バイトまでの道

バイト先は家から徒歩5分のスーパーで、そこに行くまでの道は私が生まれてからずっと通ってきた道だ。学校に行くのも、公園に行くのもその道を通ってきた。友達と笑いながら歩いたり、本と対面しながら歩いたり、泣きながら歩いた道でもある。その道はずっと変わらない。変わらないつまらない景色なのだけど、バイト前、イヤホンで音楽を聴きながらその道を歩いていると、いろんなことを思い出したりする。

私は割と考えすぎる人間で、というのは先を読むとか、そういった頭の良い感じではなく、悩みを考えては考え、一向に解決に向かわない感じの馬鹿な方の考える人間である。私の太った足や尻の肉が、台車を動かすたびに揺れ、重力に負けているのを感じると、世界はなんとなく灰色がかったようになってしまう。悩みはさらに加速する。

悩みといっても、それは本当に漠然としている。私はいつまでこうなんだろうかとか、友達は本当に私のことを好きなんだろうかとか、自分の理想と現実に落ち込んで苦しくなったりとかの、ひとりよがりの悩みだ。この悩む癖を直して、もっと快活に生きたい。

と思って、何年振りかに、友達を遊びに誘ってみた。これも自分を変えるための一環、受け身になるな、私!という自分への喝でした。嫌われるのが怖くて、嫌われるくらいなら始めから行動しなければいい、という精神を変えたいのです。好きな人には自分からアタック!もちろん、友達への話ですよ。好きな人にはまだ、アタックできません。人は階段を登って少しずつ成長します。

あとは、もう少し、自分に自信が持てるよう、積極的に人に話しかけに行きたいです。2024。なぜならINFPの自分の性格を、変えたいからです。別にINFPは悪くないし、気に入ってる響きだけど、人見知りはそろそろ改善していかなければ。バイト先の人に「はい」「そうですね」「ハハハ」以外のパターンで返せるように、会話になるように、頑張ります。もうハタチなのにこんなこといってる(泣き笑い)

話がコロコロと変わってる。バイトに行く道の話をしていた。ええと、相変わらずその道は、二十歳になったいまの私を見守っていて、うんともすんとも言わないけれど、私の不安や憂鬱やはたまたダンスを踊りたいような陽気な気持ちを足の裏から受け止めては、その道にいろんな感情が染み込んでいくような、そんな気がしています。その道が、私に頑張れといわないところが好きで、自分の足で頑張ろうと思います。自分の力で立たねばと思わせるのです。

最近よく聴く曲を置いていきます。
終わりです。

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