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#32 終身雇用でも、プロティアン!

第32号(2021年12月8日)
第31号(2021年12月1日)のWoman Protean副代表の素敵なレディ、運天萌子さんからバトンを受け取った原田廣人です。
初めての投稿なので自己紹介を兼ねて。

■航路(コース)は自分で選ぶ

学生時代、体育会ヨット部でした。全長4.7m、2人乗りの小さな艇で、クルーザーと違って動力源は風のみ。
海上の"見えない"スタートラインを切ると風上マークまで1~2km(風速により距離は変化)の海面のどのルートを走っても構いません。ヨットは、風上に向かって概ね45度の角度で進めるので、斜め左上、斜め右上に向かってジグザクにターンしながら風上マークに近づきます。(この説明でイメージが掴めますか?)

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自分で海面の波の形や色を見て、風の息を感じて、風向きや風力のわずかな変化を細かく読み取って最短時間でマークに到達すれば、トップで回航できます。スタートを失敗した艇が、風上マークで前を走っていたりすることもよくあります。
プロティアンキャリアの話を初めて聴いた時、変幻自在に航路(コース)を選んで進むヨットレースのようだなと思いました。

■人事マンになるために商社に入ったんじゃない!

新卒で入社して辞令を貰った時のショックは、まさにこんな感じでした。営業の最前線で腕を鍛え上げ、30歳になったら起業しようと思っていたからです。
ところが、採用担当になったお蔭で、すぐにコロッと気持ちが変わりました。
何と!その後10年半、ずっと新卒採用担当(しかもメインは女子社員)という人事部内で最長不倒距離記録を樹立! <Protean①>

■憧れのニューヨークへ転勤!

「アメリカ横断ウルトラクイズ」をご存じですか?「ニューヨークへ行きたいかぁ?」の掛け声で一世を風靡したクイズ番組。私もいつもTVに向かって手を挙げていました。

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人事マンは海外転勤のチャンスは極めて少なかったのですが、3年ほど前からのアピールが効きました。<Protean②>

ニューヨーク ブルックリン橋 夕暮れ

ニューヨークではHR Directorという肩書で、日本からの派遣員の人事労務や給与厚生のほかに米国流人事制度企画が主たる業務でした。北中南米の各地に出向/駐在する社員の「働く環境調査」の名目であちこちに出張したり、摩天楼の眠らないスーパーシティの日常は、もう楽しくて、楽しくて!

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21世紀に入って日本でもかなりポピュラーになってきた"Job Hopping"が米国では1980年代に既に当たり前でした。HRの世界で働く人間もHRのプロとして複数の会社を渡り歩きタイトルと報酬を上げていくというスタイルの職業キャリアを目の当たりにしました。プロティアンキャリア(という言葉は知りませんでしたが)に目覚めたのはこの頃でした。

■ついに、念願の社内転職!

40歳で帰国するに際し、自ら上司に強く願い出て、人事部を離れました。(浅川大先輩と真逆です)
メディア事業本部というケーブルテレビ事業、衛星放送、映像・映画などを扱う 社内でも最も歴史の浅い営業部門で、17年の後れをあまり意識せずに済んだのはラッキーでした。 <Protean③>

多チャンネル

府中モニター監視室

ケーブルテレビの"J:COM"の創業まもない頃(現場含めて社員300人程度)から売上高7,000億円、社員17,000人の規模になった現在まで、事業育成・会社経営に携わり、そして何よりも人財育成(J:COMでは昔からこの字を使っていました)に注力し組織活性化を図ってきました。
まさかここで25年も過ごすことになろうとは......ここからが、怒涛の会社生活後半戦。 

文字数がとっくに超過したので......どうしても「続き」をお読みになりたい方だけ、こちらへ↓
https://note.com/hharley1/n/nbb6cb3fe52f1

次週は第33号、可愛らしいハンドメイドグッズ製作もされているパラレルキャリアの笹井美千恵さんへバトンを渡します。
笹井さん、よろしくお願いします。



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