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DMCC2021地方編/新潟LOTS

幸いにもDMCC2021地方編は高崎、続く対バン編も各地を巡ることができた。延期に伴う振替公演であることやいろんな状況を考慮しても、直近で観た印象を想定して新潟へ向かったことは、割と自然なことだったと思う。

そういう意味では完全に気が抜けていた。ほんの4日前、Zepp Tokyoで対バンツアーファイナルを堪能したばかりで余韻も冷めやらぬ、というより冷めやる方が無理ってもんです。

行くかどうか迷わなかったといえば嘘になる。行かなかったら一生後悔するところだった。一瞬でも迷った自分が恐ろしい。よりによって一番聴きたい曲をぶち込まれるとは。。。

もうこの曲を聴く機会はないんだろうなあと謎の確信があった。おまけに、どこか気を抜いてた。盛大な不意打ち。なんの心構えもなかったところへ投下された爆弾に、頭と身体が追いつかず取っ散らかって支離滅裂。うれしすぎてちゃんと聴けてない。もう少し冷静になれなかったか自分、、

ついにすべてが整った。
更に投下された新曲は、

この曲と推測する。いやもうとんでもなくかっこいい曲で何と形容したらいいか分からない。こんなにかっこいい曲を作ってくれてありがとう!新曲ありがとう!声を出せないライブハウスで、どうすれば伝えられる?拍手と全身の躍動感?ああもうかっこいいったらなかった。

何様のつもりか予言してたこれを目の当たりにした。ずっと待ってて今回初めて観る人も、対バンや前回のDMCC観た人も全員、置き去りにしない意気込みを感じた。どんな状況であっても最善を尽くす気なんだな。熱い、熱いすぎやしないか。

以前にも引用したしバカのひとつ覚えか?と何度も同じことを繰り返してしまうが、やはり私は、

”聴きたい曲のイントロが始まった瞬間の爆発力は比にならない。電撃が走るような衝撃”

に一番の魅力を感じる。どんなに好きだったとしても、必ずしも受け取れるものではない。新潟に至っては、これに新曲が加わったわけで、語彙力から何からすべてが吹っ飛んだ。

これ以上の上の世界は、私の中の「思うところ」を相殺してくれた。「思うところ」がないわけじゃない。彼らは持ち前の音楽力で、どうこう思う気を失わせた。私にとっては目の前で繰り広げられるライブそのものが、何よりの説得力だった。だからこそ彼らに異常なまでの魅力を感じるんだろう。なんとなく腑に落ちた。

あの日のライブをもう1回最初から観ることはもう叶うことのない願望だが、延期により払い戻したチケット代を元手に、私は新たな宿を予約した。

新潟ではすっかり胃袋も掴まれた。ようやく念願が叶った。こうして増えていくまた帰りたい場所。そんな出会いも、私にとっては大切な経験のひとつ。すべてが自分に還元されるような豊かな気持ちでいっぱいだ。

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週明けの神戸に備え、フィルムカメラを出した。ずっと行きたかった場所。今の私の技術をもって、どこまで切り取れるだろうか。こんな意欲が湧くのも久しぶりかもしれない。

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