて来るわけですから、初見でも分かりやすい踊りの選曲や「お手本」が肝になってきます。これまでの運営も、その点を理解しているからこそ、内側に民謡連盟のメンバを配置し、同曲を連続して流すことで、未経験でも盆踊りを楽しんでもらう工夫がされてきました。

2019年の回で、民謡連盟会長進行になって以降は、これまでの工夫を運営側から捨てていました。1度の再生で次曲に移り、かといってお手本が完璧なわけでもありませんでした。ここまでするからには、一連の進行で、民謡連盟側に何らかの主張があるのでしょう。

ユーチューバらを連れて来るプログラムが、民謡連盟側には気に食わなかったのではないでしょうか。若年層に来場してほしい運営の勢力と衝突したり、あるいは強引にことを運ばれたのかもしれません。「あなたらは『新しい曲を』と息巻いているが、我々は既存の曲を『新曲』として、山ほど用意できる」。その主張が、聞き覚えのない曲のラッシュであり、1度しか流さない不親切さだったと考えています。

このあたり、民謡連盟側の言い分も理解できます (予想でしかありませんが)。この盆踊り大会は、毎年多くの来場者に恵まれています。それほどのイベントを、当初から、自分らで守り育ててきた自負もあるでしょう。ですので、いきなり若い人向けのプログラムの割合を増やされるのは面白くないと感じるのも当然です (や、予想でしかありませんが)。

実際のところどうだったのかは僕の知るところではないのですが、民謡連盟側のアウトプットが大会でもっともつまらなかったのは確かです。参加者は踊りに来ているのに難しくて踊れませんし、振り付けが掴めてきたかと思ったらもう次の曲に移りますし。何があったにせよ、用意された演目が、来場者のためではなく、民謡連盟のために思えたのが残念です。その意地の張り方は、誰も味方にならず、孤立していくだけではないでしょうか。

会場も広いですし、23区の中心ですし、僕が始めて盆踊りした場所ですし、好きな曲が流れますしで、この盆踊り大会は好きです。2019年は課題が多かったぶん、2020年の回はより良くなるところが多くなるかと思いますので、期待して夏を待ちたいところです。


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