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ヨコタさんが好きすぎて、夏②

ツアーファイナルが岡山となれば、我が人生の全くじ運を投じ、良番を入手し、高松のチケットを譲ってくれた友達に返す気満々、こんなにも早くやってきた恩返しチャンスに感謝していた。

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見覚えしかない8月17日。

なんだっけか。なんかあったよなあ?

!!!!!!!!!!!?!!!????

え、ヨコタさんの誕生日?なに?誕生日にライブやるん?は?聞いていない。いや書いてある。え、まじ?なに?どゆこと?いや書いてある。

取り乱すこと数十分、まずは友達へ連絡。申し込みを取り消して、今すぐ高崎に申し込んで!!!との後押し、あっという間に恩返しチャンスは消えた。ありがとう。素直にお言葉に甘えた。

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第一希望【当選】

なんと美しい言葉だろう。心が清らかになった。この場にいられるだけでいいのです。入場許可をありがとうございます。

当選結果が届いてからも、世の中の状況が良くなることはなく、毎日が一喜一憂。富山、新潟、フェスティバルホール、浜松の流れを思うと、続く千葉、高崎も難しいだろうと自問自答の末、勝手に結論してた私は、

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そうなった時のためのコメントも準備してた。

予想していなかったツアー再開の知らせに、電子チケットのダウンロードすら忘れていた。

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その時書いたと思われる走り書き。字きたな、、

仕事中だったにも関わらず、耳のうしろ辺りから変な声が出た。なにかの間違いでは?けれど、上部には自分の名前が書いてある。何回確認しても、そこに書いてある数字は「1」。存在すると思ってみたこともない、これ以上ない数字。初めて行ったライブはもはや太古の1987年。奇しくもこれはヨコタさんが生まれた年であります。あれから足を運んだライブは数えきれない。初めて手にした整理番号1、しかもそれが大好きなヨコタさんの誕生日。動悸、息切れ、めまい。

この日から当日を迎えるまでの3日間、まったく生きた心地がせず、ふとした瞬間にオエエエエエ。ついた溜息は7千億回以上を記録した。大会新。

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前日午前中には仕上げてた誕生日のメッセージ。あとは日付をまたいだ瞬間、リプライするだけ、のはずだった。

この15分前お知らせツイートの記憶がない。高崎に備えて摂取したヤクルト1000のおかげで、あと6時間、あと3時間、あと1時間、あと30分、の記憶を最後に日をまたいだ。気が付いたのは、それから更に30分後。

よりによって直前で寝落ちとか、まったく意味がわからない。こうなると嫌な予感しかしない。なんかやらかしそう。絶対なんかやる。当日の朝は少し早めに出発した。

盆暮れ正月、一気にきた。

強運、それは・・・

青雲のメロディに乗って、謎の強運ソングが頭の中を回る回るメリーゴーランド。冗談抜きにビビりあがってた。開場時間もしくじりそうで、早め早めに動く。しとしと降る雨の中を早歩きしていると、突然ボディバッグのファスナーが壊れた。アホの子みたいにパカーンと口を開けてる。ここ数年いつも一緒にライブについてきてくれた相棒が、一瞬にしてあらぬ姿に、、

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あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・・・!

(③へつづく)

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